【洋楽ジャズ】一度は聴いたことのあるスタンダードナンバー特集
ジャズのスタンダードナンバーと言われて、皆さんはどのような楽曲を思い浮かべますでしょうか。
実はテレビのCMやデパートの店内BGMなどで一度は耳にしている楽曲の多くが、ジャズのスタンダードナンバーであったりするのですね。
今回はジャズ・ミュージックとして長年愛され続けている「スタンダードナンバー」をテーマとして、映画用に作られてそのままジャズ界のアーティストたちに繰り返しカバーされた名曲から、ジャズ・ミュージシャン自身が作曲したナンバーまでを一挙ご紹介。
戦前の有名曲から戦後のモダン・ジャズ、70年代のフュージョン系の名曲に80年代のポピュラー音楽などにも目を向けた幅広いラインアップでお届けします!
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【洋楽ジャズ】一度は聴いたことのあるスタンダードナンバー特集(21〜30)
Round MidnightThelonious Monk

なんというか『’Round Midnight』というタイトルだけ見ても、実にクールな雰囲気を感じ取れますよね!
もちろん楽曲自体も最高にクールで美しい名曲『’Round Midnight』は、即興による独特のピアノ・スタイルと多くのスタンダードナンバーを生み出した作曲家として著名なジャズ界の巨人、セロニアス・モンクさんが作曲して1944年に発表した楽曲です。
モンクさんの録音としては1947年のものが初とされており、そちらは1951年にリリースされた『Genius of Modern Music: Volume 1』で聴くことができます。
また、あのマイルス・デイヴィスさんが好んでこの楽曲を取り上げていたことでも知られており、1956年にリリースされた名盤『’Round About Midnight』ではオープニング・ナンバーとして収録されていますね。
そんなジャズのスタンダードナンバーとして最も有名な楽曲の1つであるこちらの『’Round Midnight』なのですがいろいろと謎も多く、原曲となったバージョンはモンクさんが19歳の時に作曲したものとも言われており、初めてこの楽曲を録音したのはクーティ・ウィリアムスさんが率いる楽団によるもので、かつスタンダードナンバーとして知られているバージョンはモンクさんによるオリジナルとは違う、というのも興味深いですよね。
Summer TimeBillie Holiday

オペラやミュージカルに映画音楽、管弦楽曲や協奏曲などさまざまなジャンルの楽曲を手掛け、ポピュラー音楽とクラシック音楽の両分野において活躍して「アメリカ音楽を作り上げた作曲家」とも呼ばれているのがジョージ・ガーシュウィンさんです。
彼の生み出した多くの名曲の中でも、今回はジャズに限らずソウルやポップスなどあらゆる音楽ジャンルの中でカバーされ続けている永遠のスタンダードナンバー『Summertime』を紹介しましょう。
こちらは1935年に初演された、キャスト全員が黒人という当時としては画期的なオペラ作品『ポーギーとベス』のためのアリアとして作曲された曲で、劇中ではヒロインが子守唄として歌唱しています。
前述したように膨大な数のカバーが存在している名曲なのですが、世間的にヒットを記録したのは女性ジャズ・シンガーの伝説的な存在であるビリー・ホリデイさんが1936年に歌唱したバージョンが最初であると言われています。
白人アーティストによるカバーとしては、やはり伝説的なロック・シンガーであるジャニス・ジョプリンさんによる歌唱があまりにも有名ですね。
歌詞が重要な楽曲であるにもかかわらず、インストゥルメンタル・バージョンとしても多くのジャズ・ミュージシャンがカバーしていることから分かるように、普遍的なメロディの素晴らしさがミュージシャンたちの、そしてリスナーの心をとらえて離さないということでしょう。
【洋楽ジャズ】一度は聴いたことのあるスタンダードナンバー特集(31〜40)
The Girl from IpanemaStan Getz & Joao Gilberto

ジャズ・ミュージックにボサノバの要素を持ち込んだ、1962年リリースの記念碑的作品『Jazz Samba』をチャーリー・バードさんとともに作り上げ、アメリカにおけるボサノバ・ブームの火付け役となったスタン・ゲッツさん。
1964年にはブラジル出身の著名なボサノバ歌手ジョアン・ジルベルトさんと組んだ『Getz/Gilberto』を発表して大ヒットを飛ばし、グラミー賞を受賞するなど高い評価を得ました。
そんな『Getz/Gilberto』に収録曲であり、ジョアン・ジルベルトさんとアストラッド・ジルベルトさんが歌唱を担当してシングルとしてもヒットした『イパネマの娘』はボサノバのジャンルにおける最も有名なスタンダードナンバーであり、ジャズ・ミュージシャンにも愛されている楽曲です。
ブラジル音楽界の代表的な作曲家であるアントニオ・カルロス・ジョビンさんが1962年に作曲、詩人であり翻訳家や外交官、ジャーナリストなどさまざまな顔を持つヴィニシウス・ヂ・モライスさんがオリジナルのポルトガル語での作詞を手掛けた楽曲で、前述したゲッツさんとジルベルトさんによる『イパネマの娘』は世界的に見て最も有名なバージョンと言われているのですね。
その後も多くのジャズ系のアーティストが好んで取り上げていますから、それぞれチェックしてみることをオススメします!
おわりに
ジャズのスタンダードナンバーというテーマで集められた、今回の記事で紹介している名曲を聴いていると、どの曲もジャズという枠内をこえて「誰もが一度は耳にしたことのあるBGM」であることが分かるのではないでしょうか。
今後もこの記事では多くの人に愛され続けるスタンダードナンバーを紹介していきますから、楽しみにしていてくださいね!


