1980年代のアメリカでは、ヘビーメタルにグラマラスな要素を加えた独特のサウンドと、華やかなルックスを兼ね備えたバンドが多く登場して、そういったバンドたちはグラムメタルやヘアメタルなどと呼ばれました。
日本ではそれらのバンドの中でも特にロサンゼルス出身のバンドたちに対する独自の呼称として「LAメタル」と呼び、日本のメタルシーンにも大きな影響を与えたのですね。
パワフルなギターリフ、叙情的なメロディライン、そしてハイトーンボーカルが織りなす音の世界は、今なお多くのリスナーを魅了し続けています。
今回は、そんなLAメタルの歴史と魅力を知るのにぴったりな名曲をご紹介します。
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Somebody Save MeCinderella

日常のしがらみから抜け出し、自由を求める心の叫びが描かれた、アメリカのバンド、シンデレラの名曲です。
トム・ケイファーさんのしゃがれたボーカルと、ブルージーなギターリフが絡み合う疾走感あふれるサウンドが、たまらなくクールですよね。
歌詞の主人公は、誰かに救いを求めながらも、今夜を思い切り楽しもうと夜の街へ飛び出していきます。
この楽曲を収録したアルバム『Night Songs』は1986年に発売され、全米で300万枚以上のセールスを記録。
本作は翌1987年4月にシングルとして世に出て、MTVでも頻繁に流れました。
何かから解放されたい時、このストレートなロックンロールに身を委ねてみてはいかがでしょうか?
Cum On Feel The NoizeQuiet Riot

80年代LAメタルの熱狂を象徴する、底抜けに明るいパーティーアンセムです!
アメリカのバンド、クワイエット・ライオットによる本作は、聴いているだけでライブ会場の興奮が伝わってくるかのよう。
70年代のスレイドがリリースした楽曲のカバーで、歌詞には日頃の不満なんて吹き飛ばして、みんなで一緒に騒ごうぜというシンプルで力強いメッセージが込められています。
1983年に発売され、ヘヴィメタルとして史上初めて全米チャート1位を獲得した名盤『Metal Health』に収録。
この曲の大ヒットで彼らは一躍スターダムへと駆け上がりました。
映画『フットルース』でも使用されたこの曲を聴けば、ドライブや気分を盛り上げたい時の最高の相棒になってくれるはずですよ!
Nothin’ But A Good TimePoison

LAメタルの代表的なバンドの一つ、ポイズンによる最高のパーティ・ロック・アンセムです。
「今夜は思いっきり楽しむぞ」と退屈な日常からの解放を高らかに歌い上げる歌詞に、思わず拳を突き上げたくなる方も多いのではないでしょうか?
この楽曲は1988年4月当時リリースの大ヒットアルバム『Open Up and Say… Ahh!』に収録され、映画『Mr. & Mrs. Smith』でも印象的に使われました。
ストレスを吹き飛ばしたい時や週末の始まりに聴けば、気分が上がること間違いなし!
まさにLAメタルを象徴する一曲です。
In My DreamsDokken

夢の中でしか会えない恋人への募る想いを描いた、アメリカのバンド、ドッケンの代表曲。
ドン・ドッケンさんの哀愁漂うハイトーンボイスだけでなく、ジョージ・リンチさんの攻撃的で華麗なギターソロも本作の大きな魅力です。
この切ないメロディと激しいギターサウンドの対比が、楽曲の持つドラマティックな世界観を一層引き立てていますよね。
本作を収録したアルバム『Under Lock and Key』は1987年4月にプラチナ認定を獲得しました。
美しい物語を思い浮かべながら、ハードロックの持つ叙情的な魅力にじっくりと浸ってみてはいかがでしょうか?
Dr. FeelgoodMötley Crüe

80年代のLAメタルシーンを象徴するバンド、モトリー・クルー。
彼らが1989年に発売した名盤『Dr. Feelgood』のタイトルチューンは、バンド初の全米アルバムチャート1位の原動力となった代表曲です。
メンバーがドラッグとアルコールを断って制作したことでも知られるこの楽曲には、「ドクター」と呼ばれる存在がもたらす快楽と破滅的な依存の物語が描かれています。
ファンキーなリズムと重厚なギターリフが織りなすサウンドに乗せて、主人公が危険な世界にのめり込んでいく様子が目に浮かぶよう!
LAメタルの持つパワフルさとグルーヴ感を体感しながら、80年代ロックの熱気に浸ってみてはいかがでしょうか?
To Hell With The DevilStryper

黄色と黒の鮮烈なビジュアルが印象的なアメリカのバンド、ストライパー。
彼らの信念を体現するこの曲は、あらゆる誘惑を退け、正しい道を進むという力強いメッセージが込められています。
歌詞の世界観だけでなく、マイケル・スウィートの突き抜けるようなハイトーンボーカルと、重厚なギターサウンドが織りなすドラマティックな展開も魅力的!
1986年10月にリリースされた名盤『To Hell with the Devil』の表題作で、アルバムは1988年1月にクリスチャン・メタルとして初のプラチナ認定を受ける快挙を成し遂げました。
何かを成し遂げたい時や、自分を奮い立たせたい時に聴くと、大きな勇気をもらえるのではないでしょうか?
Rock MeGreat White

ブルースを基盤にしたハードロックでLAメタルシーンを駆け抜けた、アメリカのバンド、グレイト・ホワイト。
彼らの代表作は、1987年6月にアルバム『Once Bitten』からシングルカットされた楽曲です。
骨太なギターリフとジャック・ラッセルの情熱的なハイトーンボーカルが絡み合うサウンドが魅力的で、心を丸ごと委ねたいと願うような、抗えない衝動とひたむきな想いが伝わってきます。
ビルボードHot 100で最高60位を記録した本作は、LAメタルの華やかさとブルースの哀愁を兼ね備えており、ドライブや気分を上げたい時にピッタリ!
熱いロックサウンドに身を委ねれば、爽快感に包まれること間違いなし!