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【初心者向け】LAメタルの名曲。定番の人気曲まとめ

1980年代のアメリカでは、ヘビーメタルにグラマラスな要素を加えた独特のサウンドと、華やかなルックスを兼ね備えたバンドが多く登場して、そういったバンドたちはグラムメタルやヘアメタルなどと呼ばれました。

日本ではそれらのバンドの中でも特にロサンゼルス出身のバンドたちに対する独自の呼称として「LAメタル」と呼び、日本のメタルシーンにも大きな影響を与えたのですね。

パワフルなギターリフ、叙情的なメロディライン、そしてハイトーンボーカルが織りなす音の世界は、今なお多くのリスナーを魅了し続けています。

今回は、そんなLAメタルの歴史と魅力を知るのにぴったりな名曲をご紹介します。

【初心者向け】LAメタルの名曲。定番の人気曲まとめ(1〜10)

I Wanna Be SomebodyW.A.S.P.

W.A.S.P. I Wanna Be Somebody 1984 Official Music Video
I Wanna Be SomebodyW.A.S.P.

アメリカ・ロサンゼルス出身で、過激なステージングでも知られるヘヴィメタル・バンド、ワスプ。

彼らの名を世界に知らしめたデビュー曲は「何者かになりたい」という普遍的な渇望を歌ったロックナンバーです。

本作を収録した1984年発表のデビューアルバム『W.A.S.P.』は、RIAAゴールド認定を獲得した名盤としても知られています。

パワフルなギターとキャッチーなメロディは、聴く者の心を奮い立たせるのではないでしょうか?

現状を打破したい、大きな夢を掴みたいと感じた時に聴けば、きっと勇気がもらえますよ。

VH1の「100 Greatest Hard Rock Songs」第84位に選ばれたという事実も、その魅力を物語っています。

Never Gonna DieRough Cutt

ジェイク・E・リーさんやクロード・シェネルさんなど、オジー・オズボーンさんやディオなどで活躍した名手を輩出した、アメリカの実力派バンドがラフ・カットです。

デビューアルバム『Rough Cutt』に収められた本作は、困難に屈しない不屈の精神を歌い上げた、パワフルなロックナンバー。

トム・アロムがプロデュースした重厚なギターサウンドと、ポール・ショーティノさんのソウルフルなハイトーンボーカルが絡み合い、聴く者の心を熱くします。

元はクワイヤーボーイズのカバー曲ながら、1985年8月に日本のフェスで披露され映像化されるなど、バンドを象徴する一曲となりました。

何かに立ち向かう勇気がほしい時や、気分を盛り上げたい時に聴けば、明日への活力が湧いてくるでしょう。

Cum On Feel The NoizeQuiet Riot

Quiet Riot – Cum On Feel The Noize (Official Video)
Cum On Feel The NoizeQuiet Riot

80年代LAメタルの熱狂を象徴する、底抜けに明るいパーティーアンセムです!

アメリカのバンド、クワイエット・ライオットによる本作は、聴いているだけでライブ会場の興奮が伝わってくるかのよう。

70年代のスレイドがリリースした楽曲のカバーで、歌詞には日頃の不満なんて吹き飛ばして、みんなで一緒に騒ごうぜというシンプルで力強いメッセージが込められています。

1983年に発売され、ヘヴィメタルとして史上初めて全米チャート1位を獲得した名盤『Metal Health』に収録。

この曲の大ヒットで彼らは一躍スターダムへと駆け上がりました。

映画『フットルース』でも使用されたこの曲を聴けば、ドライブや気分を盛り上げたい時の最高の相棒になってくれるはずですよ!

【初心者向け】LAメタルの名曲。定番の人気曲まとめ(11〜20)

Cherry PieWarrant

アメリカのグラムメタルシーンを代表するバンド、ウォレントが生んだ名曲。

ボーカルのジャニス・レインさんが、レコード会社の社長からの要請でわずか15分で書き上げたという逸話を持つ、アルバム『Cherry Pie』のタイトルナンバーです。

愛する人を甘くて魅力的なパイに例えた歌詞は、ストレートで情熱的!

本作は、気分が上がるキャッチーなギターリフと、思わず口ずさんでしまうポップなサビが一体となり、LAメタルのきらびやかな世界観を存分に味わえます。

1990年9月発売の同名アルバムからの先行シングルで、ビルボードHot 100で10位に入る大ヒットを記録しました。

ドライブやパーティーなど、気分を最高に盛り上げたい時に聴いてみてくださいね!

Give ‘Em the AxeLizzy Borden

Lizzy Borden – Give ‘Em the Axe (OFFICIAL VIDEO)
Give 'Em the AxeLizzy Borden

脳天を叩き割るような衝撃的なイントロで幕を開ける、アメリカのバンド、リジー・ボーデン。

1984年5月に世に出たデビューEPの表題曲で、バンドの代名詞的な一曲です!

斧を振り下ろすかのような鋭利なツインギターと、全てを切り裂くハイトーンボーカルが強烈!

社会の理不尽へ怒りの鉄槌を下すような攻撃的な世界観は、一度聴けばとりこになること間違いなし!

本作は、後の名盤『Visual Lies』などを生み出すバンドの出発点となりました。

日々の鬱憤を吹き飛ばしたい時に聴けば、爽快感に包まれるはずです。

理不尽と戦うエネルギーが欲しい方に、ぜひ聴いてみてほしいですね。

Poison IvyFaster Pussycat

Faster Pussycat – Poison Ivy (Official Video)
Poison IvyFaster Pussycat

ブルージーで少しダーティなサウンドが魅力の、アメリカ・ロサンゼルス出身のグラムメタルバンド、ファスター・プッシーキャット。

危険な植物をタイトルに冠した本作は、触れると抜け出せなくなるような危うい恋愛の駆け引きを描いた、中毒性の高いロックナンバーです。

Aerosmithを彷彿とさせるグルーヴィーなギターリフと、ボーカルの色気ある歌声のとりこになる人続出の楽曲です!

この楽曲は、1989年8月に発売されゴールド認定を獲得した名盤『Wake Me When It’s Over』に収録。

ミュージックビデオがMTVで人気を博し、バンドの知名度を大きく引き上げました。

華やかさだけでなく、アダルトで気だるいロックを聴きたい夜にピッタリといえるでしょう。

Never EnoughL.A. Guns

L.A. Guns – Never Enough (Official Music Video)
Never EnoughL.A. Guns

アメリカのL.A.ガンズは、ダーティでスリージーな魅力全開のバンドなのに歌詞はかなり強烈、このギャップのとりこになる人続出の中毒性の高い一曲です!

パワフルなギターリフとキャッチーなメロディに乗せて歌われるのは、決して満たされることのない人間の渇望。

このどこか退廃的で貪欲なメッセージが、本作の大きな魅力になっています。

1989年当時、本作を収録したセカンド・アルバム『Cocked & Loaded』は全米チャートで38位を記録し、プラチナディスクに認定されました。

LAメタルの持つワイルドでギラついた世界観を体感したい時に、まず聴いてみてはいかがでしょうか?