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【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシック曲を厳選

素直な子供らしさと大人への憧れからくるちょっとおませな感覚をあわせ持つ、小学校中学年の子供たち。

ピアノ発表会の曲にもこだわりが出てきて、「なかなか納得してくれる曲が見つからない!」とお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本記事では、特に小学校中学年くらいのお子さんが発表会で演奏するのにピッタリのクラシック作品をピックアップしました。

中学年と一口に言っても、ピアノ歴や演奏レベル、曲の好みはそれぞれ異なります。

楽しげな曲やしっとりした曲、テクニック的に難易度の高い曲など、さまざまな側面から3、4年生の子供たちに気に入ってもらえそうな作品を集めましたので、ぜひ選曲の参考にしてください。

もくじ

【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシック曲を厳選(21〜40)

「子どものためのアルバム」より「タランテラ」William Gillock

2022ピティナコンペ全国大会 B級 47番 金賞 國安 桔平
「子どものためのアルバム」より「タランテラ」William Gillock

ウィリアム・ギロックの『タランテラ』は、軽快なリズムと印象的なメロディで、多くのピアノ学習者から愛されている作品です。

リズムを正確にキープすることや、音の粒をそろえて弾くことが求められますが、曲の難易度としてはそれほど高くないため、ピアノ初心者のお子さんでもチャレンジしやすいでしょう。

8分の6拍子のユニークなリズムが特徴のこの作品では、裏拍を意識して流れが止まらないようにするのも大切。

音が転ぶことなく弾けるよう、指使いにも注目して練習してみてくださいね。

スクランブル交差点橋本晃一

都会の喧騒をダイナミックに表現した楽曲で、リズミカルで躍動感があふれるメロディが印象的な1曲です。

8分の6拍子や変拍子を取り入れた構成で、交差点を行き交う人々の様子が音楽で巧みに描写されています。

アルバム『やっぱりピアノがすき!

<下巻>』に収録された本作は、渋谷のスクランブル交差点をイメージして作られており、メロディと伴奏のバランスが絶妙です。

テンポのある楽曲ながら、表情が豊かな演奏が可能で、発表会での演奏にぴったり。

クラシックとポップスの要素を融合させた現代的な雰囲気が、舞台で映える作品に仕上がっています。

かっこよい曲を探している男の子の発表会用レパートリーとしてもおすすめです。

ワルツ・エチュードWilliam Gillock

ワルツエチュード/ギロック/ピティナ課題曲2021/Valse Etude/Gillock
ワルツ・エチュードWilliam Gillock

ウィリアム・ギロック作の『ワルツ・エチュード』は、子供たちの心をつかむ明るくかわいらしい曲調で大人気の1曲!

この曲の魅力は、品のあるメロディと、演奏者が表現力を豊かに発揮しやすい点にあります。

そして、この曲の魅力を支える左手の刻みも、忘れてはいけません。

ワルツのリズムに慣れていないお子さんにとっては、3拍子の作品を弾きこなすためのよい練習になるでしょう。

親しみやすい曲調ながらも、演奏ではしっかりとしたテクニックが要求されますので、基礎的な練習を怠らず、丁寧に仕上げていきましょう。

ワルツ 第4番 ヘ長調 Op.34-3「猫のワルツ」Frederic Chopin

第40回入賞者記念コンサートB級【金賞】 山下 優里奈/ショパン:ワルツ第4番 ヘ長調 Op.34-3
ワルツ 第4番 ヘ長調 Op.34-3「猫のワルツ」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンが1838年に作曲した『ワルツ 第4番 ヘ長調 Op.34-3』は、『猫のワルツ』としても知られる愛らしいメロディが印象的な1曲。

この曲の魅力は、猫のように軽やかでちょっぴりおませな雰囲気を持ちながらも、クラシック音楽の洗練された美しさが感じられるところ。

ピアノの音が響き渡る音楽ホールなどで演奏すれば、ショパンが紡ぐ旋律とハーモニーの美しさがより一層引き立つはずです。

右手のきらめくようなパッセージや左手の軽快な伴奏を、部分的に取り出しながら丁寧に練習し、観客を引き込む演奏に仕上げましょう!

勇敢な兵士Cornelius Gurlitt

勇敢な兵士/グルリット Wilder Soldat/C.Gurlitt【ピアノ発表会おすすめ】
勇敢な兵士Cornelius Gurlitt

少年の心をくすぐる行進曲風の力強いリズムは、聴いていると元気がいっぱいになれる作品です。

アルバム『こどものためのアルバム』に収録された本作は、明快なメロディーと一定のリズムを刻む左手の伴奏が特徴的で、聴く人の心をつかんで離しません。

舞台映えする響きとどもに、演奏する楽しさも十分に味わえます。

右手のメロディーがドラマチックに展開し、左手のリズムがしっかりと支える構成は、練習にも最適な1曲。

かっこよさと楽しさを兼ね備えた本作は、ピアノを学ぶ男の子たちにぴったりの作品といえるでしょう。