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【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシック曲を厳選

素直な子供らしさと大人への憧れからくるちょっとおませな感覚をあわせ持つ、小学校中学年の子供たち。

ピアノ発表会の曲にもこだわりが出てきて、「なかなか納得してくれる曲が見つからない!」とお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本記事では、特に小学校中学年くらいのお子さんが発表会で演奏するのにピッタリのクラシック作品をピックアップしました。

中学年と一口に言っても、ピアノ歴や演奏レベル、曲の好みはそれぞれ異なります。

楽しげな曲やしっとりした曲、テクニック的に難易度の高い曲など、さまざまな側面から3、4年生の子供たちに気に入ってもらえそうな作品を集めましたので、ぜひ選曲の参考にしてください。

もくじ

【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシック曲を厳選(1〜20)

ファイナルファンタジーⅦ ピアノコレクション「片翼の天使」植松伸夫

親しみやすい中にも荘厳さを秘めた傑作ラストバトルテーマのピアノアレンジが、圧巻のクオリティで蘇ります。

ゲームのCG制作技術で制作された映像作品『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』のセフィロス戦でも使用された本作は、クラシックとロックを融合させた斬新な曲調で、合唱とオーケストラの壮大なサウンドをピアノ一台で表現することに成功。

1997年に世に出た原曲の雰囲気を損なうこともなく、むしろピアノならではの繊細さと力強さを加えた素晴らしいアレンジとなっています。

演奏は決して容易ではありませんが、ダイナミックな表現力と華麗なテクニックを存分に披露できる楽曲です。

発表会でかっこよく弾きたい男の子はもちろん、技術を活かした見せ場を作りたい上手な演奏者にぴったりの一曲といえます。

子供のための6つの小品(クリスマス小品集)作品72 第2曲 変ホ長調 アンダンテ・ソステヌート MWV U 170Felix Mendelssohn

1842年のクリスマスに子供たちへの贈り物として作曲されたメンデルスゾーンのピアノ小品は、穏やかで優しい雰囲気に包まれています。

変ホ長調で書かれた本作は、繊細なタッチと洗練された和声進行が特徴的で、42小節という短い曲ながらも深い音楽性を感じさせます。

ゆったりとした「アンダンテ・ソステヌート」のテンポで、温かな表情を奏でるメロディーは、心を落ち着かせてくれる魅力があります。

6つの小品からなるこの曲集の中でも、とりわけ親しみやすい一曲で、ピアノ学習を始めたばかりの方や、ロマン派音楽に興味のある方にぴったりの作品といえるでしょう。

「子どものためのアルバム」より「雨の日のふんすい」William Gillock

ギロック:雨の日の噴水 ピアニスト 近藤由貴/Gillock: Fountain in the Rain (Piano), Yuki Kondo
「子どものためのアルバム」より「雨の日のふんすい」William Gillock

子供向けのピアノ作品を数多く手掛けた、ウィリアム・ギロックのピアノ曲集『こどものためのアルバム』に収録されている『雨の日のふんすい』。

聴く者に優雅な噴水のあるキラキラした風景を思い起こさせる美しい作品です。

ギロックの特徴である明るく楽しいメロディは、子供がピアノを演奏する楽しさを一層引き立てるはず。

テンポを大胆に変化させる部分が何度も出てくるため、強弱だけでなく緩急にも意識を向け、表情豊かに演奏しましょう。

ウィンナー・マーチCarl Czerny

「ウィンナーマーチ」ツェルニー【ピアノ発表会映えする曲】Wiener Marsch / Carl Czerny / ピアノ / Piano / CANACANA
ウィンナー・マーチCarl Czerny

明快なリズムと軽快なメロディーが魅力のオーストリアのピアノ行進曲です。

ウィーンの優雅さと洗練された雰囲気を感じさせる本作は、ピアノの発表会やコンサートでも人気の高い曲となっています。

19世紀前半に作曲された作品ながら、現代でも多くのピアニストや音楽愛好家に親しまれ続けているのは、聴衆を魅了する華やかな表現力があるからでしょう。

かっこよく舞台映えする楽曲を探している男の子におすすめです。

技術的な練習にもなりつつ、音楽的な表現力も磨ける本作は、ピアノを学ぶ皆さんの実力をぐっと引き上げてくれることでしょう。

フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)Wolfgang Amadeus Mozart

きらきら星変奏曲/モーツァルト/Variations on “Ah, vous dirai-je, Maman” K.265/Mozart/Piano/ピアノ/CANACANA
フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)Wolfgang Amadeus Mozart

フランスの古い民謡をもとに、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが繊細な手腕で紡いだ『フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 K.265』。

『きらきら星』としておなじみのメロディが印象的なテーマと、そのモチーフを使った12の変奏で構成されています。

今やピアノ発表会の定番曲となっている作品ですが、曲が進むにつねれ難易度が高くなっていくため、全曲通して弾くためには相当なテクニックが必要!

シンプルな変奏だけでなく、後半の複雑な変奏も難なく弾きこなせるようになった頃には、かなりの実力が身についていることでしょう。