【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選
素直なこどもらしさと大人への憧れからくるちょっとおませな感覚をあわせ持つ、小学校と中学年のこどもたち。
ピアノ発表会の曲にもこだわりが出てきて、「なかなか納得してくれる曲が見つからない!」とお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、特に小学校、中学年くらいのお子さんが発表会で演奏するのにピッタリのクラシック作品をピックアップしました。
小学生や中学年と一口に言っても、ピアノ歴や演奏のレベル、曲の好みは各々異なります。
楽しげな曲やしっとりした曲、技術的に難易度の高い曲など、さまざまな側面からこどもたちに気に入ってもらえそうな作品を集めましたので、ぜひ選曲の参考にしてください。
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【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選(11〜20)
幻の騎士William Gillock

神秘的で静かな力強さを秘めたメロディが印象的な、ウィリアム・ギロックさんの作品です。
幻のなかにたたずむ騎士の姿をほうふつとさせる雰囲気で、多くの小学生や中学生のこどもたちの心をつかんでいます。
低音の響きが重厚感を演出し、高音では淡く幻想的な旋律が浮かび上がる構成は、聴く人を物語の世界へと誘うかのよう。
ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲にもたびたび採用されている、表現力が豊かなお子さんにピッタリの作品です。
「ここはどんな場面が思い浮かぶ?」などと具体的なイメージを膨らませながら練習するのもオススメですよ!
「音の星座」より「星の噴水」湯山昭

日本人作曲家、湯山昭さんのピアノ曲集『音の星座』のなかの1曲である『星の噴水』は、夢見る心をくすぐるメロディで子供たちを魅了する美しい作品です。
憧れと遊び心が同居するこの作品は、まさに小学生や中学生のこどもたちがピアノに求める「ちょっと大人びた世界」を表現しています。
独特のリズムとクリアな旋律が重なり合うなかで、演奏者は自らの感性を存分に発揮できるでしょう。
星がきらめくような音楽が、発表会のステージをより華やかに演出してくれることでしょう。
トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

遠い国の兵隊さんが行進してくる様子が目に浮かぶ、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの有名な作品です。
この楽曲は劇付随音楽『Die Ruinen von Athen』の一部として1812年2月に公開され、発表会の定番としても知られています。
だんだん音が大きくなって盛り上がり、また静かに遠ざかっていく構成は、少々大人びた雰囲気に憧れる小学生、中学生のお子さんにぴったり!
世界中のテレビ番組でも使われるほど親しまれています。
左手は行進の足取りのように歯切れがよく、右手は音が転ばないように正確に弾いて、聴いている人も心躍るようなりりしい演奏を表現できるといいですね。
ファンタジア ト短調 TWV 33-8Georg Philipp Telemann

バロック音楽の大家、ゲオルグ・フィリップ・テレマンが生んだ『ファンタジア ト短調 TWV 33-8』は、きらびやかな宮廷の中で、さまざまな国の多彩な音楽を吸収したテレマンの経験が凝縮された作品です。
生き生きとした旋律と、自由な即興性からは、テレマンが音楽を心から楽しんでいたことがうかがえます。
バロック音楽未経験の子供にとって、複数の声部が重なって構成されたポリフォニー音楽は弾きにくいと感じるかもしれませんが、この作品なら比較的挑戦しやすいはず!
落ち着いた雰囲気の作品が好きな小学生や中学生のお子さんにピッタリの1曲です。
チューリップのラインダンス平吉毅州

まるで色とりどりのチューリップが一斉にステップを踏んでいるような、心がはずむメロディに心をつかまれる平吉毅州さんの作品です。
こどものためのピアノ曲集『虹のリズム』に収録されています。
演奏時間は1分30秒ほどと短いながら、長7度の和音や左手の技巧など、小学生や中学生にとって練習しがいのある要素が詰まっています。
まずはゆっくりとしたテンポで確実にリズム感をつかむことからはじめましょう。
軽快な演奏で聴衆を魅了できるよう、コツコツ練習を積み重ねて発表会で披露しましょう!
タランテラ Op.77-6Moritz Moszkowski

モーリッツ・モシュコフスキの『タランテラ Op.77-6』は、元気がいっぱいの子供たちにピッタリの曲です。
テクニックを要するパッセージがありながらも、一度感覚をつかんでしまえば弾きこなしやすいため、苦労しながらも喜びを感じられ、発表会後には大きな達成感に包まれるでしょう。
この曲の躍動感とリズミカルな魅力は、小学生や中学生のこどもたちがピアノの楽しさを実感する瞬間をもたらしてくれます。
丁寧に練習しつつも、本番はあまり音ミスを気にせず、踊り狂う様子をイメージしながら思いきって弾きましょう!
【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選(21〜30)
かいぞくRoger Grove

海賊の冒険をテーマにしたアップテンポな本曲は、力強さと躍動感があふれるピアノソロ曲です。
船出の様子や大海原での嵐、宝物発見のワクワク感など、ストーリー性豊かな展開が魅力的で、一度聴いたら誰もが引き込まれてしまいます。
原曲にもピアノがありますが、ソロ版では新たな装飾やアレンジが加えられ、3ページ構成で物語を音で表現しています。
2023年11月に発売された本作は、冒険心をくすぐる楽しい楽曲に仕上がっており、演奏する喜びと聴く楽しさを両立。
ピアノ発表会でも大活躍することが間違いなしの1曲で、男の子のかっこいい演奏曲として人気を集めています。