【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシック曲を厳選
素直な子供らしさと大人への憧れからくるちょっとおませな感覚をあわせ持つ、小学校中学年の子供たち。
ピアノ発表会の曲にもこだわりが出てきて、「なかなか納得してくれる曲が見つからない!」とお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、特に小学校中学年くらいのお子さんが発表会で演奏するのにピッタリのクラシック作品をピックアップしました。
中学年と一口に言っても、ピアノ歴や演奏レベル、曲の好みはそれぞれ異なります。
楽しげな曲やしっとりした曲、テクニック的に難易度の高い曲など、さまざまな側面から3、4年生の子供たちに気に入ってもらえそうな作品を集めましたので、ぜひ選曲の参考にしてください。
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もくじ
- 【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシック曲を厳選
- ソナチネ Op.55-1 第1楽章Friedrich Kuhlau
- 25の練習曲 Op.100 第20曲「タランテラ」Johann Burgmüller
- エオリアンハープWilliam Gillock
- 幻の騎士William Gillock
- 子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇ましい騎手」Robert Schumann
- 「音の星座」より「星の噴水」湯山昭
- 真夜中の火祭り平吉毅州
- チューリップのラインダンス平吉毅州
- タランテラ Op.77-6Moritz Moszkowski
- ボーイズ・メリーゴーランドNiels Wilhelm Gade
- ファイナルファンタジーⅦ ピアノコレクション「片翼の天使」植松伸夫
- 子供のための6つの小品(クリスマス小品集)作品72 第2曲 変ホ長調 アンダンテ・ソステヌート MWV U 170Felix Mendelssohn
- 「子どものためのアルバム」より「雨の日のふんすい」William Gillock
- ウィンナー・マーチCarl Czerny
- フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)Wolfgang Amadeus Mozart
- ファンタジア ト短調 TWV 33-8Georg Philipp Telemann
- カーニバルの舞踏会William Gillock
- スピード自動車中田喜直
- ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin
- かいぞくRoger Grove
- 「子どものためのアルバム」より「タランテラ」William Gillock
- スクランブル交差点橋本晃一
- ワルツ・エチュードWilliam Gillock
- ワルツ 第4番 ヘ長調 Op.34-3「猫のワルツ」Frederic Chopin
- 勇敢な兵士Cornelius Gurlitt
- インディアンの踊りWilliam Gillock
- ミステリーを追え樹原涼子
- 豚飼いの踊りBartók Béla
- マズルカ 第5番 変ロ長調 Op.7-1Frederic Chopin
- ソナチネ ヘ長調 第1楽章Anton Diabelli
- ウクライナ民謡による7つの陽気な変奏曲Dmitri Kabalevsky
- 「四季」-12の性格的描写 Op.37bis より「2月 謝肉祭」Pyotr Tchaikovsky
- いいことがありそう!湯山昭
- 「お菓子の世界」より「バウムクーヘン」湯山昭
- ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K. 332(K6. 300k) 第1番Wolfgang Amadeus Mozart
- エチュード「30の子供の小品 Op.27」第3番Dmitri Kabalevsky
- ナンネルの音楽帳よりメヌエット ヘ長調 K. 5Wolfgang Amadeus Mozart
- ソナチネ イ短調 Op.27-18Dmitri Kabalevsky
- エチュード・アレグロ中田喜直
- 子供の領分 第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」Claude Debussy
- ソナチネ 第3楽章William Gillock
- お菓子の世界 第14曲 「鬼あられ」湯山昭
- ピアノソナタ第8番「悲愴」第二楽章Ludwig van Beethoven
- 夏の夜のハバネラ平吉毅州
- ババヤガ Op.39-20Pyotr Tchaikovsky
- 華やかなワルツGlenda Austin
- ソナチネ Op.36-1 より3楽章Muzio Clementi
- 勇敢な騎手 「子供のためのアルバム」よりRobert Schumann
- 仮面舞踏会「ワルツ」Aram Khachaturian
- 子供のアルバム 第1集 「少年時代の画集」 第5曲 エチュードAram Khachaturian
- 「虹のリズム」より 真夜中の火祭平吉毅州
- シンフォニア No.1ハ長調J.S.Bach
- 「こどものピアノ曲」より 土人のおどり中田喜直
- ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第15番 「バラード」Johann Burgmüller
- 子供のアルバム 第1集 「少年時代の画集」:第7曲 木馬(騎兵隊)Aram Khachaturian
- クシコスポストHermann Necke
- ソナチネ 第1番 第1楽章 Op.20-1Friedrich Kuhlau
- ソナチネ 第7番 第1楽章Muzio Clementi
- ジプシーダンス (ジプシーの踊り)Heinrich Lichner
- インヴェンション8番 BWV779J.S.Bach
- こどものための連弾曲集「エチュード・アレグロ」中田喜直
- ソナチネ 第12番 第1楽章Muzio Clementi
- 風の即興曲中田喜直
- ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第20番「タランテラ」Johann Burgmüller
- おどりとうたと中田喜直
- トルコ風ロンドJohann Burgmüller
- ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第11番せきれいJohann Burgmüller
- ラッパ手のセレナードFritz Spindler
- ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi
- ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第2番「狩り」Johann Burgmüller
【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシック曲を厳選(21〜40)
エチュード「30の子供の小品 Op.27」第3番Dmitri Kabalevsky

シンプルながらも魅惑的な旋律とダイナミックなリズムが織り成す小品は、1937年から1938年にかけて子供たちのために作曲された名曲『30の子供の小品 Op.27』の一曲です。
エネルギッシュな右手のメロディと力強い左手の和音が織り成す響きは、まるで心躍るようなダンスを思わせます。
本作は技巧的なエッセンスも含みながら、表情に豊かな響きを持つピアノ小品です。
保守的でありながらも革新的な和音の進行は、短い演奏時間の中で聴く人の心を鷲掴みにします。
発表会やコンクールでの演奏に最適な一曲で、ロシア民謡の要素を取り入れた親しみやすい旋律は、聴衆の心に深く響くことでしょう。
ナンネルの音楽帳よりメヌエット ヘ長調 K. 5Wolfgang Amadeus Mozart

6歳のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが、姉マリア・アンナ・モーツァルトのために書き記した優雅なメヌエット作品です。
三拍子の舞曲で、トリプレットやアルベルティ・バスの伴奏形を用いながらも、演奏時間はわずか1分程度と短く、明るく親しみやすい雰囲気を持った作品に仕上がっています。
1762年7月に作曲されたこの作品は、シンプルながらも洗練された構成を持ち、旋律の美しさが際立っています。
ゆったりとしたテンポと明快なメロディーラインで、ピアノ演奏を始めたばかりの方でも安心して取り組める作品といえるでしょう。
音楽表現の基礎を学びながら、本作を通してクラシック音楽の素晴らしさを体感できるはずです。
ソナチネ イ短調 Op.27-18Dmitri Kabalevsky

力強い主題から抒情的な中間部まで、約1分という短い時間の中に、音楽の醍醐味が凝縮された小品です。
ドミトリ・カバレフスキーが1938年に作曲した本作は、重厚なイ短調の響きから始まり、情感が豊かな旋律が次々と展開されていきます。
明快なリズムと調性感が特徴的で、決して派手な技巧を必要としない作りながら、聴く人の心を強く揺さぶります。
演奏する上でのポイントは、冒頭のリズミカルな主題をしっかりと打ち出すこと。
中間部では、より柔らかな表現力が求められます。
音楽を通じて物語を語るような表現力を磨きたい方や、短い曲でインパクトのある演奏をしたい方にぴったりの1曲です。
エチュード・アレグロ中田喜直

中田喜直さんが子供向けに作曲した作品の一つである『エチュード・アレグロ』は、中田喜直さんの独創性と技術的要素が詰め込まれた元気で明るい1曲。
特に、曲中のグリッサンドは、子供たちの演奏意欲をかき立ててくれるに違いありません。
歌心を感じさせる中間部から、再度弾けるような主題に戻る流れからは、計算しつくされたストーリー性を感じます。
音色や強弱の変化、曲調の変化など、ピアノを学習するうえで身につけておきたいさまざまな要素が盛り込まれている曲ですので、ぜひ発表会で挑戦してみてくださいね。
子供の領分 第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」Claude Debussy

フランスを代表する印象派の作品が『子供の領分』というピアノ組曲に収録されています。
クロード・ドビュッシーの愛娘に捧げられた本作は、1908年12月にパリで初演された2分程度の短い作品です。
古典的な練習曲のスタイルを風刺的に模倣しながら、軽快で遊び心がたっぷりの曲調が魅力的です。
機械的な練習曲にありがちな退屈さを感じさせない、洗練された和声感覚とユーモアに溢れています。
朝早く演奏するのがおすすめと言われる本作は、清新な雰囲気と音楽的な表現力を兼ね備えており、演奏会のレパートリーとしても非常に人気があります。
短時間で聴衆を魅了できる小品をお探しの演奏家の方に、ぜひお勧めしたい一曲です。