【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選
素直なこどもらしさと大人への憧れからくるちょっとおませな感覚をあわせ持つ、小学校と中学年のこどもたち。
ピアノ発表会の曲にもこだわりが出てきて、「なかなか納得してくれる曲が見つからない!」とお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、特に小学校、中学年くらいのお子さんが発表会で演奏するのにピッタリのクラシック作品をピックアップしました。
小学生や中学年と一口に言っても、ピアノ歴や演奏のレベル、曲の好みは各々異なります。
楽しげな曲やしっとりした曲、技術的に難易度の高い曲など、さまざまな側面からこどもたちに気に入ってもらえそうな作品を集めましたので、ぜひ選曲の参考にしてください。
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【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選(1〜10)
幻の騎士William Gillock

神秘的で静かな力強さを秘めたメロディが印象的な、ウィリアム・ギロックさんの作品です。
幻のなかにたたずむ騎士の姿をほうふつとさせる雰囲気で、多くの小学生や中学生のこどもたちの心をつかんでいます。
低音の響きが重厚感を演出し、高音では淡く幻想的な旋律が浮かび上がる構成は、聴く人を物語の世界へと誘うかのよう。
ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲にもたびたび採用されている、表現力が豊かなお子さんにピッタリの作品です。
「ここはどんな場面が思い浮かぶ?」などと具体的なイメージを膨らませながら練習するのもオススメですよ!
子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇ましい騎手」Robert Schumann

活気に満ちた曲!
この曲は、1848年にクラシック作曲家のロベルト・シューマンが愛する娘のために手掛けたピアノ小品集『子供のためのアルバム』に収められています。
スタッカートで刻むリズムは馬の軽快な足音のようで、とても勇ましい雰囲気!
短調のメロディが切ない表情を見せますが、決して暗く重々しい印象にならないよう気をつけましょう。
中間部で明るいヘ長調へと変わる部分では、その美しい対比を生かして、物語を紡ぐように演奏してみてくださいね。
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノを弾く人なら誰もが一度は憧れる、ドイツの楽聖ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの有名な作品です。
1810年4月に書かれた本作は、切なく美しいメロディが心に響きますよね。
この楽曲は、優しく語りかけるような穏やかな旋律で始まり、聴く人を一瞬で惹きつけます。
しかし、中間部では雰囲気がガラリと変わり、少々大人びた情熱やドラマチックな激しさも顔をのぞかせます。
まるで、素直な心と背伸びしたい気持ちが交差するようです。
豊かな感情表現に挑戦したい、物語を紡ぐようにピアノを弾いてみたいと考えている小学生や中学生のお子さんにピッタリ。
場面ごとの気持ちの変化を想像しながら、表情を豊かに演奏してみましょう!
【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選(11〜20)
「音の星座」より「星の噴水」湯山昭

日本人作曲家、湯山昭さんのピアノ曲集『音の星座』のなかの1曲である『星の噴水』は、夢見る心をくすぐるメロディで子供たちを魅了する美しい作品です。
憧れと遊び心が同居するこの作品は、まさに小学生や中学生のこどもたちがピアノに求める「ちょっと大人びた世界」を表現しています。
独特のリズムとクリアな旋律が重なり合うなかで、演奏者は自らの感性を存分に発揮できるでしょう。
星がきらめくような音楽が、発表会のステージをより華やかに演出してくれることでしょう。
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

誰もが知るモーツァルトのこのメロディは、実は名盤『ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331』の第3楽章なんです。
この作品は、18世紀後半にヨーロッパで流行した異国情緒があふれる「トルコ風」の音楽で、軍楽隊が勇ましく行進する様子が目に浮かぶようです。
きらびやかで力強い曲調は、大人への憧れを持つ小学生、中学生のお子さんの心に響くはず。
1985年にはCMソングとしても話題になりましたね。
本作は、聴きなじみのあるメロディですが、モーツァルトらしい緻密な音の並びを正確に弾きこなすのは挑戦しがいがあります。
カッコいい曲で発表会の主役になりたい!
そんなお子さんにぴったりの、弾き終えた時の達成感が格別な一曲です!
ファンタジア ト短調 TWV 33-8Georg Philipp Telemann

バロック音楽の大家、ゲオルグ・フィリップ・テレマンが生んだ『ファンタジア ト短調 TWV 33-8』は、きらびやかな宮廷の中で、さまざまな国の多彩な音楽を吸収したテレマンの経験が凝縮された作品です。
生き生きとした旋律と、自由な即興性からは、テレマンが音楽を心から楽しんでいたことがうかがえます。
バロック音楽未経験の子供にとって、複数の声部が重なって構成されたポリフォニー音楽は弾きにくいと感じるかもしれませんが、この作品なら比較的挑戦しやすいはず!
落ち着いた雰囲気の作品が好きな小学生や中学生のお子さんにピッタリの1曲です。
25の練習曲 Op.100 第20曲「タランテラ」Johann Burgmüller

ピアノ練習曲集としておなじみの、ヨハン・ブルクミュラーによる名盤『25の練習曲 Op.100』。
20曲目の『タランテラ』は、南イタリアの伝統舞踊を題材にした、情熱的で心がはずむ作品です。
その急速なパッセージと弾むようなリズムは、まるでお祭りで人々が熱狂的に踊る様子を目の前に描き出すかのよう!
華やかで舞台映えする作品ですが、一つひとつの音のコントロールが重要になるため、リズムを変えたり数拍単位で区切ったりしながら、丁寧に練習しましょう。
指先のテクニックと豊かな表現力を同時に育てられる、小学生、中学生にとって素晴らしい挑戦になるはずです。






