東北地方の玄関口として栄え、日本有数の都市として発展してきた宮城県。
その風土や独自の文化、豊かな自然、そして街並みの魅力は、数々の楽曲のなかで歌い継がれています。
本記事では、歌を通して宮城県の魅力を感じられる「宮城の歌」をピックアップ!
宮城の風景を映し出した名曲から、人気アーティストによるご当地ソング、ユーモアあふれるネタソングまで、宮城愛の詰まった楽曲をご紹介します。
ぜひ、宮城の地に思いをはせながら聴いてみてくださいね!
【宮城の歌】名所や名物を歌った人気曲&故郷への愛が詰まった名曲(1〜10)
ああ宮城県吉川団十郎

東北なまりの歌詞とユーモラスなメロディが印象的な、宮城愛にあふれた1曲です。
都会のきらびやかなネオンに戸惑いつつも、天下に誇る米や美しい故郷の風景を思う主人公の姿からは、地元への純粋な愛情が感じられます。
「ダンダン」と繰り返されるリズムは一度聴いたら忘れられず、聴く人を自然と楽しい気分にさせてくれますよね。
本作は1976年4月に発売されたシングル。
故郷を離れて頑張っている方や、宮城の地に思いをはせたいときに聴くと、心がほっこりと温かくなるかもしれません。
ミス仙台二葉あき子

森の都、仙台の美しい四季の風景と、城下町で芽生えた淡い恋心をノスタルジックに歌った1曲です。
広瀬川のせせらぎや青葉城下の街並みが目に浮かぶようで、聴いていると古き良き仙台へ時間旅行しているような気分させられます。
1936年7月に発売された本作は、近年、NHK朝ドラ『エール』で劇中歌として使用され、改めて魅力的な作品として注目を集めました。
故郷を離れて暮らす方が聴けば、仙台の懐かしい風景が心に優しく響くことでしょう。
ウマーベラスMONKEY MAJIK × サンドウィッチマン

宮城を代表するMONKEY MAJIKとサンドウィッチマンによる、最高のパーティーチューンです。
サンドウィッチマンの伊達みきおさんが提唱する、あの“ゼロカロリー理論”をコンセプトに制作された本曲。
歌詞には「牛タン」や「ずんだもち」といった宮城名物も登場し、地元愛も十分に感じられます。
本格的なディスコサウンドにのせて歌われる「カロリーは高温に耐えられないから揚げ物は大丈夫!」というユニークな歌詞は、聴く人の心を軽やかに解きほぐしてくれるでしょう。
一度聴けば「ウマーベラス」のフレーズが頭から離れない、底抜けに楽しい1曲です。
真夜中仙台国分町。ハジ→

仙台の歓楽街、国分町の夜のにぎわいをユーモラスに歌い上げた、ハジ→さんによる地元愛あふれる1曲です。
三味線を思わせる音色に演歌や祭り囃子の要素が絡み合うサウンドは、まさにお祭りさわぎそのもの。
仲間との宴会でつい羽目を外してしまう様子がコミカルに描かれ、聴いているだけで陽気な気分にさせてくれます。
この楽曲は2011年1月発売のミニアルバム『ハジバム。』が初出で、2014年には新たなアレンジでアルバム『めっちゃ☆ハジバム。
+1』にも収められました。
宮城の夜に思いをはせながら聴くと、また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。
松島紀行水森かおり

日本三景「松島」の美しい情景を背景に、一人旅をする女性のやるせない恋心が描かれた旅情演歌です。
雨にけむる五大堂を眺めながら、忘れられない人への思いを募らせる姿に、胸がきゅっと締め付けられます。
この楽曲は2010年4月に発売された水森かおりさんのシングルで、オリコン週間2位を記録したことからも、広く親しまれた様子がうかがえます。
美しい景色を前に、感傷的な気分にひたりたい旅のひとときに聴いてみてはいかがでしょうか。