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長崎の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

出島などがあり異国情緒ただよう長崎、この記事ではそんな長崎の風俗、風習、時事が歌い込まれている民謡・童謡を紹介していきます。

なんといっても長崎の民謡からは、曲のメロディーなど随所から歴史的背景もあり、日本離れした雰囲気が感じられるものがたくさんあるんですよね。

そういった長崎の民謡、童謡からは長崎の町並みをついイメージしちゃう民謡、童謡ばかりだと思います。

ぜひそんな異国情緒あるれる長崎を思い浮かべながらきいてみてください。

長崎の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(11〜20)

春雨

端唄「春雨」H26 1 3
春雨

揺れる恋心を梅の木に留まるうぐいすの姿に重ね合わせた、情感のある端唄です。

長崎県長崎市丸山町で生まれた『春雨』は、全国的な知名度のある楽曲。

肥前小城で生まれ、その後神道家として活動した柴田花守によって作られました。

何か、目の前にその光景が広がっているような気分になる、奥行きが感じられる歌が魅力的。

ちなみに花月という料亭にはこの曲の石碑が建てられています。

歴史に思いをはせたくなる、古き良き名曲です。

波佐見節

波佐見町婦人会 波佐見節 第33回はさみ夏まつり2017
波佐見節

長崎県の中央部、豊かな緑に囲まれている波佐見町で親しまれているのが『波佐見節』。

小皿を両手に踊る、いわゆる「皿踊り」の民謡です。

例年夏におこなわれていたはさみ夏まつりでは、婦人会の方々がこの歌で踊りながら街を練り歩くのが恒例。

波佐見町は焼き物・陶磁器で有名な地域、ということもあって脈々と歌い継がれてきました。

聴くだけで、皿が鳴る「チャリチャリ」とした小気味良い音が聞こえてくる……そんな気がします。

長崎夜曲葉加瀬太郎

葉加瀬太郎さんが作った一大ロマンの様なこの曲は、長崎の夜景の素晴らしさを知るには最適の名曲となってい流でしょう。

長崎をイメージし最近の曲の中では、最も完成度が高くて県民も喜んでいるのが「長崎夜曲」ではないでしょうか?

ぜひお聴きください。

長崎市歌

【自治体歌】長崎市歌
長崎市歌

1933年、NHK長崎放送局が開局したりと、市民生活に直結するでき事が続き、観光博覧会の準備が急ピッチで進められ、慌ただしいムードが漂っていました。

そのムードに乗って長崎市が市歌を制定しようと考え、長崎市教育会に委嘱して歌詞を公募し、国語教師であった松原清美さんの作品を市教育会が補作し作られました。

丸山甚句新内枝幸太夫

長崎県長崎市、丸山町の情景を歌っているのが『丸山甚句』。

この曲は京都府出身で新内弥栄派の家元、新内枝幸太夫さんによって制作されました。

発表されたのが2004年という、民謡としてはかなり新しい部類の作品です。

昔の丸山町は花街で、夜な夜なお座敷遊びをする人たちでにぎわっていました。

その風景や聞こえてくる音がありありと伝わってくる、歌詞の世界観が魅力的。

聴いていると、その時代にタイムスリップしてしまったような気分になります。

長崎のザボン売り小畑実

郷愁をあおられる、古き良き日本を感じられる作品です。

『婦系図の歌』『湯の町しぐれ』など数々のヒットソングを歌ってきた歌手、小畑実さんによる楽曲で、1948年にシングルリリースされました。

タイトルにあるザボンとは、文旦とも呼ばれる柑橘類の果物。

そのザボンを売り歩く女性を題材に歌っています。

牧歌的な雰囲気を持った曲調ですが、しかし歌詞をしっかり読んでみると第二次世界大戦の悲しみが投影されており、胸に来るものがあります。

長崎の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(21〜30)

長崎七不思議

長崎の地名や名所は、不思議に思われる名称が多く、そんな疑問を歌った民謡が「長崎七不思議」です。

寺もないのに大徳寺、平地なところ丸山など、確かに不思議なものばかりを疑問にして歌ってます。

今でも口ずさまれるような、わらべ歌みたいなものになっております。