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【名曲ラプソディ】クラシック音楽史を彩る華やかな狂詩曲を厳選

「ラプソディ」は、日本語で「狂詩曲」と訳される、民族的または叙情的な内容を自由な形式で表した音楽ジャンルのひとつ。

ヨハネス・ブラームスやフランツ・リスト、ジョージ・ガーシュウィンといった歴史に名を刻む作曲家らが、それぞれ独自の世界観をもつラプソディを遺しています。

本記事では、そんなラプソディのなかから、今日においても特に人気が高く、コンサートでもたびたび取り上げられている名曲を厳選してご紹介します!

【名曲ラプソディ】クラシック音楽史を彩る華やかな狂詩曲を厳選(1〜10)

アルト・サクソフォンのためのラプソディAndré Waignein

『超絶技巧』【Waignein – Rhapsody】ウェニャン-ラプソディ
アルト・サクソフォンのためのラプソディAndré Waignein

ベルギーの作曲家アンドレ・ウェニャンは、真の音楽の魔術師。

その音楽は自由奔放で生き生きとしており、彼が生み出した600以上もの作品は、国内外で高く評価されています。

なかでも特に人気が高いのが、コンクールやコンサートなどで頻繁に演奏されている『アルト・サクソフォンのためのラプソディ』。

サクソフォンの魅力を存分に引き出す圧巻の作品で、ソリストとオーケストラの見事な掛け合いが印象的です。

テクニックと感性を兼ね備えたサクソフォン奏者はもちろん、多彩な音色の魅力にひかれるすべての音楽ファンにぜひ聴いていただきたい、現代吹奏楽の名曲の一つです。

3つのスラヴ狂詩曲 Op.45 B.86Antonín Dvořák

Dvořák: 3 Slavonic Rhapsodies, Op. 45, B 86 (with Score)
3つのスラヴ狂詩曲 Op.45 B.86Antonín Dvořák

チェコ出身の作曲家アントニン・ドヴォルザークの『3つのスラヴ狂詩曲 Op.45 B.86』。

ドヴォルザークは、幼少期から音楽的才能を発揮し、チェコ民族の音楽を世界に広めた立役者ともいえる作曲家です。

1878年に作曲されたこの曲は、3つの楽章からなり、それぞれ異なる民族的なテンペラメントの情景を描きながらも、互いに対照的なバランスを成し遂げています。

第1の狂詩曲は田園的な雰囲気、第2の狂詩曲はドラマチックな調子、第3の狂詩曲は生命の喜びを表現しており、ドヴォルザークならではの独自の音楽言語が感じられます。

彼の作品を初めて聴く方にもオススメですが、クラシック音楽をより深く理解したい方にとっても魅力的な1曲といえるでしょう。

パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43Sergei Rachmaninov

PTNA2018コンペ特級ファイナル/銅賞 古海行子 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43Sergei Rachmaninov

ロシアロマン派の巨匠、セルゲイ・ラフマニノフが、19世紀の伝説的なバイオリニスト、ニコロ・パガニーニの『24のカプリース』の最終曲をもとに、ピアノとオーケストラのために作曲した『パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43』。

情熱的であったり、技巧的であったり、時にはユーモラスな表情も見せる24の多彩な変奏の連続は、聴く者を飽きさせません。

中でも特に有名なのが、美しい旋律が印象的な第18変奏。

穏やかでありながら、どこかロマンティックな雰囲気を醸し出しています。

本作は、ラフマニノフの創造力と超絶技巧が凝縮された、まさに彼の代表曲ともいえる1曲です。

【名曲ラプソディ】クラシック音楽史を彩る華やかな狂詩曲を厳選(11〜20)

ノルウェー狂詩曲Édouard Lalo

Édouard Lalo(1823-92): Rapsodie norvégienne(1879)
ノルウェー狂詩曲Édouard Lalo

フランスを代表する作曲家の1人であるエドゥアール・ラロは、生涯を通してさまざまなジャンルの作品を残しました。

なかでも室内楽やオーケストラ作品には、彼ならではのドラマティックな表現力が発揮されています。

1879年に作曲された『ノルウェー狂詩曲』は、ノルウェーの民謡に着想を得たという点で興味深い作品。

前年に書かれたバイオリンとオーケストラのための組曲をもとに、さらに練り上げられた管弦楽曲となっています。

ノルウェーの大自然を思わせるような雄大な表現が魅力の本作は、クラシック音楽に興味のある方はもちろん、管弦楽曲の多彩な表情を味わいたい方にもオススメの作品です。

管弦楽のためのラプソディ外山雄三

外山雄三: 管弦楽のためのラプソディ[ナクソス・クラシック・キュレーション #ゴージャス]
管弦楽のためのラプソディ外山雄三

クラシック音楽史に輝く『管弦楽のためのラプソディ』。

1960年に作曲家の外山雄三さんが手掛けたこの作品には、日本人なら誰もが知る民謡の数々がちりばめられており、独特の世界観を創り上げています。

和太鼓やチャンチキなどの打楽器を効果的に織り交ぜ、わずか7分という短い演奏時間の中で「急-緩-急」の三部形式による鮮やかな展開を見せてくれます。

日本古来の旋律を現代によみがえらせたこの曲は、クラシック音楽ファンのみならず、吹奏楽愛好家にもぜひ聴いていただきたい名曲です。

バイオリンとピアノのためのラプソディ 第1番 Sz.86Bartók Béla

ハンガリー出身のクラシック音楽の作曲家、ピアニスト、そして民俗音楽研究家として知られるバルトーク・ベーラの『バイオリンとピアノのためのラプソディ第1番 Sz.86』。

1928年に作曲された本作は、ハンガリーのバイオリニストに献呈された技巧的な作品で、バイオリンとピアノ、チェロとピアノ、バイオリンとオーケストラなどの編成で演奏されています。

全体を通してハンガリーの伝統的なチャールダーシュのリズムが用いられた本作は、民族色豊かな音楽に興味がある方や、いつもとは一味違う雰囲気の曲を探している方にオススメの1曲です。

オーヴェルニュ狂詩曲 ハ長調 Op.73Camille Saint-Saëns

19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの作曲家カミーユ・サン=サーンス。

彼は幼少期から音楽の才能を発揮し、ピアノとオルガンの名演奏家として名をはせました。

『オーヴェルニュ狂詩曲 ハ長調 Op.73』は、彼が1884年に作曲したピアノとオーケストラのための作品です。

オーヴェルニュ地方の山岳地帯で耳にした洗濯女の歌うメロディと牧歌的な呼び声をもとに、リストのハンガリー狂詩曲に影響を受けた自由な形式で書かれた本作は、鮮やかな色彩感とともに、風光明媚な情景を映し出します。

華麗なピアノの響きとオーケストラの豪華なサウンドが融合した、まさに「狂詩曲」の名にふさわしい作品といえるでしょう。