ピアノ発表会は、日頃の練習の成果を思い切り発揮できる貴重な機会。
選曲にも熱が入りますが、数多くの作品の中から「これだ!」と思える作品を見つけるのは、なかなか難しいですよね。
そこで今回は、発表会の選曲にお悩み中の先生や生徒さんに向けて、特に女の子にオススメの中級レベルの曲をご紹介します!
かわいらしいタイトルの曲や、明るく華やかな曲、しっとりとした上品な曲調の曲など、女の子が好きそうな雰囲気をイメージして選曲してみましたので、発表会曲の参考にしていただければ幸いです。
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【ピアノ発表会】女の子にピッタリの中級レベルの曲をピックアップ!(1〜5)
乙女の祈りNEW!Tekla Bądarzewska-Baranowska

可憐で華やかな旋律が印象的な、テクラ・バダジェフスカの『乙女の祈り』。
純粋な心でひたむきに何かを願う情景が目に浮かぶような、甘く美しいメロディが多くの人を魅了する作品です。
この楽曲は1856年にワルシャワで出版されて以来、世界中で愛され続けてきました。
アニメ『Classicaloid』で取り上げられたり、東海道新幹線の駅メロディとして使われたりしているので、きっと耳なじみがあるでしょう。
本作のオクターブや7連符などが織りなす装飾的なパッセージは、サロン音楽のような優雅さを感じさせます。
少し背伸びをして大人びた憧れの曲に挑戦したい小学生、中学生のお子さまににぴったりの一曲です。
ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

躍動感がありつつどこか懐かしさを感じさせる曲調が魅力的な、フレデリック・ショパンの『ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1』。
「子犬のワルツ」としておなじみのこの曲で繰り返し登場する明るく愛らしい旋律は、子犬が自分の尻尾を追いかけてクルクル回る様子を表しているとされています。
この曲を弾く際には、軽やかな右手の旋律と左手の分散和音のバランスを取りながら、曲が持つ天真爛漫なイメージを大切にしつつ、クリアな音色で表現するのがポイントです。
練習を重ね、細かいパッセージを丁寧に弾けば、きらびやかな舞台にふさわしいパフォーマンスができますよ!
無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲「春の歌」Felix Mendelssohn

フェリックス・メンデルスゾーンのピアノ作品といえば、優美で心地よいメロディが特徴的!
その中でも『無言歌集』の中の1曲『春の歌』は、繊細ながらも覚えやすい旋律で、幅広い世代から愛されています。
優雅で穏やかな雰囲気の中に、春の訪れを心から歓迎するかのようなワクワク感を備えたこの曲、実は聴いている印象以上に左手の跳躍が難しく、演奏者を地味に苦しめるんです……。
ただ、聴き映えする発表会にピッタリの作品であることは間違いないので、表現力とテクニックの両方を磨くチャンスとして取り組んでみてはいかがでしょうか?
即興曲 Op.90-2Franz Schubert

フランツ・シューベルトが残した4つの即興曲の中の1曲『即興曲 Op.90-2』は、3連符で絶え間なく続く音階が印象的な作品です。
連符を美しく演奏するテクニックと、長調のテーマと短調の中間部の雰囲気の違いを表す表現力が求められるこの曲は、華やかで演奏効果が高く発表会曲に最適!
流麗な旋律からは女性らしい優雅さが感じられるため、特に女の子にオススメしたい作品です。
スケールを美しく演奏するためには、指の基礎練習が必須!
この曲を発表会で立派に披露した暁には、生徒さん自身もテクニックの成長を実感できるでしょう。
幻想即興曲NEW!Frederic Chopin

嵐のような情熱的なパッセージから一転、夢見るように甘く美しいメロディが印象的な、フレデリック・ショパンの作品です。
このドラマティックな展開は、大人びた世界観に憧れる小学生や中学生のお子さんの心に響くはず!
1834年頃に作曲された本作は、中間部の甘美な旋律が映画『Impromptu』で主要なテーマとして扱われたことでも知られています。
右手と左手で異なるリズムを同時に奏でる部分は練習が必要ですが、弾きこなせた時の達成感は格別。
表現力を豊かにして、ワンランク上の演奏を目指したいお子さんにとって挑戦しがいのある一曲です。
発表会で情感を豊かに演奏できれば、聴衆の心をつかむことができるでしょう。
【ピアノ発表会】女の子にピッタリの中級レベルの曲をピックアップ!(6〜10)
組曲「仮面舞踏会」第1曲「ワルツ」Aram Khachaturian

「組曲『仮面舞踏会』第1曲『ワルツ』」は、映画やテレビなどでもたびたび使われているアラム・ハチャトゥリアンの名曲です。
フィギュアスケーターの浅田真央さんがプログラム曲として使用したことで、話題を集めましたよね。
この曲は3拍子のワルツですが、特有のリズムと旋律の美しさが魅力的であるのはもちろん、曲全体にちりばめられた民俗的な要素が、ハチャトゥリアン独特の世界観を作り出しているところも注目すべきポイント!
明るく華やかな曲調と、演奏者が豊かな表現力を発揮しやすい構造をあわせ持つ、発表会に最適な作品です。
ワルツ 第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」Frederic Chopin

1833年に作曲されたフレデリック・ショパンの『ワルツ 第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」』は、ショパンのワルツ作品の中でも特にポピュラーな曲のひとつ。
その名のとおり華麗なメロディが魅力的な作品で、発表会でもたびたび取り上げられています。
ショパンの弟子の一人であったローラ・オースフォールに捧げられたこの曲は、華やかさとエレガントさをあわせ持つまさに女の子にピッタリの1曲!
音色の美しさにこだわって練習を重ねることで、聴く者の心をひきつける魅力的な演奏に仕上がるでしょう。