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【ピアノ発表会】女の子にピッタリの中級レベルの曲をピックアップ!

ピアノ発表会は、日頃の練習の成果を思い切り発揮できる貴重な機会。

選曲にも熱が入りますが、数多くの作品の中から「これだ!」と思える作品を見つけるのは、なかなか難しいですよね。

そこで今回は、発表会の選曲にお悩み中の先生や生徒さんに向けて、特に女の子にオススメの中級レベルの曲をご紹介します!

かわいらしいタイトルの曲や、明るく華やかな曲、しっとりとした上品な曲調の曲など、女の子が好きそうな雰囲気をイメージして選曲してみましたので、発表会曲の参考にしていただければ幸いです。

【ピアノ発表会】女の子にピッタリの中級レベルの曲をピックアップ!(21〜40)

「音の星座」より「星の噴水」湯山昭

第36回入賞者記念コンサート/井上アンリ 湯山昭:星の噴水
「音の星座」より「星の噴水」湯山昭

子供のための管弦楽曲や合唱曲、そしてピアノ作品を数多く手がけている作曲家、湯山昭のピアノ曲集『音の星座』に収録されている本作。

1分にも満たない短い曲ですが、スタッカートとレガートの弾き分けや、伴奏とメロディのバランスなど、ピアノを学ぶうえで重要な要素がギュッと凝縮されている作品です。

もちろん、かわいらしく楽しい曲調も、お子さまの発表会にオススメする理由の一つ!

柔らかい雰囲気を音で表現できるよう、表情豊かに演奏しましょう。

2009年3月に完成し、同年10月に出版された本作は、子供から大人まで楽しめる曲を目指して作曲されました。

「お菓子の世界」より「バウムクーヘン」湯山昭

第39回入賞者記念コンサート A1級【金賞】平岡 里彩/湯山 昭:バウムクーヘン
「お菓子の世界」より「バウムクーヘン」湯山昭

日本の音楽界の至宝、湯山昭が手がけたピアノ曲集『お菓子の世界』。

1973年に全音楽譜出版社から発売された本作は、お菓子をテーマにした26曲で構成されています。

中でも、優しい雰囲気が特徴的な1曲は、ハ長調からホ長調へと転調し、クライマックスへと向かう構成が魅力的。

約2分10秒という短い演奏時間ながら、表情豊かな曲想の変化を楽しめる点が、子供たちの想像力や表現力を育むのにぴったり。

コンパクトな曲の中にテクニックの見せ場も設けられているので、ステージで披露するのにもおすすめです。

ワクワクするような楽曲で、お子さんの表現力を輝かせてみてはいかがでしょうか?

マズルカ 第5番 変ロ長調 Op.7-1Frederic Chopin

Krzysztof Książek – Mazurka in B flat major Op. 7 No. 1 (second stage)
マズルカ 第5番 変ロ長調 Op.7-1Frederic Chopin

マズルカは、ショパンの祖国ポーランドの伝統的な民族舞曲です。

ショパンは生涯を通して、マズルカの作品を50以上残しています。

そのなかの1曲である変ロ長調 Op.7-1は、1830年から1832年にかけて作曲されたマズルカ全5曲を集めた小品集の第1曲目。

テレビCMに起用されたり発表会で頻繁に演奏されたりする、ショパンのマズルカのなかでも特に耳にする機会の多い作品です。

明るく華やかな曲調で、女の子にぴったりの発表会曲としても人気があります。

マズルカ特有の三拍子のリズムを意識しながら、軽やかに演奏しましょう。

おわりに

明るく華やかな曲や流れの美しい穏やかな曲、叙情的で情感豊かな曲など、女の子にオススメしたいさまざまなタイプの作品をご紹介しました。

発表会は日頃の練習の成果を発表する場ですが、舞台での演奏を楽しむことが何よりも重要!

思い出に残る発表会となるよう、複数の候補曲を挙げながら、その子にピッタリの作品を見つけてあげてくださいね。