突然ですが、皆さんは「ピアノロック」という言葉をご存じでしょうか。
ピアノロックはロックンロールが生まれた1950年代、リトル・リチャードピさんやジェリー・リー・ルイスさんといった先駆者にまでその起源はさかのぼれます。
今回の記事では、ロックンロールの時代から近年のポップス寄りの曲や00年代に日本でも注目を集めたピアノエモなどさまざまな観点から「ピアノロック」もしくは「ピアノポップ」の名曲をまとめてみました。
ピアノの弾き語りではなく、バンドサウンドの中でピアノが大々的に使われている曲を中心として選んでいますから、そういった音が好きな方は要チェックです!
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【2025】洋楽ピアノロック・ポップの名曲まとめ(1〜10)
Song For The DumpedBen Folds Five

ギターレスのピアノトリオでありながら力強いロックを鳴らして人気を博したバンド、ベン・フォールズ・ファイヴによる『Song For The Dumped』は、男性の苦々しい経験を力強いアンサンブルで表現した力作です。
生々しい怒りと失望の感情をストレートに打ち出しつつ、バンドサウンドとピアノが融合したポップだけれどもロックなサウンドが心地よいカタルシスをもたらしてくれます。
恋人に捨てられた痛みを表現したこの楽曲は、失恋した誰もが共感するエモーショナルな歌詞となっており、軽快なピアノのメロディーがその悲しみにアイロニカルな軽さを加えています。
ピアノをフィーチャーしたロックをお探しなら、この曲は間違いなくプレイリストに加えるべき一曲です!
ClocksColdplay

00年代以降のピアノロックの金字塔とも言える、コールドプレイの『Clocks』は、2002年のアルバム『A Rush of Blood to the Head』に収録された曲です。
印象的なピアノリフが特徴で、時間の経過と瞬間の価値をテーマにした作品。
クリス・マーティンさんの歌詞は、人生の無情な進行とそれに立ち向かう人間の孤独と不安を織り交ぜています。
ピアノが主導するサウンドスケープは、まるで時間の流れを形作るようで、リスナーを一瞬一瞬の重要さに導きます。
ピアノが印象的なロック、という点でこの曲を最初に思い浮かべる方はきっと多いのではないでしょうか。
Somewhere Only We KnowKeane

懐かしさと新鮮さが同居するピアノロックの傑作、キーンさんの『Somewhere Only We Know』。
この素晴らしい楽曲は2004年、彼らのデビューアルバム『Hopes and Fears』から飛び出し、UKチャートで3位に輝いた名曲です。
心象風景を繊細なピアノのメロディで綴った本作は、聴く者をトム・チャップリンさんの青春時代へ誘います。
歌詞には透き通るような純粋さがあり、過去への郷愁がじんわりと心にしみ渡りますね。
特に、ピアノが主役を担うバンドサウンドが情緒溢れる空間をつくり、それがまた私たちの内面に響きます。
ピアノと心の旅を結びつけるこの楽曲は、時間を超えて愛される理由がよくわかる、キーンさんの代表作と言えるでしょう。
A Thousand MilesVanessa Carlton

2002年リリースのヴァネッサ・カールトンさんの代表作『A Thousand Miles』。
ピアノのメロディックなイントロは今でも多くの人々のココロを掴んで離さないですね。
ラブソングとして、または自己実現を願う応援歌として、さまざまな感情と情熱が込められていて、誰しもが何度でも聴きたくなる魔法のような1曲です。
2003年グラミー賞ノミネートなど、その実力も業界内外から高く評価されているのが印象的。
バックに流れるバンドサウンドが、ピアノの旋律を一層際立たせるこの名曲は、ピアノポップのファンならずとも楽しめるでしょう。
想いを伝えたい相手や大切な人との距離を感じさせる歌詞は、心を動かすストーリーとしても素晴らしい。
ぜひ多くの人にこのノスタルジックなメロディを感じてもらいたいですね!
Don’t Stop Me NowQueen

ピアノロックの不朽の名曲として多くのリスナーに愛されるクィーンの「Don’t Stop Me Now」。
フレディ・マーキュリーさんが残したこの楽曲は、1979年1月5日にシングルとして発売されて以来、数多くの映画やテレビ番組で取り上げられたことで、幅広い年代に親しまれていますね。
楽曲の核となる華麗なるピアノの旋律は、まさに耳を奪い、離さないセンセーショナルな力を持っていると言っても過言ではありません。
フレディさん特有の洗練されたピアノスキルが光り、その演奏はバンドサウンドの中で異彩を放っています。
若い音楽ファンにも、ピアノの風格ある力強さを感じ取ってもらいたいナンバーでしょう。
ピアノが持つドラマティックで情熱的な魅力を爆発させる本作は、オススメしたくなること間違いなしですよ!
MidnightCreeper

イギリスのロックバンド、クリーパーが放つ『Midnight』は、2021年にリリースされたEP『American Noir』からのリードシングルであり、バンドの新たな地平を開いた1曲と言えるでしょう。
ピアノをフィーチャーした楽曲において、この曲はその弾むような旋律で聴くものを惹きつけます。
歌詞は、夜の世界をさまようクリーパーの像を描き出し、リードボーカルのウィル・ゴールドさんとキーボーディストのハンナ・グリーンウッドさんの共同リードボーカルが、曲に奥深いドラマをもたらします。
それでいて彼らの魅力は、どこか予測不能な部分にあります。
2021年5月28日のリリースからその鮮烈さは色褪せることなく、ピアノロックの新たなスタンダードとして位置づけられるでしょう。
日常から一歩踏み出したくなるような、そんな刺激を求めるあなたにオススメです!
Great Balls of FireJERRY LEE LEWIS

1957年発売のかなり古い曲ですが、彼はピアノロックの開拓者と言われているようです。
アップテンポな曲に合わせて、重たいピアノの鍵盤を軽々と弾いているところは、まさにミュージシャンという感じですね。
途中に“Kiss me baby mmh feels good”と歌うところがグットです。