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【ロマン派の名曲】魂を揺さぶる珠玉の有名作品を一挙紹介!

19世紀のヨーロッパで広がった新しい音楽の潮流「ロマン派」。

「クラシック音楽史上最も華やかな時代」ともいわれるロマン派時代には、ショパンやリストをはじめとする多くの作曲家が、後世に語り継がれることとなる数多くの名作を遺しました。

本記事では、そんなロマン派時代の作品のなかでも、特に知名度や人気の高い有名作品をピックアップ。

作曲家の特徴や曲が生まれた背景、作品の聴きどころなどの情報とともにご紹介します!

【ロマン派の名曲】魂を揺さぶる珠玉の有名作品を一挙紹介!(1〜20)

ラデツキー行進曲 Op.228Johann Strauss I

The 2017 Vienna Philharmonic New Year’s Concert with Gustavo Dudamel
ラデツキー行進曲 Op.228Johann Strauss I

こちらの曲はヨハン・シュトラウス1世が作曲した行進曲で、1848年革命の最中に、当時オーストリア帝国領であった北イタリアの独立運動を鎮圧したヨーゼフ・ラデツキー将軍をたたえて作曲されました。

クラシック音楽の人気曲のひとつで、オーケストラの演奏会ではアンコール曲の定番として親しまれています。

観客が曲に合わせて手拍子をするシーンをご覧になった方も多いのではないでしょうか?

交響詩「ツァラトストラはかく語りき」より導入部Richard Strauss

テレビ番組やCMでよく耳にするフレーズですが、『ツァラトストラはかく語りき』という曲名をご存じの方は少ないかもしれませんね。

この曲は、1900年前後のドイツの作曲家のなかでも特に有名な人物のひとり、リヒャルト・シュトラウスによって書かれました。

この曲は、哲学者で詩人のニーチェの有名な散文詩を音楽で表現したものです。

この導入部では、ある朝ツァラトゥストラがあかつきとともに目覚め、太陽に感謝を語りかける場面が見事なオーケストレーションによって再現されています。

歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より「前奏曲」Richard Wagner

神話や伝説を題材としたオペラを多く作曲したリヒャルト・ワーグナーですが、オペラ『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は、珍しく実在する人物、マイスタージンガーのハンス・ザックスを主人公とした、ワーグナー唯一の喜劇として知られています。

優勝者には「エファに求婚できる権利」が与えられるという歌合戦。

エファに恋をしているヴァルターが歌合戦の会場で「歌う権利」が与えられ見事優勝し、ヴァルターとエファは結ばれます。

明るく活力に満ちあふれた人間ドラマが繰り広げられるオペラを象徴するような、明るく促進的な前奏曲です。

バイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 MWV O 14Felix Mendelssohn

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 パールマン(Vn)
バイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 MWV O 14Felix Mendelssohn

フェリックス・メンデルスゾーンは、19世紀前半のドイツを代表する作曲家の一人です。

彼の音楽は、古典主義の伝統を受け継ぎつつも、ロマン主義の感性を取り入れた独自のスタイルで知られています。

なかでも『バイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 MWV O 14』は、メンデルスゾーンの代表作の一つであり、バイオリンの魅力を存分に引き出した名曲として広く親しまれています。

本作は、メンデルスゾーンとバイオリニストのフェルディナント・ダーヴィッドとの長年の友情から生まれました。

メンデルスゾーン自身がバイオリンを演奏した経験を生かし、楽器の特性を熟知した書法が随所に見られます。

叙情的なメロディーと華麗な技巧のバランスが絶妙で、聴く者を魅了してやみません。

バイオリンの美しい音色に酔いしれたい方や、ロマン派音楽の名曲に触れてみたい方にぜひオススメしたい1曲です。

歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」Giuseppe Verdi

ヴェルディのオペラ・アイーダより「凱旋行進曲」
歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」Giuseppe Verdi

『凱旋行進曲』は、ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した歌劇『アイーダ』の第2幕第2場で出てくる曲で、その一部がサッカーの応援歌としても有名なので、クラシック音楽になじみがない方でも聴いたことがあるのではないでしょうか。

曲中ではファンファーレ・トランペットと呼ばれるトランペットが用いられ、オーケストラピットではなく舞台上で演奏される点も特徴的です。