梅雨の雑学まとめ。誰かに話したくなる豆知識【一般向け】
6月から7月にかけて日本に訪れる梅雨。
雨が続いてあまり好きではない、という方も多いかもしれませんね。
この記事では、そんな梅雨に関する雑学を一挙に紹介していきますね!
梅雨という名前の由来や梅雨のメカニズムのほか、この時期の植物や動物についての雑学もピックアップしました。
あまり気分が上がらない季節かもしれませんが、この記事を通して少しでも楽しんでいただければうれしいです。
知れば誰かに話したくなるようなものばかりですので、ぜひこの機会にたくさんの雑学を覚えてくださいね。
梅雨の雑学まとめ。誰かに話したくなる豆知識【一般向け】(11〜20)
あじさいが梅雨に咲くのは日差しが苦手で水が大好きだから

暗いイメージも強い梅雨のシーズンを華やかに彩ってくれるのが、青や紫のアジサイの花ですよね。
花とは相性が悪そうな梅雨ではありますが、日差しが苦手で水が大好きというアジサイにとってはピッタリな季節です。
アジサイは葉が大きくて数が多いので、葉から水分が抜けていく蒸散も多く、しっかりと育つためにはこの対策が大切だと言われています。
空気中と地面に水分が多く、日差しが少ないことがアジサイがより美しく育つための大切な条件なので、屋内で育てる際にもこの部分をしっかりと意識しましょう。
折りたたみ傘が生まれたのはドイツ

雨の日に活躍する傘。
傘の歴史は古く、約4000年前から使われていたそうです。
軽量な傘やワンタッチで開閉する傘など、さまざまなものがありますよね。
折りたたみ傘は使わないときは、コンパクトにしまっておけて便利な商品です。
そんな折りたたみ傘の発祥の地は、実は海外なんですよ。
ドイツのハンス・ハウプトが折りたたみ傘を発明しました。
ハンス・ハウプトは、雨の降りそうな日は片手にはステッキ、もう片方には長い傘を持って外出していました。
「ポケットに入るくらいの小さな傘は作れないのか」と思い、傘の構造を考案。
その後、折りたたみ傘の特許も取得したそうですよ。
ちなみに、特許を取得した3月16日は、折りたたみ傘の日に制定されています。
猫が顔を洗うと雨が降る

猫が顔を洗っているようなしぐさをすると、もうすぐ雨が降ってくるという、ことわざや例えとして使われる日本語ですよね。
身近な動物を例にしたたとえのようにも思えますが、ここには猫の体や習性などに基づく根拠が存在しています。
重要なのは猫のヒゲの部分で、このヒゲには感覚器の役割があり、雨の直前の湿気などでヒゲが汚れるのを防いでいるといわれています。
猫にとって顔の周りがどれほど大切なのかも感じられますし、猫が身近な動物として何気ないしぐさまでしっかりと観察されてきたことが伝わってくる言葉ですね。
〇〇梅雨という言葉がたくさんある

日本には「〇〇梅雨」という梅雨を使った言葉が多く存在しています。
本格的な梅雨の時期に先駆けて雨が降る「走り梅雨」、梅雨の終わりを告げるような激しい雨の「送り梅雨」、梅雨が明け後にふたたび梅雨に戻ったような長雨を表現する「戻り梅雨」など、梅の実が熟す5月から7月という時期から外れたものや、雨の降り方などをあらわしたものが多いですね。
3月から4月の長雨を「菜種梅雨」、5月前半の雨を「たけのこ梅雨」と読んだりと、季節の植物についても意識が向けられる言葉ですね。
傘の撥水を復活させたいときはドライヤーで温風をあてる

雨をさえぎってくれる傘には、撥水加工が施されていますね。
しかし、使っているうちに撥水機能はどうしても低下してしまいます。
原因は、水をはじくために並んでいるフッ素樹脂が汚れたり、何かにこすれたりして乱れてしまうから。
それを復活させるアイデアとして、ドライヤーを使って温風をあてるという方法があります。
温風をあてると、乱れたフッ素樹脂の並びが元に戻るそうですよ。
長時間あてると生地が痛むので、気をつけながらやってみてくださいね。
新聞紙は除湿するのに最適のアイテム

梅雨になると気になる、ジメジメとした湿気。
洗濯した洋服を室内に干しても、なかなか乾かなかったという経験はありませんか?
収納スペースや部屋の除湿には、新聞紙が最適なアイテムなんですよ。
新聞紙の表面はボコボコしているので、水分を普通の紙よりも吸収しやすいそうです。
使い方も簡単で、敷いておくだけで除湿効果が期待できます。
丸めて靴の中に入れて一晩おいてから、天日干しなどにするとより早く乾きますよ。
読み終わった新聞を使うので、除湿剤を何度も購入するよりも経済的ですね。
梅雨の雑学まとめ。誰かに話したくなる豆知識【一般向け】(21〜30)
童謡の『あめふり』に出てくる「じゃのめ」は傘のこと

多くの方が子供の頃に歌ったであろう童謡『あめふり』。
雨が降るとなんとなく頭の中で奏でられるこの曲は、北原白秋さんによって作詞され、中山晋平さんにより作曲されました。
この曲の中に登場する「じゃのめ」。
なんのこと?
と疑問に思ったことはありませんか?
実はこれは、傘のことなんです。
じゃのめは漢字で表すと「蛇の目」、つまりヘビの目のこと。
和傘を開いたときの丸い模様がヘビの目に似ているというところから、このように呼ばれるようになったそうです。