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【高齢者向け】認知症予防に最適。実践しやすい回想法のネタをご紹介

近年、高齢者の方の認知症予防に「回想法」が注目されています。

回想法とは、自分の過去や昔のことを思い出したり話したりすることで、脳を活性化させる療法の一種です。

認知症の予防や進行抑制に効果があるとされており、デイサービスなどの高齢者施設で取り入れられています。

回想法をおこなうにあたり、過去に関連したさまざまなテーマが存在します。

そこで今回は回想法に役立つ、介護現場でも頻繁に使用できるテーマをご紹介しますね。

ぜひ参考にしてみてください。

【高齢者向け】認知症予防に最適。実践しやすい回想法のネタをご紹介(6〜10)

青春時代に熱中していたこと

青春時代に熱中していたこと

人生の中で最も輝いていた青春時代。

その頃に熱中していたことを思い出す回想法は、認知症予防にとても効果的です。

情熱を注いだ部活動、夢中になった趣味や流行、友人との忘れられない時間など、感情が強く結びついた記憶は脳を活性化させ、スムーズな会話につながります。

共通の経験を語り合うことで利用者同士のつながりも深まりますよ。

楽しさと懐かしさに包まれながら、認知症の進行防止にもつながる実践的なアプローチとしてオススメです。

飼っていたペットの話

飼っていたペットの話

「昔犬を飼っていたんだよ」。

そんなひとことから始まる回想法は、認知症予防にとても効果的です。

なかでも「飼っていたペットの話」は、感情と強く結びついた記憶を引き出しやすく、脳の活性化につながります。

ペットとの散歩や名前の由来、しぐさなどを語ることで自然と笑顔が生まれ、会話も広がります。

介護現場でも実践しやすく、写真を見ながら話せばさらに効果的。

動物にまつわる記憶は多くの人に共通しやすく、他の利用者との交流にもつながります。

身近で心温まるテーマだからこそ、認知症の進行防止にも大いに役立ちます。

配偶者との出会い

配偶者との出会い

人とのであいは人生の中でも大切な宝物、とくに配偶者とのであいを大切にしている人も多いかもしれませんね。

そんな配偶者の方とどのようにであって、その関係になっていったのか、エピソードを思い出して語ってもらうのはいかがでしょうか。

人がどのようなきっかけでであい、どのような関係になるのかは予想がつかないものなので、おどろくようなエピソードを持っている人もいるかもしれませんよ。

それぞれが歩んできた道がどのように違うのかというところは、会話のきっかけにもなりそうですよね。

回想法レク 昭和初期の懐かしい昔の道具

回想法レク 昭和初期の懐かしい昔の道具

回想法とは、テーマを決めて過去の記憶を呼び起こし、その当時の風景や環境、自分を見つめ直す心理療法の1つです。

当時を思い出すために、昔に使った道具の写真や動画、可能であれば実物を用意すると良いでしょう。

「この道具はこのようにして使った」「畑仕事が終わってから夜に使った」「うまく使えずに叱られた」など、使い方や使った時の時間帯や状況など、当時を詳細に思い出すことでさまざまな記憶を呼び起こします。

関連したエピソードが知れたり、ご本人も忘れていた思い出を思い出すこともあるかもしれませんよ。

継続しておこなうことで認知機能を改善する効果があるとされています。

何歳に戻りたい?

何歳に戻りたい?

これまでの人生で戻ってみたい年齢を理由とともに語りあうアイデアです。

若いころに夢中になっていたことや家族と過ごした時間、仕事で頑張っていた時期など人それぞれ特別な瞬間があるでしょう。

あの頃に戻れたら何がしたいかを話すことで、当時の気持ちを思い出しながら会話が盛り上がります。

今の知識や経験を持ったまま戻れるなら、どんなことに挑戦したいかを語るのも面白い話題になるでしょう。

過去を振り返ることで自分の人生の充実した部分や、今こそわかる大切なことに気づくかもしれません。

他の人の話を聞くことで、それぞれの人生の違いや共通点を感じ、会話が深まる話題です。