川をテーマにした童謡・唱歌・わらべうた。懐かしい水辺の名曲たち
川のせせらぎや流れる様子を歌にたくした童謡や唱歌には、日本人の心に深く染み入る独特の情緒があふれています。
子供の頃に口ずさんだ懐かしい歌から、学校で習った思い出の唱歌まで、川をテーマにした曲が、大人になった今でも記憶に残っているという方は少なくないはずです。
この記事では、四季折々の変化を見せる川の美しさや、川に住む生き物の様子などを歌にした作品をご紹介します。
懐かしい思い出にひたりながらお楽しみください。
川をテーマにした童謡・唱歌・わらべうた。懐かしい水辺の名曲たち(21〜30)
モルダウ愛知県名古屋市立城山中学校
スメタナの連作交響詩「わが祖国」の第2曲です。
ドイツ語でモルダウ、チェコ語でヴルタヴァ川というプラハ市街を流れる川の流れを表現しています。
1874年の初演以来、スメタナの代表曲となり、編曲されたものが歌曲・合唱曲としてよく歌われています。
広い河の岸辺混声合唱団 草津カンタービレ

スコットランドに起源をもつ民謡で、海外では「The Water Is Wide」または「O Waly, Waly」として知られています。
日本ではNHKの連続テレビ小説「花子とアン」、また、同じく連続テレビ小説「マッサン」にこの曲が登場し、近年注目を集めました。
アムール河の波苫小牧合唱団

マクス・キュッス作曲のロシアの民謡「Амурские волны」です。
キュッスが亡くなった後、1944年に歌詞がつけられ、赤軍合唱団向けの合唱曲に編曲されました。
アムール河は、ロシアと中国・黒竜江省との国境を形成している大河です。
アフトンの流れ神戸中央合唱団

スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズの詩が用いられた19世紀アメリカの歌曲です。
作曲者は、アメリカ・ケンタッキー州の弁護士ジョナサン・E・スピルマンで、1837年に書かれたとされています。
アフトン川とはスコットランド南西部サウス・エアシャイアを流れる小川です。
スワニー河NHK東京児童合唱団

ニューヨークの黒人扮装一座が演奏するためにフォスターが作詞作曲しました。
1851年に「故郷の人々」(Old Folks at Home)として楽譜が出版され、1935年にはスワニー河のあるフロリダの州歌になりました。
日本では、勝承夫訳詞の「故郷の人々」、緒園凉子訳詞の「スワニー河」の両方が知られています。