川の童謡・民謡・わらべうた
清らかな川のせせらぎと共に流れてきた童謡の調べは、私たちの心に深く染み入ります。
「めだかの学校」や「スワニー河」など、川を題材にした童謡には、水辺の生き物たちの暮らしや、故郷への想いが優しく描かれています。
世代を超えて歌い継がれるメロディーには、自然との調和や生命の輝きが込められています。
水面に映る思い出とともに、心温まる歌の世界へ出かけてみませんか?
川の童謡・民謡・わらべうた(1〜20)
川は誰のもの?Blue Voices

1995年、NHKの「みんなのうた」で放送されました。
作詞・作曲はみなみらんぼう、編曲は石原眞治、東京放送児童合唱団の歌で、翌年には日本コロムビアよりシングルCDとして発売もされました。
川の生い立ちとその大切さを伝える内容です。
ラサ・サヤンDick Lee

インドネシア、マレーシア、シンガポールなどでよく知られる民謡に、小林幹治が自然を賛美する内容の日本語詞をつけたものです。
1962年9月にNHK「みんなのうた」にて東京放送児童合唱団が歌ったものが放送されました。
走る川ハーモニー落合

黒沢吉徳・作曲、金沢智恵子・作詞の合唱組曲「水の翼」の第2曲です。
1993年に発表され、「泉」「海へ」とともに、水が川となって海へ戻り、新たな旅へ出るという流れを表現しています。
中学校の合唱コンクールで定番となっています。
母なるヴォルガを下りて一橋大学津田塾大学合唱団ユマニテ

1921年、アレクサンドル・グラズノフが発表した楽曲です。
ヴォルガとはロシアの西部を流れる大河です。
ロシアではヴォルガ川が古くから交通の要で、川を下った船を上流へ戻すために陸地から綱で引く作業を歌った「ヴォルガの舟引き歌」といった民謡もあります。
花佐佐木菜穗子

はじめは、1900年に共益商社出版から刊行された歌曲集「四季」の第1曲として発表されました。
武島羽衣作詞、瀧廉太郎作曲によるピアノ伴奏つき女声二部合唱、もしくは女性二重唱で歌われます。
当時隅田川でさかんだった漕艇(ボートレース、レガッタ)の様子が描かれています。