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【2025】ブラジルの国民的音楽!~サンバの名曲・人気曲まとめ

サンバといえばブラジルにおける代表的な音楽ジャンルですが、ダンスやカーニバルの総称のようなイメージを持たれている方も実は多いのではないでしょうか。

本稿では、知っているようであまり知られていない音楽ジャンルとしてのサンバの名曲を一挙ご紹介!

クラシックな名曲はもちろん、2010年代以降のサンバやパゴージをモダンに昇華した近年活躍しているアーティストによる楽曲まで、バリエーション豊かなラインアップでお届けします。

ここで取り上げられた楽曲を聴くことで、あなたのサンバに対するイメージが変わるかもしれません。

ぜひお楽しみください!

【2025】ブラジルの国民的音楽!~サンバの名曲・人気曲まとめ(21〜30)

O Bêbado e a EquilibristaElis Regina

ブラジル音楽の国民的なヒットソングであり、日本では『酔っぱらいと綱渡り芸人』という邦題でも知られている名曲中の名曲です!

1960年代から1970年代を中心に人気を博した、エリス・レジーナさんによる歌唱が最も有名ですね。

ブラジルの国民的な詩人と言われ、2020年にはコロナで亡くなってしまったアルジール・ブランキさんが作詞を手掛け、同じくブラジルの著名なミュージシャンであるジョアン・ボスコさんが作曲を手掛けたこちらの曲は、何も知らずに聴けば爽やかで心地よいナンバーとして楽しむこともできるでしょう。

実際には当時の軍事政権下におけるブラジルを揶揄した曲であり、ボサノバではなく下町文化をルーツとするサンバの魂が込められた楽曲なのですね。

音楽そのものを楽しむのもいいですが、ぜひ対訳などで歌詞を読んで曲に込められたメッセージにも触れてみてくださいね。

ConselhoAlmir Guinéto

パコージの代表グループ、Fundo de Quintalの結成メンバーの1人で、のちに脱退し、ソロでの活動でも人気のあるAlmir Guinétoです。

その代表曲がこちらの「Conselho」でサンバのスタンダードナンバーの1つです。

Não Deixe O Samba MorrerAlcione

Não Deixe o Samba Morrer | Alcione | Canta, Luan | Música Multishow
Não Deixe O Samba MorrerAlcione

「愛のサンバは永遠に」という邦題で知られている、日本でもおなじみの曲で、日本の歌手も多くの人がカヴァーしております。

1975年に、ブラジルの女性歌手Alcioneのデビューアルバムに収録された、ヒット曲です。

Os PassistasCaetano Veloso

1960年代後半のブラジルでの芸術運動である、トロピカリアの中の代表歌手、Caetano Veloso。

そんな彼が1997年に発表した名曲がこちらです。

Caetano Velosoは、MPBのイメージの強いですが、ボサノヴァ、サンバ、なんでもこなすマルチな音楽家です。

CarinhosoPixinguinha

ブラジルの国民的音楽といえば、サンバが真っ先に思い浮かびますよね。

そんなサンバの名曲として、ピシンギーニャさんの作品をご紹介します。

ブラジル出身の彼は、ショーロとサンバの発展に大きな影響を与えた音楽家として知られています。

本作は、1937年にオルランド・シルヴァさんによって大ヒットし、2009年にはブラジルで3番目に偉大な曲として認定されました。

純粋な愛情を切なく表現した歌詞は、聴く人の心に深く響きます。

まるで恋する人に語りかけるような温かさと、時に達成できない愛の切なさが感じられる一曲です。

サンバの魅力を存分に味わいたい方におすすめですよ。

Oba, Lá vem elaJorge Ben

ブラジル音楽の巨匠ジョルジ・ベンさんによる、サンバロックの名曲中の名曲です!

1970年1月にリリースされたアルバム『Força Bruta』の1曲目を飾ったこちらの楽曲は、軽快なリズムと甘美なメロディが印象的。

歌詞は、遠くから憧れの女性を見つめる男性の心情を描いており、ブラジルらしい陽気さとほろ苦い恋心が絶妙なバランスで表現されています。

サンバの伝統的な要素を大切にしながらも、ロックやMPBの要素を取り入れた革新的なサウンドは、ブラジル音楽の新たな可能性を切り開いた1曲として高く評価されていますよ。

心踊るリズムに乗せて、甘い恋心に浸りたい方にぜひおすすめです。

Samba da BençãoVinicius de Moraes

ブラジル音楽史に燦然と輝く星、ヴィニシウス・デ・モラエスさんの名曲として知られるこの楽曲は、サンバの本質を美しく表現した傑作です。

詩人としての才能を存分に発揮した歌詞は、サンバを単なる音楽ではなく、人生の喜びと悲しみを包含した祈りの形として描き出しています。

1960年代に制作されたこの曲は、ヴィニシウスさんとバーデン・パウエルによるアフロサンバのシリーズの一部として位置づけられ、ブラジル音楽の新境地を切り開きました。

映画「ある男とある女」のサウンドトラックにも採用され、国際的な注目を集めたこの楽曲は、サンバの魅力を知るきっかけとしてもおすすめです。