【2025】ブラジルの国民的音楽!~サンバの名曲・人気曲まとめ
サンバといえばブラジルにおける代表的な音楽ジャンルですが、ダンスやカーニバルの総称のようなイメージを持たれている方も実は多いのではないでしょうか。
本稿では、知っているようであまり知られていない音楽ジャンルとしてのサンバの名曲を一挙ご紹介!
クラシックな名曲はもちろん、2010年代以降のサンバやパゴージをモダンに昇華した近年活躍しているアーティストによる楽曲まで、バリエーション豊かなラインアップでお届けします。
ここで取り上げられた楽曲を聴くことで、あなたのサンバに対するイメージが変わるかもしれません。
ぜひお楽しみください!
【2025】ブラジルの国民的音楽!~サンバの名曲・人気曲まとめ(21〜30)
Meu LugarArlindo Cruz

サンバ~バコーヂ界の名門グループ、フンド・ヂ・キンタルの黄金期をけん引したアルリンド・クルスさん。
バンドを脱退後もソロ・アーティストとして絶大な人気を誇るアルリンドさんは、作曲家として多くのサンバの名曲を世に送り出した偉大なソングライターでもあります。
今回取り上げている『Meu Lugar』は、2007年にリリースされたソロ名義のアルバムにして、自身のキャリアにおける未発表曲のみで構成された『SAMBISTA PERFEITO』の1曲目に収録されているナンバーです。
アルバムの邦題は『完璧なサンビスタ』で、アルバムのタイトルからしてサンビスタとしての自信を感じさせますが、落ち着いたオープニングから多幸感を生み出すサビへつながる展開の妙、タイトル通り自身の故郷への愛情をストレートに歌い上げた歌詞も含めて、まさに王道かつ絶品のパゴーヂといった趣ですね。
サンバはやはりサビで大合唱できるのが醍醐味ですし、その欲求に完ぺきに応えてくれるメロディを持った楽曲と言えそうです。
O Bêbado e a EquilibristaElis Regina

ブラジル音楽の国民的なヒットソングであり、日本では『酔っぱらいと綱渡り芸人』という邦題でも知られている名曲中の名曲です!
1960年代から1970年代を中心に人気を博した、エリス・レジーナさんによる歌唱が最も有名ですね。
ブラジルの国民的な詩人と言われ、2020年にはコロナで亡くなってしまったアルジール・ブランキさんが作詞を手掛け、同じくブラジルの著名なミュージシャンであるジョアン・ボスコさんが作曲を手掛けたこちらの曲は、何も知らずに聴けば爽やかで心地よいナンバーとして楽しむこともできるでしょう。
実際には当時の軍事政権下におけるブラジルを揶揄した曲であり、ボサノバではなく下町文化をルーツとするサンバの魂が込められた楽曲なのですね。
音楽そのものを楽しむのもいいですが、ぜひ対訳などで歌詞を読んで曲に込められたメッセージにも触れてみてくださいね。
ConselhoAlmir Guinéto

パコージの代表グループ、Fundo de Quintalの結成メンバーの1人で、のちに脱退し、ソロでの活動でも人気のあるAlmir Guinétoです。
その代表曲がこちらの「Conselho」でサンバのスタンダードナンバーの1つです。
Não Deixe O Samba MorrerAlcione

「愛のサンバは永遠に」という邦題で知られている、日本でもおなじみの曲で、日本の歌手も多くの人がカヴァーしております。
1975年に、ブラジルの女性歌手Alcioneのデビューアルバムに収録された、ヒット曲です。
O Sol NasceraCartola

サンバの伝説的作曲家、Cartolaの1974年のデビューアルバムに収録される、代表曲です。
サンバというと、派手なカーニバルで豪華なイメージはありますが、心にゆっくりと染み渡る、味わい深い曲もたくさんあります。