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【2025】ブラジルの国民的音楽!~サンバの名曲・人気曲まとめ

サンバといえばブラジルにおける代表的な音楽ジャンルですが、ダンスやカーニバルの総称のようなイメージを持たれている方も実は多いのではないでしょうか。

本稿では、知っているようであまり知られていない音楽ジャンルとしてのサンバの名曲を一挙ご紹介!

クラシックな名曲はもちろん、2010年代以降のサンバやパゴージをモダンに昇華した近年活躍しているアーティストによる楽曲まで、バリエーション豊かなラインアップでお届けします。

ここで取り上げられた楽曲を聴くことで、あなたのサンバに対するイメージが変わるかもしれません。

ぜひお楽しみください!

【2025】ブラジルの国民的音楽!~サンバの名曲・人気曲まとめ(41〜50)

Sonho MeuDona Ivone Lara

Sonho Meu – Vários Artistas (Sambabook Dona Ivone Lara)
Sonho MeuDona Ivone Lara

古くのサンバ作曲者Dona Ivone Laraの代表曲「Sonho Meu」です。

サンバの女性歌手というのはたくさんいますが、サンバの曲の女性作者というのはとても珍しかったそうです。

サンバを語る上で外すことのできない、サンバ女主人として崇められています。

Pra seu governoGilberto Milfont

Gilberto Milfont – PRA SEU GOVERNO – samba de Haroldo Lobo e Milton de Oliveira – gravação de 1950
Pra seu governoGilberto Milfont

1940年代から活躍した、歌手で、サンバ作曲家のGilberto Milfontです。

この曲は、Beth Carvalhoが歌っていることでも、とても有名な曲ですが、Gilberto Milfontが作曲した代表的なスタンダードナンバーです。

A Voz do MorroZe Keti

1960年代に結成された伝説的なルーツ・サンバ・グループ、コンジュント・ア・ヴォズ・ド・モーホの一員であったゼ・ケチさん。

サンバ・ヂ・モーホの代表格とも言われ、下町の実情や陽気な生活のリアルを歌った彼は作曲家としての才能にも優れ、ゼさんが作曲した『Acender as Velas』は、ナラ・レオンさんやエリス・レジーナさんといった名シンガーが歌って成功を収めています。

今回紹介している『a voz do morro』は、先述したグループ時代から存在している楽曲で、冒頭から「俺がサンバだ」と高らかに歌い上げる様は、まさに下町サンバの真骨頂とでも言うべき内容で最高ですね!

多くのアーティストがカバーしている名曲でもありますから、YouTubeなどでいろいろと探してみるのも楽しいですよ。

Retrato Cantado de um AmorReinaldo

2019年に惜しくもこの世を去った名サンビスタ、レイナルドさん。

音楽活動と並行して銀行家でもあったという異色の経歴を持ったレイナルドさんは、1982年に仕事を辞めて本格的に音楽活動へと軸を移します。

以降、30年に及ぶキャリアの中で膨大な作品を精力的にリリースし続け、実力派のサンビスタとしてサンバとパコーヂの発展に貢献したレイナルドさんが、1986年にリリースしたソロ・デビュー作『Retrato Cantado de um Amor』の表題曲を紹介します。

リオデジャネイロのカーニバルにおいて有名かつ人気の高い名曲であり、聴いているだけで行ったこともないブラジルの暑い夏の午後が浮かび上がるようなサウンドと、レイナルドさんの太い声質の歌声が絶妙にマッチしていますよね。

途中からシンセ風のフレーズが聴こえてくるのも、何だか新鮮で良い感じです!

Foi Um Rio Que Passou em Minha VidaPaulinho da Viola

Paulinho Da Viola – Foi Um Rio Que Passou Em Minha Vida
Foi Um Rio Que Passou em Minha VidaPaulinho da Viola

サンバ界の貴公子とも言われているほど、洗練されたサンバの名曲を数々生み出している、シンガーソングライターのPaulinho da Violaです。

サンバでの活躍で知られていますが、ショーロやポップミュージックでもその実力は認められています。

Tombo in 7/4Airto Moreira

有名曲の「Samba de Janeiro」の元ネタとなっている曲がこの曲です。

Airto Moreiraはサンバフュージョンの代表的なアーティストの1人で、ジャズ界の大御所、Miles Davisとの共演などをし、北米でも成功した人です。

CarolinaSeu Jorge

ブラジルを代表するシンガーであり、俳優としても世界的な知名度を誇るセウ・ジョルジさん。

1996年よりサンバとファンクを融合させたサウンドで人気を博したバンド、ファロファ・カリオカのフロントマンとして活躍するも1999年に脱退。

2001年にはソロ・デビューを果たし、以降は名作『シティ・オブ・ゴッド』の出演などもあり、世界を舞台に活躍するアーティストとして認知されている存在です。

母国のルーツ音楽であるサンバを軸としながらも、ロックやファンク、レゲエなどを巧みに融合させたセウさんの洗練された音楽性は、サンバの可能性を感じさせるものであり、日ごろはロックやポップスを聴いている方であっても、入りやすいサウンドであると言えましょう。

先述したデビュー・アルバム『Carolina』のオープニングを飾る表題曲をまずは聴いて頂いて、セウさんの音楽へと足を踏み入れてみてください!