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【小学生向け】夏の思い出が俳句に!面白い夏の俳句アイデア集

夏の俳句の作り方、子供たちは意外に悩むものですよね。

いつも「季語が難しい」「どんな内容にすれば良いの?」という声が聞かれます。

それでも大丈夫!

子供たちならではの素直な感性をいかせれば、面白い俳句が生まれるんです。

「夏祭りビー玉目当てに飲むラムネ」この俳句のように、日常のちょっとした出来事や感動を言葉にしてみるのもオススメです。

こちらでは、小学生でも楽しく取り組める夏の俳句のアイデアをご紹介。

遊び感覚で始められる方法から、保護者の方と一緒に楽しめる方法まで、きっと新しい発見がありますよ。

【小学生向け】夏の思い出が俳句に!面白い夏の俳句アイデア集(1〜10)

げんかんの 蚊取線香 ガードマン

げんかんの 蚊取線香 ガードマン

夏休みという暑いシーズン、家の中に侵入してしまった蚊に悩まされる人も多いかと思います。

そんな蚊が家の中に入っていることをどのように防いでいたのかを紹介、その信頼感を描いたような俳句です。

玄関に置かれた蚊取り線香によって蚊を防いでいる様子を描いたシンプルな内容ではありますが、それをガードマンにたとえているところで効果の高さや強さという部分をしっかりと強調しています。

実体験から蚊取り線香の使用をオススメしているようにも思える内容ですね。

なつ休み しゅくだいなければ 天ごくだ

なつ休み しゅくだいなければ 天ごくだ

夏休みには楽しい思い出を作っていきたい、そんな楽しい夏休みの時間を邪魔してくるのが宿題の存在ですよね。

宿題があるせいで楽しい時間の中に勉強のことを取り入れなければならない苦しみを描いた俳句です。

なぜお休みの期間なのに勉強しなければならないのかという、強い不満の感情がシンプルな言葉の中に詰まっています。

夏休みの楽しい思い出ではなく、あえて宿題に対する不満を俳句で描くということで、不満をしっかりと強調しています。

当るかな アイスのぼうを またなめる

当るかな アイスのぼうを またなめる

暑い夏を乗り切るのに、アイスは欠かせないアイテムではないでしょうか。

そんなアイスの中でも当たりが付いたものに注目して、当たりが出てほしいという期待感を描いた俳句です。

当たりが出るだけでうれしいものではありますが、次のアイスを待ち望んでいる様子から、夏の暑さもしっかりと伝わってきますね。

「また」の言葉が入っているのも重要で、暑さに負けて何度もアイスを食べてしまうことや、その度に当たりを期待してしまうコミカルな姿がイメージされます。

【小学生向け】夏の思い出が俳句に!面白い夏の俳句アイデア集(11〜20)

夏休み ボーとしてたら もう終わり

夏休み ボーとしてたら もう終わり

お休みの期間は、油断しているとあっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。

そんな夏休みの時間が、気が付いたら終了していたことへの戸惑いの感情を描いた俳句です。

暑いから外に出たくない、家でなんとなく過ごしていたら時間が過ぎていたという点で、共感できる人も多いかと思います。

夏休みの宿題としてこうした俳句を提出するという事実からは、夏休みをなんとなく過ごしてしまった悲しみも感じさせますね。

できれば夏休みが始まるときに知っておいて、夏休みに思い出を作ろうという気持ちを高めたい俳句です。

かき氷 いつのまにかに とけていた

かき氷 いつのまにかに とけていた

かき氷は夏祭りなどでも定番の、暑い夏に涼しさを与えてくれるアイテムですよね。

細かく砕かれた氷なので暑さで溶けやすく、食べ終わるまでのスピードも重要かと思います。

そんなかき氷があっという間に溶けてしまう様子を描いた俳句です。

楽しみにしていた食感が油断しているうちに失われてしまった、切なさも含まれた内容ではないでしょうか。

溶けてしまうまでのスピードも感じられるところもポイントで、夏がどれほど暑かったのかもしっかりと伝えていますね。

学校を 忘れて遊び 始業式

学校を 忘れて遊び 始業式

楽しい時間であるほど、あっという間に過ぎ去ってしまうものですよね。

長い時間であったはずの夏休みが短く感じてしまうのも、充実した夏休みが過ごせたことの証明かと思います。

そんな夏休みがあっという間に過ぎていったことと、全力で向かい合っていた様子をまっすぐに描いた俳句です。

学校を忘れて遊んでいたという言葉から、宿題はどうなったのかも気になってきますね。

充実した夏休みのスピード感をしっかりと伝える、コミカルな雰囲気も感じさせる内容です。

説教に 耳せんがわりの 蝉の声

説教に 耳せんがわりの 蝉の声

夏が本格的になるほど元気なセミの数も増えて、鳴き声も徐々に大きくなっていきますよね。

そんな夏の最盛期のセミの声が、あらゆる音をかき消している様子を描いた俳句です。

あまり聞きたくないお説教をセミの声がかき消している様子に注目した内容で、セミへの感謝も伝わってきます。

お説教をあまり聞いていない姿からコミカルな雰囲気が感じられるところも印象的ですね。

説教とセミの声を比較することで、夏におけるセミの声がどの程度なのかをわかりやすく表現している俳句ではないでしょうか。