【難易度低め】今すぐ弾ける!シューマンのピアノ作品を一挙に紹介
温かみあふれるピアノ曲を数多く残した、ロマン派を代表する作曲家の一人であるロベルト・シューマン。
その作品の中には、テレビやCMなどでたびたび使用されている『トロイメライ』をはじめとする、親しみやすく比較的やさしいレベルの楽曲もあります。
そこで本記事では、シューマンらしさを感じられる名曲の中から、ピアノ初心者でも挑戦しやすい、難易度低めのピアノ作品をご紹介します。
ゆったりとした曲から快活な曲まで、幅広くピックアップしているので、お気に入りの1曲を見つけて、さっそくチャレンジしてみてくださいね!
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【難易度低め】今すぐ弾ける!シューマンのピアノ作品を一挙に紹介(11〜20)
『謝肉祭』Op.9 第2曲 ピエロRobert Schumann

作品集『謝肉祭』から、ロベルト・シューマンが道化師ピエロを表現した小品をご紹介します。
内向的で哀愁を帯びた雰囲気が印象的な本作は、単調なリズムと突然の跳躍的な動きが特徴です。
変ホ長調でわずか2分程度の小品ながら、ペダルを効果的に使った音響効果により、ピエロの繊細な心情が静かに描かれています。
シューマンは1834年から1835年にかけてこの組曲を作曲しており、当時の恋愛関係や内面世界を曲に反映させました。
ピアノを始めたばかりの方や、短い曲から挑戦したい方におすすめです。
難しいテクニックを必要としないため、しっかりと表現力を意識して弾けば、ロマン派音楽の魅力を存分に味わえる一曲です。
『蝶々』作品2 第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」Robert Schumann

ロベルト・シューマンの作品2『蝶々』のフィナーレである第12曲は、仮面舞踏会の終わりを描いた優美な小品です。
1831年に出版されたこの曲は、舞踏会の終焉と参加者たちの帰路を繊細に表現しています。
軽やかでありながらも感傷的な雰囲気を持ち、伝統的な「祖父の舞曲」の旋律が引用されているのが特徴です。
音が徐々に静まっていく終盤は、まるで舞踏会の灯が一つずつ消えていくような情景が目に浮かびます。
ピアノ演奏の基礎を身につけた方で、ロマン派の情感が豊かな表現に挑戦したい方におすすめです。
物語性を大切にしながら、シューマンの詩的な世界観を味わってみましょう。
こどものためのアルバム 作品68-1「メロディ」Robert Schumann

子供や若い世代のためにロベルト・シューマンが書いた43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第1曲『メロディ』。
シンプルで温かみのある旋律にシューマンらしさを感じる、美しい楽曲です。
音が少なく初心者の方でもチャレンジしやすい曲ですが、穏やかな美しさを表現するためには、左右のバランスを意識することが大切!
右手のやさしいメロディーが主役になるよう、左手の音量をなるべく抑えて、丁寧に弾いてみてくださいね。
こどものためのアルバム 作品68-10「楽しき農夫」Robert Schumann

わずか2週間でロベルト・シューマンによって作曲して仕上げられた、全43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第10曲目の『楽しき農夫』。
この曲集の中でも、特に知名度が高い作品の一つです。
ポイントは、終始左手がメロディーであること!
メロディーの音が伸びている部分で、合いの手のように右手の刻みが入ります。
はじめは左手をなめらかに演奏するのが難しいと感じるかもしれませんが、弾けるようになってしまえば、陽気なメロディーとリズムを刻む右手のフレーズに、なんともいえない心地よさを感じられるはずです!
森の情景 作品82-1「森の入り口」Robert Schumann

『森の情景 作品82』は、全9曲からなるピアノ独奏曲集。
第1曲目の『森の入り口』は、静かにゆったりと森に立ち入る様子を描いた、穏やかな楽曲です。
「この先で一体どんな動物や素晴らしい風景に出会えるんだろう」と、ワクワクした気持ちで森へと歩みを進める姿が目に浮かんでくるような気がしませんか?
メロディーラインをなめらかにつなぎつつ、リズミカルな刻みを間に入れていくのがこの曲のポイント!
まずは、ゆっくりとメロディーを耳で追いながら練習してみましょう。
こどものためのアルバム 作品68-4「コラール」Robert Schumann

難易度低めのロベルト・シューマンによる作品といえば、全43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』は外せません。
タイトルにこどものためのあるくらいなので、こどもであっても弾ける難易度の曲集となっています。
その中から、第4曲「コラール」はおすすめです。
シューマンの作品は、優しめでも符頭や交差するようなこともあり、頑張れば弾けるのですが弾きにくいという印象の一因にもなっています。
この「コラール」はそのシューマンには珍しく交差することもなく、シンプルな譜面でとても弾きやすい曲です。
今すぐ弾けるクラシック音楽としてもおすすめです。
【難易度低め】今すぐ弾ける!シューマンのピアノ作品を一挙に紹介(21〜30)
幻想小曲集 飛翔 Op.12-2Robert Schumann

ロベルト・シューマンの名作『幻想小曲集 飛翔 Op.12-2』。
ピアノ発表会で頻繁に演奏されるため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
難易度としてはショパンの『子犬のワルツ』よりはやや難しいといったところで、中級者の課題曲として人気を集めています。
そんなこの楽曲のポイントは17小節目からの右手。
1番上の声部をハッキリ演奏することに注力しすぎると音が固くなってしまうので、横の流れを意識しながら演奏するようにしましょう。