まるで工芸品のようなエレガントな容姿と、ソリッドギターとホロウギターの中間とも言えるサウンドを持つ、セミアコことセミ・アコースティックギター。
その歴史は古く、1958年にギブソン社が名器:ES-335を生み出したことに始まり、現在に至るまで各ギターメーカーが多くのモデルをリリースしてきました。
セミアコとは1つのモデルの呼称ではなく、ギターの構造に対する呼称なので、各社共に魅力的なラインアップをそろえています。
ロック、ブルース、ジャズ、フュージョンなど、幅広いジャンルで活躍するこのセミアコを扱う、名手ギタリストをピックアップしました。
優美な容姿と対応力の高いサウンドが魅力、セミアコを使う有名ギタリスト(1〜10)
Noel Gallagher

イギリスのロックバンド、Oasisの中心人物として知られている、ノエル・ギャラガーさんです。
彼は、ES-355をはじめ、ギブソン、エピフォン、リッケンバッカーなど、数々のタイプのセミアコを使用している、セミアコ愛好者です。
George Harrison

The Beatlesのリードギターを担当していた、ジョージ・ハリスンさん。
彼もジョン・レノンさんとともに、セミアコギターを愛用していました。
ヘフナー、グレッチ、ギブソン、リッケンバッカーなどの数々のセミアコを使っていることが確認できます。
生形真一

ロックバンドNothing’s Carved In Stone、ELLEGARDENのギタリスト、生形真一さんです。
エネルギッシュなプレイが印象的。
ギブソンのES-335、ES-355を始め、多数のギターを所有しています。
セミアコのロックギタリストで彼を最初に思い浮かべる方は多いのでは。
Chuck Berry

ロックンロールの生みの親、チャック・ベリーさん。
古くはフルアコを使用していましたが、70年代以降は、名機ES-335をはじめとした、セミアコを使用していました。
オールディーズやブルージーな楽曲には、やはりこのセミアコの音が合いますね。
浅井健一

日本のギタリストで、グレッチの愛用者といったらこの人でしょう。
元Blankey Jet Cityのフロントマンとして活躍し、数々の活動をしていますが、わりと一貫して、グレッチのテネシアンを使っています。
Brian Setzer

元Stray Catsのスーパーギタリストのブライアン・セッツァーさんといえば、グレッチ製のセミアコを使用していますね。
使用アンプのフェンダー製べースマンとのコンビで、丸みがあって艶やかな音を奏でるのですが、本当に彼のプレイスタイルにマッチしていると思います。
Larry Carlton

フュージョンジャズ界を代表する巨匠ギタリスト、ラリー・カールトンさんもセミアコ愛用者です。
この人に限らず、ジャズ系ギタリストはセミアコ、もしくはフルアコを使う人が多いですね。
丸みのある音での早弾きは聴いてて、気持ちがいいですね。