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優美な容姿と対応力の高いサウンドが魅力、セミアコを使う有名ギタリスト

まるで工芸品のようなエレガントな容姿と、ソリッドギターとホロウギターの中間とも言えるサウンドを持つ、セミアコことセミ・アコースティックギター。

その歴史は古く、1958年にギブソン社が名器:ES-335を生み出したことに始まり、現在に至るまで各ギターメーカーが多くのモデルをリリースしてきました。

セミアコとは1つのモデルの呼称ではなく、ギターの構造に対する呼称なので、各社共に魅力的なラインアップをそろえています。

ロック、ブルース、ジャズ、フュージョンなど、幅広いジャンルで活躍するこのセミアコを扱う、名手ギタリストをピックアップしました。

優美な容姿と対応力の高いサウンドが魅力、セミアコを使う有名ギタリスト(21〜30)

Alvin Lee

Alvin Lee – The Bluest Blues
Alvin Lee

イングランドのブルースバンド、Ten Years Afterのフロントマンを長きにわたり務めたアルヴィン・リーさん。

キレのある演奏と大人な歌声が世界中の音楽ファンの心をつかみました。

2003年に惜しくも亡くなってしまいましたが、彼のサウンドは今なお人々の心に残っています。

Ritchie Blackmore

Deep Purple “Hush” from Playboy After Dark
Ritchie Blackmore

ハードロックギターの大御所であるリッチー・ブラックモアさんの使用ギターといえば、ストラトキャスター一択のような気もしますが、実はセミアコも使用していたんですね。

ディープ・パープルの初期ですが、映像にも残っているんですね。

このころは曲調がハードロックではないのですが、プレイはなかなかカッコイイと思います。

優美な容姿と対応力の高いサウンドが魅力、セミアコを使う有名ギタリスト(31〜40)

Otis Rush

Otis Rush: I`Cant Quit You Baby
Otis Rush

サウスポーのブルースマン、オーティス・ラッシュさんはギブソン製のセミアコを愛用していました。

彼は右用のギターを弦も張り替えずそのままひっくり返して左用にしていました。

なかなか器用な方ですが、あのねちっこいプレイができていたのはそこに理由があるのかもしれませんね。

The Edge

U2 – Pride (In The Name Of Love) (Official Music Video)
The Edge

アイルランドが生んだスーパーバンドであるU2。

ギタリストのジ・エッジはグレッチ製のセミアコの使い手です。

ジ・エッジのプレイスタイルからすれば、どのギターでもあまり大差がない気もしますが、グレッチを抱えた姿が画になるプレイヤーですね。

おわりに

ES-335、ES-355、ホワイトファルコン、ナッシュビル、テネシーローズなどなど、セミアコにはその容姿だけでなくモデル名にも、何か気品を感じるものがありますよね。

主にジャズで使用される完全なホロウ=空洞構造であるフルアコースティックとも違い、主にロックで使用される空洞構造を持たないソリッドギターともまた違い、両者のハイブリッドとも言えるセミアコ。

その守備範囲の広さから、多様化・細分化する現代の音楽シーンでもギタリストたちを支え続けることでしょう。