優美な容姿と対応力の高いサウンドが魅力、セミアコを使う有名ギタリスト
まるで工芸品のようなエレガントな容姿と、ソリッドギターとホロウギターの中間とも言えるサウンドを持つ、セミアコことセミ・アコースティックギター。
その歴史は古く、1958年にギブソン社が名器:ES-335を生み出したことに始まり、現在に至るまで各ギターメーカーが多くのモデルをリリースしてきました。
セミアコとは1つのモデルの呼称ではなく、ギターの構造に対する呼称なので、各社共に魅力的なラインアップをそろえています。
ロック、ブルース、ジャズ、フュージョンなど、幅広いジャンルで活躍するこのセミアコを扱う、名手ギタリストをピックアップしました。
優美な容姿と対応力の高いサウンドが魅力、セミアコを使う有名ギタリスト(11〜20)
The PretenderDave Grohl

元ニルヴァーナのドラマーとして知られるフー・ファイターズのボーカル、ギターのデイヴ・グロールもまたセミアコの愛好家です。
映像に彼のシグネイチャーモデルが写っています。
ギブソンの『ES-335』をベースとしたメタリックな水色のボディーに、シャープなひし形の『fホール』、ネックはストラトキャスタータイプ、かなり独創的なフォルムです。
こちらのモデルはもともと60年代にアメリカで活躍したトリニ・ロペスのモデルでした。
70年代にシグネイチャーモデルとして発売されましたが、生産中止となり、それをデイヴ・グロールが使用したことでリバイバルしたモデルです。
Neil Young

カナダ出身のシンガー・ソングライターで、あまり評価はされていませんが、ギタリストとしても素晴らしいプレイヤーのニール・ヤングさん。
いろいろなギターを使っていますが、昔から、グレッチのホワイトファルコンを愛用していて、使っている姿はよくみられます。
Eddie Cochran

1950年代に活躍し、21才の若さでこの世を去ってしまった、伝説的ロックンローラー、エディ・コクランさん。
数々のロカビリー系のアーティストに影響を与えており、そのほとんどがグレッチを愛用するのは、元をたどればこの人に行き着くのかもしれません。
Tom SawyerAlex Lifeson

ラッシュのこちらの曲でミュージックビデオに写っているのは彼のシグネイチャーモデル『ES-355』。
純白のボディに、ゴールドのメタルパーツ、べっ甲のピックガードが王者の貫禄を漂わせていますね。
在籍時から長きに渡り使用されてきた愛機で、セミアコのなかでもとても有名な名機です。
ラッシュのサウンドの中核を担ったサウンドはこちらのギターから成り立っています。
後にレスポールタイプでほぼ同じ形も登場してくるので、彼のアイコンとなったモデルと言えるでしょう。
Ti Punch小沼ようすけ

世界でも活躍する日本人ジャズギタリストの小沼ようすけさん。
ジャズギタリストにはセミアコやフルアコを使われる方が多く存在しますが、小沼さんもセミアコ愛用者の1人です。
ジャズの世界では40代でも「若手」と呼ばれ、1974年生まれの小沼さんはバリバリの「若手」です。
ギターを始めた頃はロックを弾いておられ、またクラブでの出演も多く、ジャズの枠に捉われない、しかしジャズのエッセンスにあふれるギターが魅力です。
Live Spot RAGには何度も出演いただいております。
またイケメンであり、天が二物を与えたアーティストと言えます。
Johnny Marr

UKのオルタナ、インディーロック系の先駆者である、The Smithのギタリストとして有名な、ジョニー・マーさん。
フェンダーのジャガーを使用していることが多いですが、The Smithの時代はリッケンバッカーや、ES-335などのセミアコを使っていることも多くありました。
優美な容姿と対応力の高いサウンドが魅力、セミアコを使う有名ギタリスト(21〜30)
ウルフルケイスケ

ウルフルズのギター担当であり、リーダーを兼任しています。
通称は「ミスタースマイル」・「笑うギタリスト」・「ナニワンギター」など多くの呼び名があります。
トレードマークはテンガロンハットです。
ラジオDJなどもしており幅広く活動されています。
ウルフルズ活動休止後もソロで積極的に活動しています。