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【センチメンタルに浸りたい】感傷的な空気感があふれる邦楽の名曲

ふと感傷的な気持ちになってしまうことってありますよね。

元気を出すのもいいですが、そんな時はありのままに過ごしてみるのもいいかもしれませんね。

この記事ではセンチメンタルな日にゆったりと浸れるような曲をピックアップしました。

流れに身をまかせてこういった名曲を聴くとなんだか癒やされます。

秋の夜はもちろん、いろいろな季節やシチュエーションで聴ける曲がありますのでぜひ、あなたのセンチメンタルな心にフィットする曲を見つけてみてくださいね。

【センチメンタルに浸りたい】感傷的な空気感があふれる邦楽の名曲(21〜30)

JANE DOE米津玄師, 宇多田ヒカル

米津玄師, 宇多田ヒカル Kenshi Yonezu, Hikaru Utada – JANE DOE
JANE DOE米津玄師, 宇多田ヒカル

劇場版アニメ『チェンソーマン レゼ篇』のエンディングテーマとして、米津玄師さんと宇多田ヒカルさんという日本を代表する2人のシンガーソングライターがタッグを組んだ作品です。

2025年9月にリリースされた両A面シングル『IRIS OUT / JANE DOE』に収録されています。

痛みと記憶、失われたものへの呼びかけが詩的につづられた歌詞は、憂鬱(ゆううつ)さがありながら透明感のある宇多田さんの歌声によって風のように心に吹き抜けていきます。

米津さんが手がけた繊細な世界観と、宇多田さんの表現が重なり合うことで生まれるはかなさと余韻は、大切な誰かを思い出したときや、静かに感情と向き合いたいときに寄り添い心に響く1曲です。

満ちてゆく藤井風

Fujii Kaze – Michi Teyu Ku (Overflowing) / Official Video
満ちてゆく藤井風

どんなに輝かしい時間も終わりがくること、それでも執着を手放すことで心が満たされていくこと。

映画『四月になれば彼女は』の主題歌として2024年3月にリリースされたこの曲は、藤井風さんにとって初のラブソングです。

見返りを求める愛の虚しさと、無償の愛がもたらす充足感を静かに歌い上げています。

やわらかなピアノの旋律に乗せた優しい歌声が、変化を受け入れることの大切さを教えてくれます。

大切な人との別れを経験した方、愛することの意味を見つめ直したい方にオススメしたい1曲です。

Lemon米津玄師

米津玄師 Kenshi Yonezu – Lemon
Lemon米津玄師

2018年3月に発売されたTBS系金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌は、失った人への深い喪失感と変わらぬ思いを描いた、米津玄師さんの代表作です。

制作中に祖父を亡くした個人的な体験が反映され、死と向き合いながらも大切な人との思い出を胸に生きていく主人公の姿が丁寧に描かれています。

レモンの苦味や酸味が象徴する複雑な感情表現が心に響き、YouTube再生回数は9億回を超える大ヒットとなりました。

悲しみを共有したいとき、静かに感情を高ぶらせたいときにぴったりの1曲です。

ドラマをご覧になった方となら、きっと思い出話にも花が咲くことでしょう。

染まるよチャットモンチー

チャットモンチー『染まるよ』Music Video
染まるよチャットモンチー

アナログ時計が秒針を刻むかのようなイントロを受けて、強気に生きようとしながらも決して強くないはずの女性が本音を歌い上げるチャットモンチーの名曲です。

月明かり、街灯、紫煙、白い吐息、渋いグランジのようなキーワードが、悲しみを表に出さないクールな心を見事に表現していますね。

伴奏だけで夜明けから朝方あたりの時間帯をイメージしてしまう点からも、バンドがどれだけ繊細で高度な演奏をしているのかがわかるはずです。

tears羊文学

静寂のなかに確かな熱量を宿したサウンドが、胸の奥をそっと揺らいます。

オルタナティブロックバンド、羊文学の楽曲で、2024年2月にリリースされました。

この楽曲は杏さん主演の映画『かくしごと』の主題歌として書き下ろされ、のちにアルバム『Don’t Laugh It Off』に収録。

いびつで深い親子の愛をすくい取るようにつづられた言葉と、塩塚モエカさんの透明感のある歌声が胸に迫ります。

初めて導入されたチェロの切ない音色も、不安定に揺れる心を表現しているかのよう。

どうしようもない感情を抱えた夜にぴったりの1曲です。

金木犀の夜きのこ帝国

唯一無二の世界観でファンを魅了するロックバンド、きのこ帝国の楽曲。

2018年9月に発売されたアルバム『タイム・ラプス』に収録されており、幻想的なギターで幕を開けるイントロと、ボーカル佐藤千亜妃さんのノスタルジックな歌声が心にしみますよね。

金木犀の香りがふわりと漂う夜、過ぎ去った恋の記憶がよみがえる切ない情景を描いた歌詞は、秋ならではのセンチメンタルな気持ちにさせられるのではないでしょうか。

この楽曲はリクルート「SUUMO」のCMソングに起用されたことでも知られています。

本作の美しくも憂いのあるアンサンブルが肌寒くなる季節に浸らせてくれる、切なさがあふれるロックチューンです。

SubtitleOfficial髭男dism

Official髭男dism – Subtitle [Official Video]
SubtitleOfficial髭男dism

川口春奈さん、目黒蓮さん出演のドラマ『silent』の主題歌として書き下ろされた名曲です。

国民的な人気を誇るピアノポップバンド、Official髭男dismが2022年10月にリリースしました。

本作は、言葉がまるで雪の結晶のように、形を保てずに溶けて消えてしまうはかなさともどかしさを歌っています。

本当に伝えたい思いは言葉だけでは届かない、そんな主人公の痛切な心の叫びが、ドラマチックなメロディに乗って胸に迫りますよね。

ドラマの大ヒットと共にSNSでも話題となり、Billboard JAPANの総合ソング・チャートで首位を記録しました。

好きな人に気持ちを伝えられずにいるとき、その切ない心にそっと寄り添ってくれる美しいバラードです。