台湾のおすすめバンド。アジアシーンを盛り上げる注目バンド
アジア音楽シーンで独自の輝きを放つ台湾。
華やかなポップスからオルタナティブロック、エレクトロニカまで、多彩なジャンルを横断する才能豊かなバンドが次々と誕生しています。
豊かな楽曲の数々は、台湾ならではの文化的多様性を映し出しているんですよね。
洗練されたサウンドプロダクションとスタイリッシュなビジュアルで魅せるおしゃれなバンドも数多く、日本での公演や日本のアーティストとのコラボレーションも活発化し注目されていますよ。
そんな台湾音楽の新たな潮流をけん引するバンドたちを紹介していきます!
台湾のおすすめバンド。アジアシーンを盛り上げる注目バンド(1〜10)
愛情你比我想的閣較偉大茄子蛋 EggPlantEgg

台北で2012年に結成されたエッグプラントエッグ。
黃奇斌さん、蔡鎧任さん、謝耀德さんの3人が織りなす音楽は、インディーロックを基盤にブルースやジャズの風味が香るのが特徴的ですよ。
映画『當男人戀愛時』の主題歌『愛情你比我想的閣較偉大』で大ブレイク。
2021年3月に公開されたこの楽曲は、2022年の金曲奨で「年間歌曲獎」に輝きました。
2018年には同奨で主要2部門を受賞。
「茄子」から着想を得たバンド名もユニークですね。
骨太なサウンドと台湾語のメロディが、きっと琴線に触れるはずです。
My Jinji落日飛車 Sunset Rollercoaster

台北を拠点に、アジアの音楽シーンでひときわ注目を集めるバンドのサンセットローラーコースター。
2009年にボーカルの國國さんを中心に結成、初期はガレージサイケな魅力で台湾インディーシーンをにぎわせました。
2011年にアルバム『Bossa Nova』でデビューし、同年には「SUMMER SONIC」出演も果たしています。
活動再開後はAORやシティポップへと大きく舵を切り、アルバム『Cassa Nova』や名盤『Soft Storm』は、彼らの洗練された音楽性を示すものとなりました。
金曲奨で2021年に「最優秀バンド賞」を受賞した実力は本物で、80年代の香りを漂わせるシンセサウンドと高度な演奏が生むグルーヴは、多くの音楽ファンをとりこにしています。
「Audiotree Live」に出演したのも、彼らの国際的な活躍を物語るエピソードの一つですよ。
おしゃれでメロウな音楽が好きな方には、ぜひ触れてみてほしいバンドではないでしょうか。
留給你的我從未 Those Things I Kept甜約翰 Sweet John

ウェットでしっとりとした音質が持ち味の台湾のバンド、スウィートジョンは2016年に結成されました。
執筆時、男女ツインボーカルによる5人編成で、インディーロックを基調としたギターポップ的サウンドが心地よいんです。
2017年12月に発売のデビューアルバム『Dear』には、『失蹤人口』や『日晷』といった彼らを代表する楽曲が収録されています。
このアルバム『Dear』は第29回金曲奨で最優秀バンド賞を受賞し、その実力が広く認められました。
映像を喚起させるような詩的な歌詞の世界観も魅力で、2024年11月には初来日での舞台披露も成功させています。
霧雨に包まれるような美しいハーモニーに浸りたい方に、ぜひ触れてみてほしいバンドです。
台湾のおすすめバンド。アジアシーンを盛り上げる注目バンド(11〜20)
OY傻子與白痴 Fool and Idiot

2015年に結成し、インディーロックからダークでエレクトロニックなサウンドへと音楽性を深めてきたバンド、フールアンドイディオット。
彼らの2019年のデビューアルバム『夜長夢少(Till 5:10 a.m.)』は、収録曲『你終究不愛這世界』とともに多くのリスナーの注目を集めました。
2024年にはアルバム『姿態(Posture)』で金曲獎の各種部門にノミネートされるなど、その実力も高く評価されています。
「自分たちの本音」を追求したという音楽的変遷も興味深く、彼らが織りなす深遠な音世界は、先鋭的なサウンドを求める音楽ファンの心をつかんで離さないでしょう。
愛的多重宇宙Tizzy Bac

ピアノが旋律を奏で、ベースが時にギターのようにひずむ、そんな個性的なサウンドで魅了するのがティジー・バックです。
1999年に結成され、彼らは「ピアノロック」という独自のスタイルを確立しました。
なんと、ギターレスという編成で、ボーカルの陳惠婷さんが弾くキーボードが楽曲の核を担っているんですね!
歌詞は「牢騒系」とも呼ばれ、現代の生きづらさをストレートに表現し、多くの共感を呼んでいます。
2003年の初アルバム『什麼事都叫我分心』は、彼らの存在をシーンに強く印象付けました。
2005年のフジロックや2014年の「TOKYO FM&JFN present EARTH × HEART LIVE 2014」という日本のライブイベントへの出演も果たしているんですよ。
アルバム『知人』では、金曲獎の最優秀バンド賞にノミネート!
心に深く響く音楽を求める方に、ぜひ触れてほしいバンドです。
東區東區八三夭

2003年に高校の同級生で結成された台湾の5人組、バーサンヤオ。
エモ、パンク、ロックを基盤にテクノのスパイスを効かせた、エネルギッシュでキャッチーな音像が魅力です。
2007年に活動を開始し、2012年リリースのアルバム『最後的8/31』に収められた『東區東區』で人気が爆発しました。
2020年には、あの大ヒットドラマ『想見你』のエンディング曲を担当し、その注目度の高さがうかがえますね。
アルバム『生存指南』での弦一徹さんとの共演もすてきポイントですね。
熱いライブと心に響くメロディがお好きな方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
生まれ変わったらゲシュタルト乙女

台湾で2016年1月に結成、マスロックやデジタルロック、シューゲイザーなどを基盤にジャンルを横断する音楽性で知られるゲシュタルト乙女。
ボーカルMikanさんの紡ぐ日本語詞も、その世界観を深めています。
2018年7月発表のミニアルバム『生まれ変わったら』はSpotify「バイラルTOP50」で7位を記録し、続くアルバム『視力検査』も好評を博しました。
Spotify Japan「Early Noise 2020」にも選出されています。
Mikanさんが日本語で歌詞を書くのは「自分の感情を表しやすい」からだそう。
2024年3月にベーシストが加入した新体制の音も注目です。
浮遊感のあるドリーミーなサウンドは、良質なインディーロックを求める方の心に響くでしょう。