台湾のおすすめバンド。アジアシーンを盛り上げる注目バンド
アジア音楽シーンで独自の輝きを放つ台湾。
華やかなポップスからオルタナティブロック、エレクトロニカまで、多彩なジャンルを横断する才能豊かなバンドが次々と誕生しています。
豊かな楽曲の数々は、台湾ならではの文化的多様性を映し出しているんですよね。
洗練されたサウンドプロダクションとスタイリッシュなビジュアルで魅せるおしゃれなバンドも数多く、日本での公演や日本のアーティストとのコラボレーションも活発化し注目されていますよ。
そんな台湾音楽の新たな潮流をけん引するバンドたちを紹介していきます!
台湾のおすすめバンド。アジアシーンを盛り上げる注目バンド(1〜10)
My Jinji落日飛車 Sunset Rollercoaster

台北を拠点に、アジアの音楽シーンでひときわ注目を集めるバンドのサンセットローラーコースター。
2009年にボーカルの國國さんを中心に結成、初期はガレージサイケな魅力で台湾インディーシーンをにぎわせました。
2011年にアルバム『Bossa Nova』でデビューし、同年には「SUMMER SONIC」出演も果たしています。
活動再開後はAORやシティポップへと大きく舵を切り、アルバム『Cassa Nova』や名盤『Soft Storm』は、彼らの洗練された音楽性を示すものとなりました。
金曲奨で2021年に「最優秀バンド賞」を受賞した実力は本物で、80年代の香りを漂わせるシンセサウンドと高度な演奏が生むグルーヴは、多くの音楽ファンをとりこにしています。
「Audiotree Live」に出演したのも、彼らの国際的な活躍を物語るエピソードの一つですよ。
おしゃれでメロウな音楽が好きな方には、ぜひ触れてみてほしいバンドではないでしょうか。
後來的我們五月天 Mayday

中華圏を代表するスーパーバンドとして、アジア音楽シーンをけん引する台湾の五月天。
1997年に結成、当初は青春の焦燥感を歌うガレージロックでしたが、メロディアスなポップロックへと進化しました。
1999年7月にアルバム『五月天』でデビューを飾り、2000年リリースのアルバム『愛情萬歳』はチャートを席巻する大ヒットとなりました。
金曲奨での複数回の最優秀バンド賞受賞や、2012年の北京・鳥の巣スタジアムでの2days公演は伝説的です。
阿信さんが紡ぐ文学的な歌詞の世界観も多くのファンの心をつかんでいます。
スケールの大きなライブと琴線に触れる楽曲を愛する方に、きっと響くはずです。
好不容易 Eventually淺堤 Shallow Levée

台湾の高雄の風を感じる音楽を探しているなら、シャロウ・レヴィーを聴いてみてください!
2015年に活動をスタートし、インディーロックやオルタナティヴフォークを基調に、心象風景にそっと寄り添うサウンドが魅力です。
ボーカル依玲さんの台湾語と台湾華語を織り交ぜた歌詞と柔らかな歌声が、『怪手』や『陷眠』といった代表曲で高雄の日常を詩的に描き出していますね。
2019年にリリースした『陷眠 Daydreaming』の全国ツアーでは全公演がソールドアウトを記録し、アルバム『不完整的村莊 The Village』でPlayMusic Awardsの「最優秀インディーアルバム賞」を受賞。
情景が浮かぶようなメロディと、どこか懐かしいのに新しい台湾の音に触れたい方にぴったりですよ!
Last Summer (月亮惹的禍)我是機車少女 I’mdifficult

台北を拠点に活動するアイムディフィカルトは、2018年に結成された4人組オルタナティブポップバンド。
NEO SOULやR&Bを基盤に、ファンクやアフロビートなど多彩な要素を混ぜ合わせたサウンドが魅力的なんです。
代表曲には『Last Summer(月亮惹的禍)』などがあり、2021年にはアルバム『25』を、2023年にはアルバム『I’mdifficult』をリリースしました。
本作は台湾の金音創作賞でノミネートされ、音楽シーンでの存在感を増しています。
2023年8月には日本ツアーも行い、各地でYeYeさんたちと共演したんですよ。
ジャンルにとらわれない自由な音楽が好きな方や、アジアの新しい才能に触れたい方には、ぐっとくるかもしれませんね!
愛情你比我想的閣較偉大茄子蛋 EggPlantEgg

台北で2012年に結成されたエッグプラントエッグ。
黃奇斌さん、蔡鎧任さん、謝耀德さんの3人が織りなす音楽は、インディーロックを基盤にブルースやジャズの風味が香るのが特徴的ですよ。
映画『當男人戀愛時』の主題歌『愛情你比我想的閣較偉大』で大ブレイク。
2021年3月に公開されたこの楽曲は、2022年の金曲奨で「年間歌曲獎」に輝きました。
2018年には同奨で主要2部門を受賞。
「茄子」から着想を得たバンド名もユニークですね。
骨太なサウンドと台湾語のメロディが、きっと琴線に触れるはずです。
我好想你魚丁糸 / 蘇打綠(ソーダグリーン)

台湾の音楽シーンでひときわ輝きを放つ存在として、ソーダグリーンに注目したいですね。
2001年に学生6人で結成され、インディーロックやポップスを基盤にしつつ、クラシックやフォークなど多様な音楽性を取り入れたサウンドが魅力的なんです。
2005年にデビューアルバム『蘇打綠』をリリースし、中華圏で人気を獲得。
その後も多くの支持を集める作品を生み出しています。
Golden Melody Awardsでは、2007年のアルバム『小宇宙』や2016年の名盤『冬 未了』で最優秀バンド賞を受賞するなど、その実力は本物ですね。
ボーカル呉青峰さんのソロでの2020年GMA主要5部門制覇や、魚丁糸へ改名したドラマも乗り越え、2025年には結成20周年ツアーも控えています。
詩的な歌詞と豊かな表現力を持つ音楽を求める方にぜひ聴いてほしいバンドですよ!
白日夢 Daydream草東沒有派對 No Party For Cao Dong

若者の虚無や反骨精神をかき鳴らす、台湾発のインディーロックバンド、ツァオトンメイヨウパイトゥイ。
オルタナティヴやポストロックなど多彩なジャンルを融合させたエモーショナルなサウンドが魅力です。
2015年7月に自主制作でリリースされたEP『No Party for Cao Dong』で注目を集めました。
翌2016年に発売されたアルバム『醜奴兒』収録の『大風吹』は、社会への鋭い問いかけで世代を超えた共感を獲得。
この楽曲は2017年の金曲奨で年度歌曲奨に輝き、新人賞と最優秀バンド賞と合わせて三冠受賞し、「悶世代の爆発」と称賛されたんですよ。
2023年のアルバム『瓦合』でも金曲奨で3冠に輝きました。
現代に響くメッセージと激しさを求めるなら、彼らの音楽は必聴ですよ!