「け」から始まるタイトルのボカロ曲、あなたはいくつ思い浮かびますか?
たとえば、『ケッペキショウ』『ケサランパサラン』『ケセラリズム』を思い浮かべた方は多いかもしれませんね。
その他にも「決戦」「計画」「計算」などなど、「け」から始まる言葉はたくさんあり、単語を見ただけでいくつもの曲名が思い浮かんだボカロファンの方もいらっしゃるでしょう。
この記事ではそうした「け」から始まるタイトルのボカロ曲を一挙に紹介していきます。
まだ知らない曲があれば、ぜひこの機会に聞いてみてくださいね。
「け」から始まるタイトルのボカロ曲まとめ(1〜10)
消しゴムで描いた未来NEW!Nei.

疾走感あふれるサウンドが胸に刺さる、エモーショナルなロックナンバーです。
ボカロP、Nei.さんによる作品で2025年9月にMV公開。
描いては消してしまうような不確かな未来への不安と、それでも希望を捨てきれない願いを表現しています。
そしてキャッチーなギターリフが詰め込まれたさわやかな音像と、初音ミクと重音テトのツインボーカルの相性がすごい!
もどかしい気持ちを吹き飛ばしてくれる曲です!
ケープカナベラルNEW!蜻蛉

エレクトロニカとR&Bが交差するサウンドが魅力の作品です。
蜻蛉さんによる2017年3月の楽曲で、作詞はfさん、歌唱にはONEが起用されています。
抑制されたAメロから哀愁を帯びたBメロへと展開し、サビで感情が一気に高まる構成が秀逸。
歌詞は宇宙、ロケットをモチーフにしており、一度動き出したら後戻りできない恋愛の後悔や距離感が切なくつづられています内省的な気分のときにぴったりの1曲でしょう。
Cake雄之助

甘いタイトルとは裏腹な、ビターなメッセージを秘めたナンバーです。
『PaⅢ.SENSATION』なども手がけてきた人気ボカP、雄之助さんによる作品で、2024年9月に公開されたEP『Vanguard』に収録。
2025年6月にMV公開されました。
アンニュイな雰囲気の歌声、サウンドアレンジが印象的。
歌詞にはあっけなく断ち切られてしまう人間関係のはかなさが描かれていて、考えさせられます。
少し複雑な気持ちを抱えた夜に、このサウンドが寄り添ってくれるかもしれません。
消えろじん

誰しもが一度は抱いた経験があるはずの感情に、肉薄します。
『カゲロウプロジェクト』シリーズの作者として知られている、自然の敵Pことじんさんによる作品で、2022年に発表。
同年リリースされたアルバム『アレゴリーズ』に収録されています。
アコギとピアノの軽やかな音色が耳に残るんですが、聴き終わったあと胸中に渦巻くのは切なさ。
それは歌詞に投影された悲しげな想いがあるからでしょう。
とくに10代、多感な年代にこそ刺さるはずです。
警報のあった日世界電力

曇り空の港から始まる、ドラマチックなロックチューンです。
世界電力さんによる楽曲で、2023年に発表。
ボカコレ2023夏のルーキーランキング3位を獲得した本作は、オルタナティブなサウンドアレンジに心奪われます。
歌詞には人間関係における葛藤や不安、後悔が鮮やかに描かれており、共感性の高い仕上がり。
つい自分の人生に重ねて聴いてしまうんですよね。
カラオケでは、男性の方にとってチャレンジしやすいボカロ曲です。
ケッペキショウすこっぷ

人間の切ない感情やこみ上げる思いを歌にするボカロP・すこっぷさん。
彼が制作した『ケッペキショウ』は、トランスやテクノの息吹を感じるロックナンバーです。
誰かに言いたいことが素直に言えない現代社会に、一石を投じる歌詞が心に響きます。
人間らしい悩みを電子音声が感情的に歌う姿には感動が隠せません。
アップテンポなバンドサウンドでありながら、何種類ものピアノサウンドが奏でる音は独創的ですね。
学校や会社で人間関係に悩んだ時に聴いてみてください。
権利買取済少女鬱P

ラウドやスクリーモを取り入れたロックサウンドをリスナーに届けるボカロP・鬱Pさん。
彼の楽曲のなかでも鬱な気分に寄りそうのは2022年に制作された『権利買取済少女』です。
モダンな雰囲気で展開する情熱的なバンドサウンドが印象的。
艶やかな世界で生きる女性の力強いメッセージがこめられています。
キュートかつ力強い歌声を持つ星界の歌唱が深く味わえるナンバーです。
心の寂しさや不安をつつみこむエネルギッシュなロックチューンを聴いてみてくださいね。