人気アニメ『響け! ユーフォニアム』などの映像作品を通して、吹奏楽に憧れを抱いたことのある方は多いのでは?
大人になってから吹奏楽の魅力を知り、楽器を購入して習い始めたり、仲間でブラスバンドを組んで週末に楽しんでいる方もいるかもしれませんね。
この記事では、吹奏楽で演奏される人気曲のなかでも「初心者向け」とされる名曲を集めました。
楽器経験がない方にとって参考となるのはもちろん、学生時代に吹奏楽を経験された方であれば、懐かしく感じられるかもしれません。
親しみやすさをおぼえる魅力的な吹奏楽作品の数々をお楽しみください!
【吹奏楽】初心者におすすめ!練習にもピッタリの名曲&人気曲集(1〜5)
ムーンライト・セレナーデGlenn Miller

優美なクラリネットとサックスのハーモニーが心に染み入る名作。
月明かりの下で恋人に愛をささげる情景を、スローなスウィング・ジャズにのせて描き出します。
グレン・ミラーさんならではの独特のアレンジが光る本作は、1939年4月にリリースされると瞬く間に大ヒット。
1996年にはスバル「レガシィ」のCMソング、2007年には三菱・デリカD:5のCM曲として使用され、2004年の映画『スウィングガールズ』でも印象的なシーンを彩りました。
吹奏楽やビッグバンドサウンドを学ぶ音楽愛好家の方にオススメの1曲です。
銀河鉄道999ゴダイゴ

映画『銀河鉄道999』の主題歌として制作された、SF感あふれるロックチューン。
タケカワユキヒデさんが英語詞を受け取ってから一晩で作り上げたという本作は、1979年7月に発売されると、TBS系音楽番組『ザ・ベストテン』で7週連続1位を獲得する大ヒットとなりました。
ロックを基調としながらもアニメソングに新しい風を吹き込んだ革新的なサウンドは、当時の音楽シーンを大きく変えることになります。
蒸気機関車が力強く走るかのようなアップテンポのリズムと、未来へ向かう勇気を歌った力強いメッセージは、吹奏楽演奏でも迫力満点。
夢に向かって頑張るあなたの背中を後押ししてくれる1曲です。
ニュー・シネマ・パラダイスEnnio Morricone

壮大なオーケストラと美しい旋律が融合した映画音楽の傑作。
1988年にイタリア映画のサウンドトラックとして、モリコーネさんが息子のアンドレアさんと共作した本作は、シンプルでありながら情緒豊かなメロディが心に深く響きます。
アルバム『Nuovo Cinema Paradiso』として1990年にリリースされ、英国アカデミー賞作曲賞やダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀音楽賞を受賞。
クラシックとイタリアの伝統的な音楽を融合させた優美な旋律は、穏やかな時間を過ごしたいときや、吹奏楽の練習曲として取り組むのにピッタリです。
イン・ザ・ムードGlenn Miller

サクソフォンのメロディが耳に残る明るい楽曲は、グレン・ミラーさんが1939年9月にリリースした大ヒット作品です。
サックスとトランペットの掛け合いが生み出す躍動感あふれるサウンドは、ダンスフロアの高揚感や楽しさを表現し、スウィング・ジャズの魅力を存分に伝えています。
本作は2004年の映画『スウィング・ガールズ』でも使用され、高校生たちの青春を彩る印象的なシーンを生み出しました。
吹奏楽の世界でもスタンダードナンバーとして多くのバンドに演奏されている名曲です。
吹奏楽による「ドラゴンクエストⅠ」より「序曲」作曲:すぎやまこういち/編曲:真島俊夫

勇壮なファンファーレから始まり、壮大な冒険の世界へと誘うオープニング曲。
すぎやまこういちさんが生み出した華麗な旋律に、真島俊夫さんの吹奏楽編曲が見事に調和し、金管楽器と打楽器の響きが作品の魅力をいっそう引き立てています。
人気ゲームシリーズの象徴的なテーマ曲として1986年に誕生して以来、学校の吹奏楽部やプロの演奏団体によって数多く演奏され、吹奏楽のレパートリーとして定着しました。
本作は、力強い演奏が得意な方にピッタリの、吹奏楽の醍醐味を存分に味わえる魅力的な1曲です。
【吹奏楽】初心者におすすめ!練習にもピッタリの名曲&人気曲集(6〜10)
オーメンズ・オブ・ラブT-SQUARE

日本を代表するインストゥルメンタル・バンド、T-SQUARE。
ジャズ・フュージョンを主体とした音楽性で知られているのですが、オーソドックスなポップ・ロックもリリースしています。
こちらの『オーメンズ・オブ・ラブ』はそんなT-SQUAREのポップ・ロックが味わえる名曲です。
メロディーは非常にキャッチーで、テレビドラマ『放課後』のテーマソングとしても使われています。
オーソドックスですが、その分、基本が詰まった作品とも言えるので、吹奏楽を聴き始めた方は要チェックの作品です。
エル・キャピタンJohn Philip Sousa

オペレッタから生まれた華やかな行進曲として知られる傑作。
マーチ王として名高いスーザさんが手掛けた本作は、軽快で親しみやすい旋律が魅力的な吹奏楽の定番曲です。
アメリカでは1896年の初演以来、吹奏楽団や軍楽隊で演奏され続けてきました。
日本でも1956年の第4回全日本吹奏楽コンクールで課題曲に選ばれたことをきっかけに、多くの演奏家に愛される存在となっています。
演奏会のオープニングを華やかに彩る1曲として、また仲間と合奏を楽しむ楽曲としてもピッタリな作品です。