洋楽男性デュオの魅力~オススメの名曲・人気曲
皆さんは男性デュオ、と聞いてどのような音楽を思い浮かべますか?
何となく、ポップスやフォークにソウル・ミュージックといったボーカル中心のイメージが強いかもしれませんね。
もちろんそういったデュオもステキなのですが、グループとしては最小編成の2人組だからこそ、制約に縛られない自由なセンスでさまざまな音楽を鳴らしているデュオも多く存在しています。
本稿では、そんな男性デュオというテーマを軸として、ポップスに限らずロックやテクノにヒップホップなど、ジャンルの枠内をこえた洋楽の名曲の数々を一挙ご紹介!
この名曲は男性デュオの曲だったのか、といった発見があるかも?
洋楽男性デュオの魅力~オススメの名曲・人気曲(1〜10)
Lonely BoyThe Black Keys

ボーカルとギターを担当するダン・オーバックさんとドラムのパトリック・カーニーの2人により2001年に結成されたアメリカのロックバンド、ザ・ブラック・キーズ。
彼らが2011年にリリースした『Lonely Boy』は7枚目のアルバム『El Camino』に収録されており、アメリカやカナダなどでヒットを記録しました。
ザ・ブラック・キーズらしい骨太のガレージロックサウンドが堪能できる1曲です。
口パクで歌いながらひたすら踊るおじさんが楽しいプローモーションビデオも必見ですよ!
I Ain’t No JokeEric B. & Rakim

ニューヨークの伝説的なヒップホップ・ユニット、エリックB&ラキム。
1985年にクイーンズ出身のDJであるエリックさん、ロングアイランド出身のラッパーのラキムさんが結成した彼らは、ヒップホップの歴史の中でも最重要グループの1つとして後続のアーティストたちに多大な影響を及ぼしました。
彼らがリリースした作品はどれも名盤の誉れ高く、ヒップホップを語る上では欠かせないアルバムばかりですが、今回は1987年にリリースされた記念すべきデビュー・アルバム『Paid in Full』に収録された名曲『I Ain’t No Joke』を紹介します。
アルバムのオープニングを飾る重要な楽曲であり、抑制を効かせたラキムさんの知的なラップ、オールドスクールなスクラッチ、JB’sネタのホーン・セクションが印象的なジャズ・フィーリングあふれるトラックがあまりにもクールかつカッコいい代表曲の1つですね。
パブリック・エナミーに在籍していたフレイヴァー・フラヴさんがカメオ出演するMVも有名ですから、ぜひチェックしましょう!
Stressed Outtwenty one pilots

インディーズ・シーンから頭角を現し、2010年代以降のポップ・シーンにおいて大人気となるまでに成長したアメリカはオハイオ州出身の2人組、トゥエンティ・ワン・パイロッツ。
もともとは3人組としてスタートした彼らですが、デビュー・アルバムをリリース後に現在のデュオ体制となっています。
ヒップホップからエレクトロポップ、ロックなどさまざまなジャンルを絶妙なアレンジでブレンドした彼らは多くのヒット曲を生み出していますが、こちらで紹介しているのは全米チャート1位に輝いた2015年リリースの通算4枚目となるアルバム『Blurryface』に収録されている『Stressed Out』です。
オルタナティブ・ヒップホップやラップロックのエッセンスをポップかつキャッチーに昇華した、彼ららしいセンスが光る『Stressed Out』は、アルバムのリード・シングルとして世界中で大ヒットを記録しました。
注目していただきたいのは、前向きな言葉が見当たらない諦めの境地のような歌詞ですね。
夢にあふれていた子供時代への郷愁をやるせなく歌う内容は、ストレス社会の現代にこそ完ぺきにマッチしてしまったのかもしれません……。
One More TimeDaft Punk

1993年にフランス・パリで結成された、ギ=マニュエル・ド・オメン=クリストさんとトーマ・バンガルテルの2人組エレクトロデュオ、ダフトパンク。
『One More Time』はそんな彼らの代表曲であり、2001年にリリースされたセカンドアルバム『Discovery』に収録されています。
『銀河鉄道999』で知られる漫画家、松本零士さんがプロモーションビデオを手掛けたことでも有名です。
ロボットのようなヘルメットをかぶり素顔をさらすことのなかった2人と同様、近未来のSFのような浮遊感のあるエレクトロディスコサウンドが楽しめる名曲です。
Block Rockin’ BeatsThe Chemical Brothers

トム・ローランズさんとエド・シモンズさんの2人によって結成されたイギリスのエレクトロデュオ、ケミカル・ブラザーズ。
1990年代のビッグ・ビートやエレクロトニカと呼ばれるムーブメントを代表するデュオとして知られています。
1997年にリリースされたセカンドシングル『Block Rockin’ Beats』では、テクノやロックなどが融合した疾走感のあるサウンドが堪能できますよ!
2枚目のアルバム『Dig Your Own Hole』に収録されている1曲です。