「Z」で始まる英単語といえば「Zero」「Zombie」「Zoom」など、楽曲のタイトルに使われていそうなものがたくさんあります。
この記事では、そんなタイトルが「Z」から始まる洋楽の名曲を紹介していきます。
曲名の頭文字を絞って曲を探すことはあまりないと思いますが、いざやってみるとこれまではあまり目につかなかった曲に出会えることがあるんですよね。
新たな楽曲との出会いも楽しみにしながら、さっそく記事を見ていきましょう!
「Z」から始まるタイトルの洋楽まとめ(1〜10)
ZombieNEW!Yungblud

イギリスの若きカリスマ、ヤングブラッドさんが2025年5月に公開した『Zombie』は、非常に内省的かつエモーショナルな楽曲で彼の新たな一面を見せる名曲となりました。
4枚目のアルバム『Idols』に収録されているこの楽曲は、これまでのパンクサウンドとは一線を画す内省的なバラード。
ヤングブラッドさんの祖母が実際に経験したことについて描かれたリリックは痛切な思いが込められており、女優フローレンス・ピューさんが医療従事者を演じるミュージックビデオも、その世界観を深く表現していて話題を集めましたね。
自分の本当の感情と向き合いたい、そんな夜に静かに聴きたい方には大推薦の作品ですよ。
ZerfallFinsterforst

ドイツの「黒い森」をその名に冠するフォーク/ペイガンメタルバンドがフィンスターフォルストです。
自然や神話をテーマとした彼らの音楽は、アコーディオンの物悲しい音色と壮大なオーケストレーション、そしてブラックメタル由来の激しいボーカルが高次元で融合しているのですね。
彼らが2019年8月に公開した5作目のアルバム『Zerfall』に収められた表題曲は、まさにバンドの哲学を凝縮した一曲。
本作は「崩壊」をテーマに、文明が滅びゆく終末的な光景を凄絶なサウンドスケープで描き出しています。
重厚なギターリフと嵐のようなドラムが叩きつける音の壁の中から、悲壮感に満ちたメロディが浮かび上がる様は圧巻の一言です。
廃墟の醸造所で撮影されたミュージックビデオも、この楽曲が持つ荒涼とした世界観を完璧に表現しており、作品への没入感をさらに深めてくれるでしょう。
ヴァイキングメタルが描く壮大な物語や神話の世界に惹かれる方であれば、このドイツの森が奏でる叙事詩にもきっと心を奪われるはずです。
ZombieThe Cranberries

政治色の濃いテーマを扱いながらも、世界的な成功を収めたアイルランド出身のバンド、ザ・クランベリーズ。
彼らの代表作の一つは、従来のポップなサウンドとは一線を画す、歪んだギターと重いドラムが印象的なオルタナティヴ・ロックです。
ボーカルのドロレス・オリオーダンさんの悲痛な叫びにも似た歌声は、1993年のテロ事件で幼い命が奪われたことへの怒りを表現していますよね。
本作は1994年発売のアルバム『No Need to Argue』に収録され、世界的なヒットを記録。
暴力の無意味な連鎖と、それに無関心な人々への痛烈な問いかけは、時代をこえて聴く者の心を打ちます。
平和について深く考えたいときに、静かに耳を傾けてほしい名曲です。
Ziggy StardustDavid Bowie

1972年6月に発売された、イギリス出身のデヴィッド・ボウイさんの名盤『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』を象徴する作品です。
この楽曲は、宇宙から来たロックスターの栄光と破滅を描いた物語の核心を担っています。
異星から来た主人公がバンドを従え、ギターを激しくかき鳴らす姿が目に浮かぶよう。
その圧倒的なカリスマ性と、どこか破滅的な危うさを感じさせる魅力に、聴く者は一瞬で心を奪われてしまいます。
1973年7月の公演で、ボウイさん自身がこの役柄の終わりを告げた逸話はあまりにも有名ですよね。
既成概念を打ち破るような、強烈な個性に触れたい時に聴いてみてはいかがでしょうか。
Zničená zemKateřina Marie Tichá

チェコ出身のシンガーソングライター、ケタジナ・マリエ・ティハさんは、ポップとフォークを融合させた親しみやすいサウンドが魅力のアーティストです。
彼女の紡ぐ感情豊かな歌詞と、全てを包み込むような温かい歌声は、まるで聴く人の心にそっと寄り添ってくれるかのよう。
その才能は早くから評価され、2024年にはチェコで最も権威あるアンドェル賞の「女性演奏者」賞に輝くなど、実力は折り紙付きなんですよ!
バンドの「Bandjeez」と共に作り上げるパワフルなライブも評判で、日々の暮らしに彩りを与えてくれる音楽を探している方に、ぜひ聴いてみてほしい存在ですね。
Zombie LadyDamiano David

80年代テイストを大胆に取り入れたアトモスフェリックなポップロックにより、マネスキンのフロントマンであるダミアーノ・ダヴィッドさんがソロアーティストとしての個性を存分に発揮。
ソロ初のアルバム『Funny Little Fears』からの1曲は、愛と死をテーマに掲げた野心作となっています。
全編を通じて響き渡る彼の艶やかな歌声に加え、アメリカのシンガー兼女優であるダヴ・キャメロンさんがバックボーカルで参加し、作品の世界観をより深いものに仕上げています。
2025年5月のアルバム収録曲として公開され、MTVでは4曲を収録した短編映画『FUNNY little STORIES』も同時期に放映。
映画『コープスブライド』からインスピレーションを得たというゴシックなイメージと永遠の愛という普遍的なテーマが見事に融合した本作は、切ない恋心を抱える全ての人に寄り添う1曲です。
ZdarlightDigitalism

町中から雪山まで、さまざまなシチュエーションを走る姿から、BMWのX1による安定した走りをアピールしていくCMです。
どのシチュエーションでもしっかりとスピードを出せていることから、走りの爽快感とともに安心も伝えていますね。
そんな映像で表現されている爽快な走りをさらに際立たせている楽曲が、デジタリズムの『Zdarlight』です。
全体的にデジタルな音で構成されていて、その軽やかさから楽しい雰囲気もしっかりと伝わってきますよね。