「Y」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「Y」で始まる英単語といえば「あなた」を意味する「You」が真っ先に思い浮かびますよね。
楽曲のタイトルにもよく使われており、「Your〇〇」や「You’re~~」のようなタイトルもよく見かけます。
この記事では、そうしたタイトルが「Y」から始まる洋楽の名曲を紹介していきますね!
普段、タイトルの頭文字を絞って曲を探すことはあまりないと思いますが、その分、これまではあまり目につかなかった曲と出会えるかもしれません。
どんな曲があるのか楽しみにしながら記事をご覧ください。
「Y」から始まるタイトルの洋楽まとめ(1〜10)
You Really Got MeNEW!The Kinks

ロック史におけるパワーコードの元祖といえば、この曲!
イギリスの伝説的バンド、ザ・キンクスが1964年に放った革命的なナンバーです。
ギタリストのデイヴ・デイヴィスさんがアンプのスピーカーを切り裂いて生み出したという、ザラついて攻撃的なギターサウンドはあまりにも有名ですよね。
しかし、そんな凶暴なサウンドに乗せて歌われるのは、「君に完全に夢中だ」という、どうしようもなく真っ直ぐな恋心。
この抑えきれない衝動的な想いが、シンプルながらも強力なリフと一体となり、聴く者の胸に突き刺さってくるようです。
激しいサウンドと純粋な歌詞、そのアンバランスな魅力が絶妙にマッチしていますよね。
Yesterday Once MoreNEW!Carpenters

かつて夢中で聴いていたラジオ番組のように、甘酸っぱい記憶を呼び覚ますカーペンターズの一曲です。
昔の恋のように大切だった歌たちと再会し、そのメロディーを口ずさむ主人公の姿が描かれています。
カレン・カーペンターさんの温かくもどこか切ない歌声が、キラキラしていた時代への郷愁を誘い、胸がいっぱいになりますよね。
1973年5月に発売された本作は、アメリカのビルボード・ホット100で最高2位を記録したことからも、その人気ぶりがうかがえます。
アルバム『Now & Then』では、オールディーズ・メドレーへの導入部としても効果的に使われています。
少し感傷的な気分に浸りたい休日の午後、思い出の写真を眺めながら聴いてみてはいかがでしょうか。
YesterdayNEW!The Beatles

ポール・マッカートニーさんが夢でメロディを思いついたという逸話で知られる、ザ・ビートルズの不朽の名バラードです。
アコースティックギターの優しい音色と、クラシカルな弦楽四重奏の響きが美しく溶け合い、失われた愛を嘆く主人公の心情を繊細に描き出しています。
なぜ恋人は去ってしまったのか、理由もわからず途方に暮れる姿が目に浮かぶようですよね。
本作はイギリスで1965年8月に名盤『Help!』に収録され、2019年の映画『Yesterday』では物語の核となる重要な一曲として扱われました。
人生のほろ苦さを知る大人だからこそ、このシンプルで美しいメロディと歌詞の奥深さが心に染み渡るのではないでしょうか。
You Can’t Run From YourselfNEW!AURORA

自分自身の内なる影からは決して逃れられない、そんな普遍的な苦悩を神秘的なサウンドで描くのは、ノルウェー出身のシンガーソングライター、オーロラさんです。
心の中に共存する光と闇、その狭間で揺れる感情が痛切に歌われ、聴いていると胸が締め付けられます。
彼女の水晶のように澄み渡る声が、ダークで内省的な音の世界と絡み合う様に、誰もが心を奪われるに違いありません。
この楽曲は2025年7月にリリースされた楽曲で、テレビアニメ『怪獣8号』第2期のオープニングテーマとして書き下ろされました。
2024年のアルバム『What Happened to the Heart?』に続く作品で、アニメの主人公が抱える葛藤と見事にシンクロしています。
自分自身の心と静かに向き合いたい夜に聴けば、きっと何か大切な答えが見つかるはずです。
You Should Be DancingNEW!Bee Gees

理屈抜きで体を動かしたくなる、パワフルで華やかなディスコナンバー!
イギリス出身のグループ、ビージーズによるこの楽曲は、1976年7月にアルバム『Children of the World』からの先行シングルとして世に出ました。
リードボーカルのバリー・ギブさんが初めて本格的にファルセットを披露し、ファンキーなベースラインとホーンが絡み合うサウンドは、彼らのディスコ路線への転換を象徴するものだったそうです。
1977年の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』では象徴的なダンスシーンで使われ、世界的大ヒットを記録しました。
パーティーやイベントでかかれば、フロアが一体となって盛り上がること間違いなし!
悩み事を忘れて、ただ音楽に身を任せる純粋な楽しさを教えてくれる一曲です。
You Make Me Feel (Mighty Real)NEW!Sylvester

ゴスペル由来の突き抜けるようなファルセットと、きらびやかなシンセサウンドに心ごと踊り出す、アメリカ出身のシンガー、シルヴェスターさんの名曲です。
「ありのままの自分でいることは、こんなにも素晴らしいんだ!」と全身で表現するような、パワフルで喜びに満ちたエネルギーが、聴く人の心を優しく解き放ってくれます。
この楽曲は1978年10月にアルバム『Step II』からシングルとして世に出て、全米ダンスチャートで6週連続1位という記録を打ち立てました。
ドラマ『フレンズ』でも使用されたんですよ。
自分を解放して思いきり楽しみたい時、本作を聴けばどんな自分も肯定してくれるような、不思議な勇気をもらえる気がします。
Your Teeth In My NeckNEW!Scientist

ジャマイカ出身の伝説的プロデューサー、サイエンティストさんが手掛けたダブ・ミュージックの金字塔です。
キング・タビーさんのもとで腕を磨き、「科学者」と評された彼のミキシングは、まるで音の魔法のよう。
ずっしりと響くリズム隊の上を、エコーが幽玄に漂うサウンドは、聴く人を一瞬で異次元空間へと誘いますよね。
本作は1981年制作の名盤『Scientist Rids the World of the Evil Curse of the Vampires』に収録されており、吸血鬼をテーマにしたスリリングな世界観が魅力です。
人気ゲーム『Grand Theft Auto III』で起用されたことで、多くのゲームファンをダブの世界に引き込みました。
音の渦に飲み込まれるような感覚を味わいたい夜に、ぜひ聴いてみてくださいね!