「Y」で始まる英単語といえば「あなた」を意味する「You」が真っ先に思い浮かびますよね。
楽曲のタイトルにもよく使われており、「Your〇〇」や「You’re~~」のようなタイトルもよく見かけます。
この記事では、そうしたタイトルが「Y」から始まる洋楽の名曲を紹介していきますね!
普段、タイトルの頭文字を絞って曲を探すことはあまりないと思いますが、その分、これまではあまり目につかなかった曲と出会えるかもしれません。
どんな曲があるのか楽しみにしながら記事をご覧ください。
「Y」から始まるタイトルの洋楽まとめ(1〜5)
Your Teeth In My NeckNEW!Scientist

ジャマイカ出身の伝説的プロデューサー、サイエンティストさんが手掛けたダブ・ミュージックの金字塔です。
キング・タビーさんのもとで腕を磨き、「科学者」と評された彼のミキシングは、まるで音の魔法のよう。
ずっしりと響くリズム隊の上を、エコーが幽玄に漂うサウンドは、聴く人を一瞬で異次元空間へと誘いますよね。
本作は1981年制作の名盤『Scientist Rids the World of the Evil Curse of the Vampires』に収録されており、吸血鬼をテーマにしたスリリングな世界観が魅力です。
人気ゲーム『Grand Theft Auto III』で起用されたことで、多くのゲームファンをダブの世界に引き込みました。
音の渦に飲み込まれるような感覚を味わいたい夜に、ぜひ聴いてみてくださいね!
Young Black & RichNEW!Melly Mike

アメリカ出身のアーティスト、メリー・マイクさんが2024年6月にリリースした楽曲です。
ミネアポリス出身のメリー・マイクさんは、TikTokで絶大な人気を誇り、ロックとヒップホップを掛け合わせた個性的なスタイルで評価を得ている実力派。
本作は、ジムでのワークアウト動画やドライブシーンのBGMとしてSNSで火が付いたことをきっかけに、2025年7月の現在さらに注目度が高まっています。
「若く、黒人で、リッチに」という力強いメッセージと疾走感あふれるビートが、聴く人の気持ちを奮い立たせるかのよう。
あなたのプレイリストを熱く盛り上げるのにピッタリな、エネルギッシュな一曲です!
Your New Place LiveNEW!Racing Mount Pleasant

アメリカ・ミシガン州出身のインディーバンド、レーシング・マウント・プレザント。
7人編成の演奏隊とビジュアルチームが織りなす、チェンバー・ポップやエモを融合させた複雑で美しいサウンドスケープが彼らの持ち味ですよね。
2025年7月に公開されたこの楽曲は、7分を超える壮大な構成で、まるで短編映画を観ているかのような没入感を味わえます。
静寂から始まり、管楽器やストリングスが感情のうねりのように重なり合ってクライマックスへ向かう展開には、思わず息をのんでしまうのではないでしょうか。
タイトルから想起されるのは、誰かが去った後の「新しい場所」。
そこに残された主人公の喪失感や、それでも前を向こうとする意志の交錯が、痛いほど胸に迫ってくるようです。
本作は、来る2025年8月リリースのアルバム『Racing Mount Pleasant』への期待を大いに高めてくれます。
Your HouseNEW!Steel Pulse

イギリス出身のスティール・パルスは、ルーツ・レゲエにパンクの魂を注ぎ込んだ社会派バンドです。
リードボーカル、デヴィッド・ヒンズさんの情熱的な歌声と、社会の不正に立ち向かう力強いメッセージを持つ歌詞が、聴く人の魂を激しく揺さぶります。
彼らが放つ人種差別への痛烈な批判や正義への叫びは、時代を超えて私たちの心に深く響くはずです。
心地よいリズムにロックの鋭さを融合させた独自のサウンドも、このバンドの魅力の一つ。
彼らの音楽に込められた熱い魂に触れれば、きっと明日への活力が湧いてくることでしょう。
You’re the sunshine of my lifeNEW!Stevie Wonder

暖かな陽光のように心を包み込む、アメリカ出身のスティーヴィー・ワンダーさんによる珠玉のラブソングです。
かけがえのない人が自分の人生を照らす太陽だと歌うストレートな愛情表現が、心の奥まで染み渡りますよね。
本作は1972年発売の名盤『Talking Book』に収録され、翌1973年3月にシングルとして発売された楽曲です。
浮遊感のある電気ピアノの音色と穏やかなリズムがとてもロマンチックで、第16回グラミー賞を受賞した歌声も魅力的!
穏やかな休日の朝や、大切な人との時間に聴けば、優しい気持ちに包まれていくことでしょう。
「Y」から始まるタイトルの洋楽まとめ(6〜10)
You Break Me FirstNEW!Tate McRae

カナダ出身のシンガーソングライター、テイト・マクレーさんが歌う、強さと脆さが同居した失恋ソングです。
自分を傷つけた元恋人から都合よく連絡が来たときの、冷たくも悲しい心情が描かれています。
「先に私を壊したのはあなたでしょ」と突き放す歌詞に、胸が締め付けられますよね。
この痛烈な言葉の裏には、そう言わなければ心が張り裂けてしまいそうなほどの、深い悲しみが隠されているかのようです。
つらい恋を経験した方にとっては、強がって自分を守ろうとした、あのときの気持ちと重なるのではないでしょうか?
静かなビートに乗る彼女の儚い歌声が、その痛みをそっと包み込み、涙を誘います。
You Can’t Rush Your HealingNEW!Trevor Hall

心地よいレゲエ調のリズムに、温かいメッセージが乗せられた、アメリカのシンガーソングライター、トレヴァー・ホールさんの楽曲です。
2015年にリリースされた名盤『KALA』に収録されており、このアルバムはチャートで2位を記録しました。
離れていると、寂しさや不安から焦ってしまいがちですよね?
本作は、そんな揺れる心をそっと包み込み、「癒やしには時間が必要なんだ」と優しく語りかけてくれます。
遠距離恋愛のつらさを知っている方なら、会えない時間も愛を育むための大切な贈り物だというメッセージが、きっと心に響くはず。
焦りがちな気持ちが、少しだけ穏やかになるかもしれませんね。