【高齢者向け】紙コップで作る工作アイデア集
高齢者の方に人気の工作レクリエーション。
座っておこなえ、男女問わず参加できるので、多くの方にお楽しみいただけます。
ですが作品のアイデアを考えるのは簡単なことではありませんよね。
そこで今回は準備やアレンジがしやすく、材料費もあまりかからない紙コップを使った工作のアイデアをご紹介します。
工夫を凝らした作品や、自宅で飾ったり使ったりできる作品など、作りがいがあるものを集めました。
工作は指先も使うので、脳の活性化にも効果的ですよ。
ぜひ、すてきな作品を作ってくださいね!
【高齢者向け】紙コップで作る工作アイデア集(1〜10)
万華鏡

筒をのぞくだけで、キラキラと美しい世界が変わり続ける幻想的な体験ができる万華鏡。
実は紙コップで作れるんです。
今回は手軽に作れる万華鏡のアイディアをご紹介します。
まずは紙コップの底を切り取り、コップの上側に両面テープを貼ります。
両面テープにくっつけるようにして、さまざまな色のセロファンを貼りましょう。
くり抜いたコップの底には代わりにトレーシングペーパーを貼ります。
セロファン側を蛍光灯などの光に向けたら、あら不思議!
きれいな光が混ざり合う、すてきな世界が見えますよ。
ぜひ作ってみてくださいね。
帽子

指先を使った作業は脳トレの効果が期待できますが、大切なのは「何をするか」ですよね。
そこで今回は、簡単に手に入る紙コップで作るおしゃれな帽子のアイディアをご紹介します。
用意するのはもちろん紙コップ。
ハサミで縁を切り取ったら、コップに2つ印をつけます。
奥の印までハサミを入れて細長く切り、手前の印部分から斜めに折り目をつけましょう。
紙を交互にあみこむように折っていくと、麦わら帽子のような模様ができますよ。
リボンを巻いて接着剤で止めたら完成です。
そのまま飾ったり、人形にかぶせるなどしてもステキです。
動く扇風機

手はさまざまなセンサーが備わっている「第二の脳」と言われています。
手先を使うことで得られる刺激が脳へ伝わり、脳の血流の増加や、活性化がされることで、認知機能の低下予防に効果期待できるという研究結果があります。
そこで今回は、手指を使う工作「うごく扇風機」のアイディアをご紹介します。
まずは紙コップの一部を切り取り、プロペラと胴体を作ります。
ペットボトルキャップに穴をあけ、つまようじと輪ゴム、ビーズを使ってとめましょう。
胴体とくっつけ、ゴムとつなげたつまようじをねじると、弾性が働きプロペラがまわる扇風機の完成です。
フワフワかき氷

夏の風物詩として知られており、気分も涼しくなるフワフワかき氷は高齢者の方にもおすすめの簡単工作です。
紙コップにクレヨンで氷やお店の名前など、自由に文字や模様を描いていきます。
紙コップの上に綿をふんわりとのせて氷のような形を作ります。
仕上げに綿の表面を絵の具で赤や緑、青など好みの色に着色すれば本物のかき氷のような作品が完成。
絵の具の水加減や色の混ざり具合によって、さまざまな味を表現できるのも楽しみの一つです。
指先を使った細やかな作業が脳の刺激にもなり、季節を感じながら創作を楽しむ時間を過ごせます。
見た目も華やかで、飾るだけで涼しさを演出できるアイデアです。
ロケット

紙コップを重ねるだけで、上空へ飛びあがる、楽しいロケットの作り方をご紹介します。
用意するものは紙コップ2つと輪ゴム、画用紙です。
まず、1つの紙コップの底に4つ、等間隔に印をつけ、切り込みを入れます。
続いて画用紙でロケットのパーツを作り、高く飛び立つように願いを込めてデコレーションしましょう。
輪ゴムをつなげ、紙コップの切り込みにいれたら準備完了。
もう1つの紙コップに重ねたら、下までぐっと下げましょう。
手を離すと、すごい勢いでロケットが飛び出しますよ。
飛距離を競うゲームをしても楽しいですよ。
糸電話

スマートフォンなど、携帯できる電子機器が当たり前な現代において、アナログな道具で遊ぶ機会はずいぶんと減ったように思います。
そこで今回は、紙コップで作る、糸電話のアイディアをご紹介します。
用意するものは紙コップとタコ糸、ビーズです。
紙コップの底に小さな穴をあけ、タコ糸を通してビーズで固定します。
反対も同様にタコ糸を通したら、ピンと糸が張るようにして紙コップを持って、紙コップに向かって話をしてみましょう。
声が振動となって糸から伝わり、反対側のコップに聞こえる不思議な体験ができますよ。
簡単に作れるので、お孫さんにプレゼントすると喜ばれるかもしれませんね。
紙コップ花火

紙コップを使った花火は、高齢者の方でも簡単に楽しめる夏の定番工作です。
コップの側面に縦の切り込みを何本か入れ、それを外側に少し広げて花火が開くような形を作ります。
コップの裏側には色鉛筆やクレヨンで模様を描き、オリジナルの花火模様に仕上げましょう。
完成した花火は黒い画用紙の上に貼ることで、夜空に打ち上がる様子を表現できます。
切り込みの角度や色使いによってさまざまな種類の花火を演出できるので、創作の幅も広がるのもポイント。
手を動かしながら配色や形を考える作業は脳の活性化にもつながり、完成後は季節感あふれる壁面装飾としても楽しめます。
夏の風物詩を室内で手軽に味わえる、おすすめの活動です。