【ロック黄金期】70年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲
70年代のロックシーンは、ギターリフやサイケデリックなサウンドが進化を遂げ、音楽の可能性が大きく広がった黄金期。
ハードロックやプログレッシブロック、グラムロックなど、新たなジャンルが次々と生まれた激動の時代でした。
そんな輝かしい70年代に世界のロック史に名を刻んだバンドたちは、どのようなデビュー曲でその第一歩を踏み出したのでしょうか?
当時のロックファンを熱狂させ、今もなお色褪せることのないデビュー曲の数々をご紹介します。
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【ロック黄金期】70年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲(1〜10)
Oh, CandyCheap Trick

パワーポップの元祖とも称され、後の多くのバンドに影響を与えたのがチープ・トリックですよね。
彼らが1977年にリリースしたデビューアルバム『Cheap Trick』に収録されている記念すべき最初のシングルは、実に奥深い一曲です。
サウンドは痛快なギターリフと抜群にキャッチーなメロディが融合した、まさにパワーポップのお手本のようなロックナンバー。
しかし、本作のテーマは亡くなった友人への追悼であり、その陽気な曲調とのギャップにこそ、彼らの非凡な才能が表れているのですね。
このデビュー作は全米チャートで207位相当の動きを見せたという記録も残っています。
ただ気分を上げたい時だけでなく、どうしようもない喪失感を抱えた心にも寄り添ってくれる、不思議な魅力を持った名曲ですよ。
Need All My FriendsLynyrd Skynyrd

ブルースやカントリーをルーツに持つ、サザン・ロックの象徴的存在リナード・スキナード。
2006年にはロックの殿堂入りも果たしています。
この楽曲は、後のワイルドなイメージとは異なり、驚くほど繊細でメロディックな響きが心を打ちますよね。
仲間を求める純粋で切実な想いが、若き日のロニー・ヴァン・ザントのエモーショナルな歌声を通して真っ直ぐに伝わってきます。
1969年5月に録音され、当時プレスされたのは約300枚のみという希少な作品で、後年コンピレーション・アルバム『Collectybles』に収録されたのですね。
荒削りながらも、後の名曲の萌芽を感じさせる哀愁に満ちたナンバーは、彼らの原点に触れたい時にぴったりです。
Virginia PlainRoxy Music

アートとファッションを高次元で融合させ、70年代のロックシーンに衝撃を与えたのがロキシー・ミュージックです。
彼らのデビュー曲は、常識を覆す斬新な曲構成が魅力。
明確なサビはなく、オーボエやシンセサイザーが近未来的なサウンドを生み出す中、歌詞ではポップアートに影響された架空のきらびやかな情景が描かれます。
これは主人公が夢見るセレブリティの日常を覗き見しているかのようですよね。
この楽曲は1972年8月当時にデビューシングルとしてリリースされ、UKチャートで最高4位を記録。
当初はアルバム『Roxy Music』に未収録だったという経緯があるのですね。
1998年公開の映画『Velvet Goldmine』で印象的に使用されたほか、航空会社の機体名にもなったというユニークな逸話もあります。
華やかでアヴァンギャルドな世界観に浸りたい夜に聴いてみてはいかがでしょうか。
【ロック黄金期】70年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲(11〜20)
White RiotThe Clush

70年代後半のロンドン・パンクを代表する存在であり、セックス・ピストルズと並んで象徴的なバンドとして愛され続けているのがザ・クラッシュです。
のちにレゲエやダブなど多彩な音楽性を融合させていく彼らが1977年3月に発表したデビュー・シングルは、わずか2分弱に時代の衝動を凝縮した名曲でしょう。
猛烈なテンポで叩きつけるサウンドの上で、カリスマ、ジョー・ストラマーさんのパンキッシュなボーカルが、社会への無関心を痛烈に批判し、自ら行動を起こすことの重要性を訴えかけます。
本作はUK盤アルバム『The Clash』に収録され、その演奏シーンは映画『Rude Boy』でも観ることができます。
社会への不満や現状を変えたいと感じているときに聴けば、その背中を強く押してくれるはず。
ただの反抗的な音楽ではない、その深いメッセージ性にきっと驚きますよ!
HushDeep Purple

68年発表のアルバム「Shades of Deep Purple」収録。
アメリカ人歌手Billy Joe Royalが67年にリリースしたシングルのカバー。
68年に結成されたイギリス出身の5人組ロックバンド。
三大ハードロックバンドと呼ばれるバンドの一つです。
デビューシングルから、ノイジーなギターとキーボードの音色が聴き手に迫ってきます。
ポップなメロディをうまくカバーしていて、カッコいいと思います。
Evil WomanBlack Sabbath

2025年7月、結果的に最後のライヴをこなした数日後にオジー・オズボーンさんが亡くなってあまりにも見事な終焉を迎えたブラック・サバス。
あらゆるヘヴィロックの始祖であり、その偉大な功績は今後も語り継がれていくことは間違いないですが、そんな彼らのデビューシングル『Evil Woman』は実はカバー曲だったということはご存じでしょうか。
アメリカのブルースロックバンド、クロウが1969年にリリースしたシングル曲で、本国のビルボードチャートで17位を記録するなどまずまずの成績を収めた楽曲です。
原曲と聴き比べてみるのもおもしろいですから、ぜひチェックしてみてください。
Good Times Bad TimesLed Zeppelin

世界で最も成功したロックバンドの一つであり、70年代のハードロックブームをけん引して後のヘヴィメタル勢にも多大なる影響を及ぼしたレッド・ツェッペリン。
彼らのデビュー曲は1969年にリリースされた『Good Times Bad Times』で、ジョン・ボーナムさんの高速の三連符で繰り出されるバスドラとジョン・ポール・ジョーンズさんによるテクニカルなベースラインが生み出す強烈なグルーヴは今聴いても最高にかっこいいですね!





