【ロック黄金期】70年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲
70年代のロックシーンは、ギターリフやサイケデリックなサウンドが進化を遂げ、音楽の可能性が大きく広がった黄金期。
ハードロックやプログレッシブロック、グラムロックなど、新たなジャンルが次々と生まれた激動の時代でした。
そんな輝かしい70年代に世界のロック史に名を刻んだバンドたちは、どのようなデビュー曲でその第一歩を踏み出したのでしょうか?
当時のロックファンを熱狂させ、今もなお色褪せることのないデビュー曲の数々をご紹介します。
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【ロック黄金期】70年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲(1〜10)
Man on the Silver MountainRainbow

ディープ・パープルを脱退したギタリスト、リッチー・ブラックモアが新たに結成したレインボー。
1975年リリースのデビュー・アルバム『Ritchie Blackmore’s Rainbow』に収録されたこのデビューシングルは、まさにバンドの所信表明とも言える名曲です。
ブラックモアによる鋭く重厚なギターリフと、ロニー・ジェイムス・ディオのパワフルで表現力豊かなボーカルが一体となり、聴く者を圧倒しますね。
歌詞は人々が救いを求める英雄的な存在を描いた壮大なファンタジーの世界観で、後のバンドの音楽性を決定づけたといっても過言ではないでしょう。
ライブでの演奏回数がバンド史上最も多いという事実も、本作がファンから絶大な支持を得ている証です。
ドラマティックな様式美に満ちた70年代ハードロックの神髄に触れたい時にぴったりな一曲ではないでしょうか。
Virginia PlainRoxy Music

アートとファッションを高次元で融合させ、70年代のロックシーンに衝撃を与えたのがロキシー・ミュージックです。
彼らのデビュー曲は、常識を覆す斬新な曲構成が魅力。
明確なサビはなく、オーボエやシンセサイザーが近未来的なサウンドを生み出す中、歌詞ではポップアートに影響された架空のきらびやかな情景が描かれます。
これは主人公が夢見るセレブリティの日常を覗き見しているかのようですよね。
この楽曲は1972年8月当時にデビューシングルとしてリリースされ、UKチャートで最高4位を記録。
当初はアルバム『Roxy Music』に未収録だったという経緯があるのですね。
1998年公開の映画『Velvet Goldmine』で印象的に使用されたほか、航空会社の機体名にもなったというユニークな逸話もあります。
華やかでアヴァンギャルドな世界観に浸りたい夜に聴いてみてはいかがでしょうか。
Love → Building on FireTalking Heads

70年代ニューヨークの知的なニュー・ウェイヴを代表するトーキング・ヘッズの記念すべきデビューシングルです。
恋の衝動を「燃え盛る建物」へと向かう行為になぞらえた、スリリングな世界観が魅力的ですね。
デヴィッド・バーンさんの神経質な歌声と、まだ荒削りながらも鋭い緊張感をはらんだバンドサウンドを聴いていると、彼らの非凡な才能の萌芽を感じずにはいられません。
1977年2月に発表された本作は、当初どのスタジオアルバムにも属さない作品でしたが、後に編集盤『Sand in the Vaseline: Popular Favorites』などで聴くことができます。
ありきたりな日常から少しだけ離れてみたいとき、彼らのアートな感性の原点をのぞき見ているような気分になれる一曲です。
【ロック黄金期】70年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲(11〜20)
White RiotThe Clush

70年代後半のロンドン・パンクを代表する存在であり、セックス・ピストルズと並んで象徴的なバンドとして愛され続けているのがザ・クラッシュです。
のちにレゲエやダブなど多彩な音楽性を融合させていく彼らが1977年3月に発表したデビュー・シングルは、わずか2分弱に時代の衝動を凝縮した名曲でしょう。
猛烈なテンポで叩きつけるサウンドの上で、カリスマ、ジョー・ストラマーさんのパンキッシュなボーカルが、社会への無関心を痛烈に批判し、自ら行動を起こすことの重要性を訴えかけます。
本作はUK盤アルバム『The Clash』に収録され、その演奏シーンは映画『Rude Boy』でも観ることができます。
社会への不満や現状を変えたいと感じているときに聴けば、その背中を強く押してくれるはず。
ただの反抗的な音楽ではない、その深いメッセージ性にきっと驚きますよ!
HushDeep Purple

68年発表のアルバム「Shades of Deep Purple」収録。
アメリカ人歌手Billy Joe Royalが67年にリリースしたシングルのカバー。
68年に結成されたイギリス出身の5人組ロックバンド。
三大ハードロックバンドと呼ばれるバンドの一つです。
デビューシングルから、ノイジーなギターとキーボードの音色が聴き手に迫ってきます。
ポップなメロディをうまくカバーしていて、カッコいいと思います。
Evil WomanBlack Sabbath

2025年7月、結果的に最後のライヴをこなした数日後にオジー・オズボーンさんが亡くなってあまりにも見事な終焉を迎えたブラック・サバス。
あらゆるヘヴィロックの始祖であり、その偉大な功績は今後も語り継がれていくことは間違いないですが、そんな彼らのデビューシングル『Evil Woman』は実はカバー曲だったということはご存じでしょうか。
アメリカのブルースロックバンド、クロウが1969年にリリースしたシングル曲で、本国のビルボードチャートで17位を記録するなどまずまずの成績を収めた楽曲です。
原曲と聴き比べてみるのもおもしろいですから、ぜひチェックしてみてください。
Good Times Bad TimesLed Zeppelin

世界で最も成功したロックバンドの一つであり、70年代のハードロックブームをけん引して後のヘヴィメタル勢にも多大なる影響を及ぼしたレッド・ツェッペリン。
彼らのデビュー曲は1969年にリリースされた『Good Times Bad Times』で、ジョン・ボーナムさんの高速の三連符で繰り出されるバスドラとジョン・ポール・ジョーンズさんによるテクニカルなベースラインが生み出す強烈なグルーヴは今聴いても最高にかっこいいですね!





