RAG MusicHit Song
素敵なヒットソング
search

80年代の邦楽ガールズバンド。~有名どころからマイナーまで

80年代の邦楽ガールズバンド。~有名どころからマイナーまで
最終更新:

その名の通り女性だけで構成されたガールズバンドは、今や世界中で人気となった存在も多く、ここ日本においてもメジャーからインディーズにいたるまで、さまざまなタイプのバンドが活躍していますよね。

邦楽の歴史のおけるガールズバンドは、1970年代後半から1980年代前半にかけてデビューしたバンドたちがその道を切り開き、バンドブーム全盛期の80年代中盤にはヒットチャートを席巻するバンドも登場、ガールズバンドのブームが巻き起こりました。

今回は、邦楽ガールズバンドの歴史を語る上で外せない80年代のバンドをピックアップ、有名どころから知る人ぞ知るバンドまでをご紹介します!

80年代の邦楽ガールズバンド。~有名どころからマイナーまで(1〜20)

時折の色彩 Foolish GoerZELDA

世界観をここまで作り込んでいるバンドはなかなかいません。

少女趣味な衣装に、当時はまだなじみがなかったニューウェーヴサウンド。

うまいのか下手なのかわからないボーカルが歌う文学的な世界。

一見、アンバランスに見えますが、ZELDAを見ていると、こうなるべくしてなったのだろうと思わざるを得ない、必然性のようなものを感じます。

1979年に結成され、1996年に解散しました。

長い活動歴の中で彼女たちの追った音楽も変わりました。

その変遷をたどるのもきっと面白い発見があるはずです。

限界LOVERSSHOW-YA

セクシーでド派手な衣装に身を包み、男性顔負けなパフォーマンスでハードロック界に旋風を巻き起こした伝説のガールズバンド、SHOW-YA。

SHOW-YAは1982年に開催されたヤマハ主催のバンドコンテスト、EastWestのレディース部門にてグランプリに輝き、その3年後の1985年にデビューしました。

1991年にボーカルの寺田恵子さんが脱退して以来、メンバーチェンジを繰り返すもうまくいかず1998年に解散しています。

ですが2005年に元ボーカルの寺田さんが、離ればなれになってしまったメンバーにあらためて声をかけ、再結成を果たしました。

代表曲は『限界LOVERS』です。

バンドブームの中、ガールズバンドの立ち位置を確立してくれた偉大なロックバンドです。

スペシャル・ボーイフレンドGO-BANG’S

GO-BANG’S – スペシャル・ボーイフレンド – Original Video 1989
スペシャル・ボーイフレンドGO-BANG'S

全員が北海道出身であるスリーピースガールズバンド。

メジャーデビューしたときのメンバーはギター・ボーカルの森若香織さん、ベースの谷島美砂さん、ドラムの斉藤光子さんでした。

1989年にリリースした『あいにきてI・NEED・YOU!』がオリコン2位の大ヒットとなり一躍人気バンドに。

小気味良いサウンドとキャッチーなメロディーが時代にマッチし、その後も『無敵のビーナス』『ロックンロールサンタクロース』などのヒット曲を連発しました。

2013年からは森若さんのソロユニットとして活躍中。

GO-BANG’Sを知らない人も要チェックですよ!

きらいDAIきらいタンゴ・ヨーロッパ

1980年代前期に活躍していた5人組の女性バンドがこちら。

この曲は1982年にリリースされました。

ミーハー・ファンキーというジャンルを目指しており、ポップでありながらファンキーな要素もあるバンドでした。

フジテレビの『笑ってる場合ですよ!』『オレたちひょうきん族』などにも出演していたので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

1984年に解散しましたが、メンバーのうち、ドラム、ベースはチカブーンのデビューメンバーとして活躍しました。

リンスPapaya Paranoia

パパイヤ パラノイア / リンス
リンスPapaya Paranoia

ベース&ボーカルの石嶋由美子さん率いるパパイヤパラノイアは、1980年代のインディーズ・シーンにおいて強烈な個性と卓越した技術を武器に人気を博したガールズバンドです。

1983年に「ねこおどり」という前身バンドで活動を開始、1985年にはヒカシューの巻上公一さんがプロデュースを手がけたオムニバス作品『都に雨の降る如く』にてパパイヤパラノイア名義の楽曲を収録、本格的なデビューを果たしました。

初期はメンバー全員が着物を着用、複雑なベースラインを弾きこなしながら歌う石嶋由美子さんを始めとして、卓越した技術を持ったメンバーたちが生み出すサウンドは一般的なロック・サウンドとはまったく違いますが、不思議とクセになるキャッチーさを兼ね備えているのですね。

ここで紹介している楽曲『リンス』はもちろん『伊勢丹でつかまえて』など、独特の着眼点から生まれる歌詞世界も聴きどころ。

音源も比較的入手しやすく、オススメのバンドですよ!