1980年代のガールズバンド特集。道を切りひらいた音楽と個性的な魅力
その名の通り女性だけで構成されたガールズバンドは、今や世界中で人気となった存在も多く、ここ日本においてもメジャーからインディーズにいたるまで、さまざまなタイプのバンドが活躍していますよね。
邦楽の歴史のおけるガールズバンドは、1970年代後半から1980年代前半にかけてデビューしたバンドたちがその道を切り開き、バンドブーム全盛期の80年代中盤にはヒットチャートを席巻するバンドも登場、ガールズバンドのブームが巻き起こりました。
今回は、邦楽ガールズバンドの歴史を語る上で外せない80年代のバンドをピックアップ、有名どころから知る人ぞ知るバンドまでをご紹介します!
1980年代のガールズバンド特集。道を切りひらいた音楽と個性的な魅力(21〜30)
Monkey Monkey / Control TowerBoys Boys

日本の女性パンクの道を切りひらいた、まさに伝説の存在がBoys Boysです。
1978年頃に結成され、たった1枚のシングルを残してシーンから姿を消した彼女たちのサウンドは、ラモーンズ直系のストレートなロックンロール!
ボーカルKummyさんの飾り気のない歌声と、荒削りながらも突き刺さるギターを聴けば、何にも縛られたくない!
という初期衝動を思い出す方も多いのではないでしょうか?
メンバーが自分たちで曲を作り演奏する姿は、後続のバンドに大きな影響を与えました。
この研ぎ澄まされたサウンドを聴きながら、日本のガールズパンクが生まれた瞬間の熱気を感じてみましょう!
P.S. I LOVE YOUPINK SAPPHIRE

メジャーデビューシングル『P.S. I LOVE YOU』がフジテレビ系ドラマ『キモチいい恋したい!』主題歌になり、オリコン2位の大ヒットとなりました。
美人ぞろいのメンバーとハードロック調のサウンドは当時話題になりました。
その後もシングル8枚、アルバムを8枚リリースし、スマッシュヒットを出しました。
1980年代のガールズバンド特集。道を切りひらいた音楽と個性的な魅力(31〜40)
ウエディングベルSuger

80年代ヒットソングで、非常にはやっていたものとして多くの人の印象に残っているのが彼女たちの代表曲『ウエディングベル』。
彼女たちはヤマハのポプコン出身で、キーボード、ギター、ベースを中心とした女子3人のバンド編成でした。
後に、楽器を持たずにコーラスグループとして活躍していきました。
DiamondsPRINCESS PRINCESS

『Diamond』『M』『世界で一番熱い夏』といった、今なお歌われる数々の名曲を生み出した伝説のガールズバンド、PRINCESS PRINCESS。
「プリプリ」の愛称で親しまれていますね。
1983年に結成し、1996年に惜しまれながらも解散。
その後、2012年に再結成し、2016年まで活動しました。
国内のガールズバンドとして最もセールスをあげたバンドとしても知られています。
元気なサウンドに、ボーカル岸谷さんのハイトーンボイスが、当時多くの人の心をわしづかみにしました。
DANGER ZONEPINK JAGUAR

当時、大人気だったアイドルグループ、セイントフォー。
彼女たちが解散してから半年後に結成されたのがピンク・ジャガーです。
浜田範子さんと鈴木幸恵さんのふたりからなるユニットです。
当時流行していたポップを意識した楽曲が多かったセイントフォーとは打って変わり、ロック色がかなり強くなりました。
その後も活動は続き、作詞作曲に挑戦するなどグラビアアイドルから一転、音楽の世界にどっぷりとハマるミュージシャンになりました。
1989年にはサポートとして入っていたバックバンドのメンバーたちと正式に、CHABACCOというバンドを結成したそうです。
探してるのにぃFAIRCHILD

現在タレントとして活躍しているYOUさんが在籍していた3ピースバンド。
テクノポップ・ミュージックをYOUさんがアニメっぽいかわいらしい声で歌い、ハードロック調のギターがかき鳴らされるという、独特の世界観を構築していました。
大手飲料メーカーのテレビCMに楽曲が採用され、本人も出演するなど話題になりました。
BELIEVE IN LOVELINDBERG

渡瀬マキさん、平川達也さん、川添智久さん、小柳”cherry”昌法さんで結成された80年代を代表するバンド、LINDBERG。
とくにボーカル、渡瀬マキさんのハスキーボイスから繰り出される天真爛漫な歌は、リスナーを元気付けてきました。
代表曲は『今すぐKiss Me』で、思わずにやけてしまうほどストレートなラブソングです。
この曲はとくに彼女の歌声の良さを伝えられていますね!
80年代のロックバンドを語る上では外せないひと組です!