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80年代の邦楽ガールズバンド。~有名どころからマイナーまで

その名の通り女性だけで構成されたガールズバンドは、今や世界中で人気となった存在も多く、ここ日本においてもメジャーからインディーズにいたるまで、さまざまなタイプのバンドが活躍していますよね。

邦楽の歴史のおけるガールズバンドは、1970年代後半から1980年代前半にかけてデビューしたバンドたちがその道を切り開き、バンドブーム全盛期の80年代中盤にはヒットチャートを席巻するバンドも登場、ガールズバンドのブームが巻き起こりました。

今回は、邦楽ガールズバンドの歴史を語る上で外せない80年代のバンドをピックアップ、有名どころから知る人ぞ知るバンドまでをご紹介します!

80年代の邦楽ガールズバンド。~有名どころからマイナーまで(1〜20)

夕なぎNav Katze

1984年にデビューを飾ったナーヴ・カッツェは、邦楽ガールズバンドの黎明期を彩る存在でした。

SWITCHレーベルからの初リリースはムーンライダーズの岡田徹さんがプロデュース、革新的な世界観と独自のサウンドスタイルで注目を集めたのです。

特に山口美和子さんのボーカルは、洗練されかつ感情豊かで心に残り、聴く人々を魅了し続けました。

当時のムーブメントをけん引した彼女たちの楽曲は、今でも多くのファンに愛され、時代を超えた装いで光り輝いています。

バンドのエモーショナルなメロディラインと、思わず体を揺らすリズム感は、80年代のガールズバンドブームを思い出させてくれるでしょう。

もしレコード棚で彼女たちの作品に出会ったら、手に取ってみてください。

スパイラルダンスいんど猫

アジャンタの月夜 – いんど猫 (Indo Neko) [1989] {Full Album}
スパイラルダンスいんど猫

1986年にデビューし、1991年まで活躍したいんど猫は、ニュー・ウェイヴ/ポストパンクサウンドを軸に独自の音楽性を追求したバンドです。

『メルクリウス』や『レムノスの土』のようなアルバムでは、日本のバンド界に新たな足跡を残しました。

彼女たちの音楽は影のような危うさを秘めながら聴く者を強く引き付けます。

他のガールズバンドとは一線を画すその個性的な魅力は、今でもくっきりと輝いています。

音源は配信サービスで聴くことができるため、80年代の邦楽シーンに触れたい方はぜひチェックしてみてください。

かなしくてZELDA

1979年に結成されたガールズバンドの先駆者として、ジャパニーズロックシーンに大きな足跡を残したZELDA。

パンクやニューウェイブ、ポストパンクなどを融合させた実験的なアプローチから、のちにファンクやブラックミュージック、ワールドミュージックへと音楽的な幅を広げていきました。

小嶋さちほさんを中心に、高橋佐代子さんのパワフルなボーカルを加え、インディーズシーンから活動をスタート。

1996年まで息の長い活動を続け、「もっとも長く活動した女性ロックバンド」としてギネスブックにも掲載されています。

日本の音楽シーンで女性バンドの可能性を広げ、多くの後進アーティストにも影響を与えたパイオニア的存在。

パワフルでエネルギッシュな演奏とともに、多彩な音楽性を楽しみたい方にお勧めです。

Dance!!Reg-Wink

1987年に京都で結成された本格派ガールズロックバンド、Reg-Winkが放つパワフルなサウンドは、当時のファンの心を鷲づかみにしました。

CBSソニー主催のレディースロック大会でグランプリを獲得し、1989年にアルバム『REG-WINK』でメジャーデビュー。

藤井真由美さんの迫力満点のハスキーボイスと、骨太なバンドサウンドで、リクルート社の求人誌のCMソングを手がけるなど、着実に実績を積み重ねていきます。

ハンブル・パイ直系とも評されるブルージーなロックサウンドは、メンバー全員が女性であることを全面に押し出すことなく、音楽性で勝負する姿勢が高く評価されました。

力強い演奏と熱いライブパフォーマンスで魅せる彼女たちの音楽は、本物志向のロックファンにピッタリの一枚になっています。

島の生活サボテン

1980年代に活躍したサボテンは、ポストパンクという音楽の枠を超えた実験的チャレンジで注目を集めました。

彼女たちが1984年にリリースしたアルバム『Awake』は、その頃のガールズバンドの中でもずば抜けた存在感を放っていたんです。

突然段ボールの蔦木栄一さんによるプロデュース、というのも当時のシーンに興味を持っている人であれば見逃せない点でしょう。

彼女たちはその後も超マイペースながらも新作をリリースしていますから、ぜひチェックしてみてください!