90年代洋楽ヒップホップまとめ。黄金期のクラシック
90年代アメリカのヒップホップシーンといえば、黄金期と言われています。
当時活躍したラッパーたちの中には、今も一線で活躍しているアーティストはもちろん、今では音楽シーンをけん引する名プロデューサーとして知られるアーティストもたくさん居るんですよね。
さらには、この世を去って、今ではレジェンドとして語り継がれているアーティストもたくさん。
この記事では、彼らが残した90年代ヒップホップの名曲を一挙に紹介していきますね。
ヒップホップクラシックとして今もなお色あせることのない名曲をご堪能ください。
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90年代洋楽ヒップホップまとめ。黄金期のクラシック(21〜30)
Gone Till NovemberWyclef Jean

過去に例を見ない華麗なストリングスアレンジと、洗練されたヒップホップビートが溶け合う珠玉のミディアムバラード。
ワイクリフ・ジョンさんの切なくも力強い歌声が、愛する人のために危険な仕事に身を投じる男の複雑な心情を見事に表現しています。
1997年11月に発表された本作は、ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラとのコラボレーションという大胆な試みを成功させ、米ビルボードチャートで7位、英国で3位を記録する大ヒットとなりました。
ソニー・コンパネックさんによる壮大なオーケストレーションと、フランシス・ローレンスさんが手掛けた印象的なミュージックビデオも魅力です。
大切な人との別れを経験した方なら、誰もが共感できる普遍的な物語が心に響くはずです。
Still Not a Player feat. JoeBig Pun

90年代後半に大きな衝撃を与えたイーストコーストヒップホップの金字塔的な楽曲の魅力は、ラテン系アーティストの先駆者ビッグ・パンさんが生み出した官能的な世界観にあります。
優れたリリック技術と圧倒的なフロウ、そしてR&Bシンガーのジョーさんを迎えて生まれたサウンドは多くのリスナーを魅了しました。
1998年3月にリリースされたこの楽曲は、アルバム『Capital Punishment』からの第2弾シングルとして発表。
全米ビルボードHot 100で24位を記録し、ソロのラテン系ヒップホップアーティストとして、史上初のプラチナ認定という快挙を成し遂げました。
本作は深夜のドライブシーンで聴きたい一曲です。
官能的なR&Bのフレーズと巧みなラップが織りなす極上のグルーヴは、夜の街並みと完璧にマッチします。
心地よいメロディと共に、あなたの心を揺さぶることでしょう。
90年代洋楽ヒップホップまとめ。黄金期のクラシック(31〜40)
Check Yo Self feat. Das EFXIce Cube

1990年代ギャングスタラップの重鎮として知られるアイス・キューブさんが、自身の経験から導き出した警告的なメッセージソング。
緊迫感のあるビートに乗せて、自己反省の大切さを説く歌詞は、ストリートの現実と向き合う覚悟を問いかけています。
1993年7月、アルバム『The Predator』からのシングルカットとして発表され、Das EFXとのコラボレーションが東西の垣根を超えた名作として評価を高めています。
本作は映画『Harold & Kumar Escape from Guantanamo Bay』のサウンドトラックにも起用され、ビデオゲーム『Grand Theft Auto: San Andreas』でも使用されています。
人生の岐路に立つ時、自分を見つめ直すきっかけを与えてくれる心に響く一曲です。
Crush on YouLil’ Kim

90年代のヒップホップシーンを代表する傑作が誕生した1996年。
リル・キムさんが放つデビューアルバム『Hard Core』から生まれたラブソングは、恋愛の駆け引きと情熱を鮮やかに描き出しています。
魅惑的な歌声とパワフルなラップで、相手への想いを堂々と表現する姿勢は、多くの共感を呼びました。
1997年にリリースされたミュージックビデオも話題となり、映画『The Wiz』にインスパイアされた4色のカラフルな衣装とウィッグは、ファッションアイコンとしての地位も確立。
ジュニア・マフィアとノトーリアス・B.I.G.が参加した本作は、UKシングルチャート23位を記録する大ヒットとなりました。
恋に悩む女性の気持ちを代弁してくれる一曲として、今でも多くのリスナーの心に響いています。
Jazz (We’ve Got)A Tribe Called Quest

黒人の歴史を主体とした音楽性で知られるヒップホップ・クルー、ネイティブ・タンズ。
一時代を築き上げたクルーとして知られていますね。
そんなネイティブ・タンズの中心的存在だったグループが、こちらの『Jazz (We’ve Got)』を歌っているア・ドライブ・コールド・クエストです。
この曲はジャズベーシストのロン・カーターさんとタッグを組んだ名盤『The Low End Theory』に収録されています。
乾いたウッド・ベースとア・ドライブ・コールド・クエストの強いメッセージを秘めた硬派なラップの相性はバツグンです。
Tonight’s Da NightRedman

現在もヒップホップシーンの第一線で活躍し続けるレッドマンさん。
彼を一躍スターに押し上げたのがファーストアルバム『Whut』です。
このアルバムには数多くの名曲が収録されているのですが、中でもインパクトが強いのが、『Tonight’s Da Night』。
内容はレッドマンさんの自己紹介ソングという感じなのですが、その攻撃的な内容は多くの人に衝撃を与えました。
また、ちなみにリリックの中には、音楽ファンならわかるような小ネタや引用が含まれています。
とくに90年代の洋楽が好きな方ならニヤりとしてしまうのではないでしょうか。
The Rain (Supa Dupa Fly)Missy Elliott

斬新なビートと大胆な映像美で90年代のヒップホップシーンに衝撃を与えたデビュー曲。
革新的なサウンドプロデューサー、ティンバランドさんとのタッグで生み出されたアート作品は、全米R&Bチャートで6位を記録する大ヒットとなりました。
ミッシー・エリオットさんの個性的なファッションセンスと音楽表現は、当時の音楽シーンに新たな風を巻き起こしました。
本作のミュージックビデオは著名な監督Hype Williamsさんが手掛け、パテントレザー製の特大スーツを着用したインパクトあるビジュアルは多くのアーティストに影響を与えています。
2016年にはプロゴルファーのジョーダン・スピースさん出演のコカ・コーラCMに起用されました。
独創的なアーティストリーと自信に満ちた表現力が光る本作は、自分らしさを大切にしたい人におすすめの一曲です。






