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名曲ばかり!90年代にヒットした洋楽バラードソング

1990年代の音楽はジャンルが細分化され、オルタナティブ・ロックにR&BやHIP-HOPなどの音楽が続々とチャート入りを果たすなど、音楽史において非常に重要な時期です。

同時に、時代をこえて人々に温かな感動を生み出す名バラードが多く生まれたのも、90年代がいかに音楽的に豊潤な時代であったのかを端的に示すものでしょう。

今回の記事では、そんな90年代に大ヒットを記録した洋楽の名バラードソングを厳選してご紹介します!

名曲ばかり!90年代にヒットした洋楽バラードソング(11〜20)

HeroMariah Carey

Mariah Carey – Hero (Official HD Video)
HeroMariah Carey

マライア・キャリーさんとウォルターアファナシエフさんがもともとはダスティン・ホフマン主演の映画『ヒーロー』の主題歌としてグロリアエステファンさんのために作った曲がこちら。

最終的には映画とは関連せず、マライアさんが歌う形で1993年にリリースされました。

自分自身が歌うために、歌詞は当初のものとは多少変更されており、彼女自身のオリジナリティーを出したものになりました。

マライアさんといえばこの曲を思い出すほど、彼女の代表曲のひとつとなりました。

Kiss Of LifeSade

Sade – Kiss Of Life – Official – 1993
Kiss Of LifeSade

ミステリアスかつ魅惑的な、シャーデー・アデュさんが持つスモーキーなアルト・ボイスを軸とした、無駄のない楽曲アレンジによって素晴らしい名曲の数々を生み出し、寡作ながらもリリースした作品すべてが世界的なヒットを記録しているシャーデー。

今回紹介する『Kiss of Life』は、1992年にリリースされたアルバム『Love Deluxe』に収録され、翌年にシングル・カットされた楽曲です。

たった2つのパターンのコード進行というシンプルな構成ながら、メロディの変化やたくみなバンド・アンサンブルで織り成す美しい楽曲となっています。

バラードとはいっても、湿っぽい雰囲気は皆無、スムーズジャズにも通じるしゃれた味わいを持っているのが見事ですよね。

End Of The RoadBoyz II Men

ボーイズIIメンといえば、日本でも絶大な人気を誇る米国フィラデルフィア出身の男性ボーカル・グループです。

圧倒的な歌唱力と抜群のコーラス・ワークから織り成す楽曲の数々は、世代をこえて一度は耳にしたことがあるものばかりですよね。

そんな彼らが1992年にリリース、全米チャートで13週連続1位という記録を打ち立てた代表曲がこの『End of the Road』です。

バラードの名手として名高い彼らの魅力がすべて詰まっているといっても過言ではない、素晴らしいメロディとボーカルに温かな感動が生まれる名曲となっています。

余談ですが、13週連続1位という記録は同年の終わりにリリースされた、ホイットニー・ヒューストンさんの『I Will Always Love You』で破られるというのは、とんでもなくレベルの高い争いですよね。

BreatheFaith Hill

Faith Hill – “Breathe” (Official Video)
BreatheFaith Hill

カントリー歌手としてキャリアをスタート、後にポップ・ミュージック界においても大きな成功を収めることになる、アメリカの歌手フェイス・ヒルさん。

歌手としての優れた才能はもちろんのこと、ゴージャスなブロンドヘアーと際立った美貌の持ち主でもあります。

この楽曲は1999年にリリースされ、特大ヒットを記録したアルバム『Breathe』の表題曲にして、カントリーの枠内をこえたポップ歌手としてのキャリアを決定付けた名バラード。

カントリーのテイストを残しながらも、より洗練されたサウンドの中で伸びやかに歌われるメロディがとにかく素晴らしく、フェイス・ヒルさんのシンガーとしての歌唱力および表現力に圧倒される名曲となっていますよ。

I Don’t Want to Miss a ThingAerosmith

Aerosmith – I Don’t Want to Miss a Thing (Official HD Video)
I Don't Want to Miss a ThingAerosmith

日本においては映画『アルマゲドン』の主題歌として有名な、アメリカ出身の5人組ハードロックバンド・エアロスミスの楽曲。

発売当時、すでに活動28年になる世界的ロックバンドでありながら、意外にも同曲が全米シングルチャートで初めて一位を獲得した曲でした。

ストリングスから始まる荘厳なイントロは映画のイメージと相まって、すでに名曲の予感を感じさせてくれます。

これぞハードロックボーカルといった個性的で力強い歌声は、バラード曲でありながら聴き手に高揚感を与えてくれる、まさに1990年代の洋楽ロックシーンを代表するバラード曲の一つです。

TornNatalie Imbruglia

Natalie Imbruglia – Torn (Official Video)
TornNatalie Imbruglia

バラードという言葉から想像されるスロウなテンポでドラマティックに盛り上がって……といった楽曲とは少し違う、爽やかなギターのバッキングを軸とした軽やかなポップネスと、暗いわけではないのにどこか哀愁を帯びたメロディが静かな感動を呼ぶ90年代の大ヒット曲。

もともとはアメリカのロック・バンド、Ednaswapが1995年にリリースした楽曲をオーストラリア出身の女優兼シンガー、ナタリー・インブルーリアさんがカバーして世界中でヒットを記録したという経緯があります。

2010年のThe X Factorにおいて、あのワン・ダイレクションがこの曲を取り上げて見事に歌い上げたことから、若い方々にも知られているのでは?

時代をこえて歌い継がれる、素晴らしい名曲ですよ。

名曲ばかり!90年代にヒットした洋楽バラードソング(21〜30)

Missing YouBackstreet Boys

90年代の音楽シーンを席巻したアメリカ出身のボーカルグループ、バックストリート・ボーイズ。

1999年のアルバム『Millennium』が全世界で2400万枚以上の売上を記録したことでも知られていますよね。

この楽曲は、そんな彼らの絶頂期、1997年8月に発売された名盤『Backstreet’s Back』にひっそりと収録された珠玉のバラードです。

離れてしまった大切な人へ募る会いたい気持ちが、切ないメロディに乗せて真っすぐに歌われています。

メンバーが順にリードボーカルを務める構成と、5人が織りなす美しいハーモニーが胸に迫り、思わずうっとり。

感傷に浸りたい夜や、昔の恋をふと思い出した時に聴けば、その心に優しく寄り添ってくれるのではないでしょうか。