「耳と体に響く低音が大好き」この記事にたどり着いたあなたはきっとそういう方でしょう。
ベースって一度ハマってしまうと抜け出せない魅力がありますよね。
曲全体を支えつつ、時には前に出てきてビシッと決める……めくるめく低音ワールド。
今回この記事では曲中にベースソロが登場する邦楽曲をたっぷりとまとめてみました。
ぜひじっくりとベースの魅力を味わってみてくださいね。
また、ご自身でベースを演奏される方は、この機会にぜひコピーしてみてくださいね!
【低音】ベースソロが光る邦楽曲まとめ【テクニック】(1〜10)
KICKBACK米津玄師

この楽曲にかんしては、もうベースが主役といっても過言ではないほどにベースの音が楽曲のグルーヴ全体を先導しています!
米津玄師さんの大ヒット曲『KICKBACK』は、King Gnuやmillennium paradeの中心人物である常田大希さんが共同プロデュースでギターとベースの演奏も担当しており、攻撃的な楽曲にふさわしい遠慮のないフレーズを連発しているのが実にかっこいいですよね。
イントロの印象的なスラップが楽曲の印象を決定付けているくらいに重要ですから、ベーシストの方であればギターソロと同じくらいの気持ちで弾くといいでしょう。
中盤のスラップとメロディアスなフレーズを組み合わせたような展開も短いながらに印象的ですからぜひチェックしてみてください。
お勉強しといてよずっと真夜中でいいのに。

低音とリズムが絶妙に絡み合う『お勉強しといてよ』は、胸の奥を打つベースラインが際立つ1曲です。
ずとまよ特有の捉えどころのない世界観に彩られ、ベースソロがその深みを際立たせています。
ACAねさんの繊細かつ力強いボーカルとともに、ベースがアグレッシブなスラップ奏法で応じる部分は、聴く者の琴線に触れること請け合い。
特にベースを演奏する方には、そのテクニックをぜひお手本にしてみてください。
低音の魔法に包まれる時間を満喫してみてはいかがでしょうか。
忘れられないのサカナクション

プロのミュージシャンからも変態と称されるほどの音へのこだわりが唯一無二の世界観を生み出しているサカナクションの13作目のシングル曲。
ソフトバンク『SoftBank Music Project』シリーズの第6弾として書き下ろされた楽曲で、1980年代のシティーポップを思わせるアーバンな空気感と現代的でクリアなサウンドが心地いいですよね。
ハイフレットのメロディアスなフレーズと低音域でのスラップを組み合わせたベースソロは、自然と楽曲に溶け込むようなアレンジ。
ハードロックやメタル的な派手さとはまた違った、流れるようなベースソロが楽しめるナンバーです。
STRAIGHT FLUSHシンガーズハイ

2020年に結成、Z世代の4人組ロックバンドとして注目を集めているシンガーズハイ。
ソリッドなバンドアンサンブルが魅力的な彼らですが、2024年の7月にリリースされたミニアルバム『Serotonin』のオープニングを飾る『STRAIGHT FLUSH』は荒々しくも艶っぽいメロディが特徴的なナンバーで、高速のギターカッティングとタッピングを駆使したギターソロが際立っている新たな名曲ですね。
その中でも注目してほしいのが後半に登場するベースソロ。
ラストのギターとのユニゾンにつながる非常に重要なフレーズであり、シンプルながら実にかっこいいですよ。
秒針を噛むずっと真夜中でいいのに。

ずとまよの略称で知られ、ボーカルのACAねさんを中心に楽曲に合わせた流動的なメンバー編成で活動しているずっと真夜中でいいのにの1作目のデジタル配信限定シングル曲。
MVの再生回数が1億回を突破している、ノスタルジックさとモダンさが絶妙に溶け合ったアレンジが秀逸な人気曲です。
ドラムのビートのみのバッキングに乗せたスラップのベースソロは、歌が重なってきてもその存在感を残したままバッキングとしても機能していますよね。
短いフレーズの中にベースのかっこよさが詰まった、ベース好きにこそ聴いてほしいポップチューンです。
ストラトキャスター・シーサイドSuspended 4th

ライブハウス、路上ライブ、野外イベント、地域イベント、学校での公演など、その場所を選ばない精力的な活動でパフォーマンスやテクニックを磨いてきた4人組ロックバンドSuspended 4thの楽曲。
6thアルバム『Suspended 4th』に収録されている曲で、バンドの名を広く知らしめたナンバーです。
テクニカルなベースプレイはバッキングにおいてもその存在感を示していますが、とくにイントロで聴かれるサムアップとダウンを16分でくり返すプレイは、ファズをかけたサウンドとともに強烈なインパクトを残します。
一つの音程でありながら誰もが忘れないフレーズの、秀逸な演奏です。
丸の内サディスティック椎名林檎

東京事変のフロントマンとしても活動し、その唯一無二の世界観を持った楽曲で人気を博しているシンガーソングライター、椎名林檎さん。
1stアルバム『無罪モラトリアム』に収録されている楽曲『丸ノ内サディスティック』は、シングルカットされていないにもかかわらず椎名林檎さんの代表曲の一つとして知られています。
ピアノを中心とした華やかなアンサンブルに負けないベースソロは、低音だからこその渋みと存在感がありますよね。
ジャジーなアレンジと硬質なベースサウンドの相性を感じさせる、スタイリッシュなナンバーです。