【洋楽】ブルーグラスの名曲。おススメの人気曲・代表曲
ブルーグラス・ミュージックは、スコットランドやアイルランドの伝統音楽をベースとしてアメリカで発展していったアコースティック音楽で、パイオニア的な存在のビル・モンローさんがケンタッキー州出身だったことから、牧草の名前で州の愛称でもある「ブルーグラス」という言葉が使われ始めたそうです。
アコースティック楽器を軸としたアンサンブルで、バンジョーやフィドルの音色が陽気で軽快なサウンドが特徴的ですね。
本稿では、ブルーグラスに属する楽曲の中でもトラディッショナルなスタイルを持った名曲を中心としたラインアップでお届けしています。
初心者の方でもオススメの内容となっていますから、この機会にぜひご覧ください。
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【洋楽】ブルーグラスの名曲。おススメの人気曲・代表曲(1〜20)
Nine Pound HammerTony Rice

2020年の12月に69歳で亡くなられたことも記憶に新しい、アメリカが誇るブルーグラスミュージシャンにしてギタリストのトニー・ライスさん。
ブルーグラスの先駆的な存在であり、ジャズなどにも影響を受けた独創的なスタイルで多大なる影響力を誇ったトニーさんの偉大なディスコグラフィの中から、今回選んだのは1973年にリリースされた初のアルバム『Guitar』に収録されている『Nine Pound Hammer』です。
1960年代から80年代まで活動を続けた、カントリーやジャズにブルースを織り交ぜたギター・スタイルで知られるマール・トラヴィスさんによるトラディッショナルなブルーグラス曲のカバーで、出世作となった1979年の名盤『Manzanita』において再録されていますから、本人としてもお気に入りの楽曲なのかもしれませんね!
Church Street BluesTony Rice

ボブ・ディランさんの1969年のアルバム『ナッシュビル・スカイライン』に参加したことで知られるギタリスト、ノーマン・ブレイクさん。
『Church Street Blues』は、彼の1976年のアルバム『Whiskey Before Breakfast』に収録されています。
やや暗い歌詞を静かなギターの音色が彩る、心にしみる名曲です!
トニー・ライスさんの1983年のアルバム『Church Street Blues』や、2022年のパンチ・ブラザーズのアルバム『Hell on Church Street』などでもカバーされていますよ。
Dueling BanjosEric Weissberg & Steve Mandell

4弦のピックバンジョーと5弦のブルーグラスバンジョーの掛け合いが楽しい『Dueling Banjos』は、1954年にアーサー・スミスさんが作曲した曲です。
1972年には、ジョン・ヴォイトさん主演のサバイバル・スリラー映画『脱出』の冒頭で使用されました。
しかし、このとき作曲者に許可を取っていなかったため、訴訟沙汰に発展することに。
そんな逸話もありますが、第30回ゴールデングローブ賞のベストオリジナルソング部門にノミネートされるなど、人々の記憶に残る1曲となり世界中でヒットを記録しました。
JOHN HENRYTHE LILLY BROTHERS

リリー・ブラザーズは主に1950年代から70年代まで活躍したブルーグラスの兄弟デュオで、後続のブルーグラスのアーティストにも大きな影響を与えたという存在。
実は70年代に2回の来日も果たしており、その模様を記録した『Holiday in Japan, Part 1』という作品もリリースするなど、当時ブルーグラスを愛聴していた方々には懐かしい名前なのではないでしょうか。
伝統的なルーツ・ミュージックに影響を受けた王道のブルーグラスを鳴らす彼らの楽曲として、今回は軽快なバンジョーの響きがブルーグラスらしさ満点の『John Henry』を紹介しましょう。
1959年に7インチ・シングルとしてリリースされたのが初出で、後に『Early Recordings』というタイトルのコンピレーション作品にも収録されています。
タイトルに用いられているのはアフリカ系アメリカ人の英雄と呼ばれる伝説の人物がモチーフとなっています。
Sunny Side Of The MountainJimmy Martin

ドロシー・フィールズさんの作詞、ジミー・マクヒューさん作曲の1930年の曲『Sunny Side of the Mountain(邦題:明るい表通りで)』。
ブロードウェイのミュージカルで使用されたことでスタンダードナンバーとして定着し、ルイ・アームストロングさんやデイヴ・ブルーベックさんなど、ジャズの大物たちに演奏されてきました。
また、1950年代の西部劇『ローハイド』のテーマ曲で有名なフランキー・レインさんや、フランク・シナトラさんなどの歌手もカバー。
1995年の映画『花嫁のパパ2』や、2021年の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』でも使われました。