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【洋楽】ブルーグラスの名曲。おススメの人気曲・代表曲

ブルーグラス・ミュージックは、スコットランドやアイルランドの伝統音楽をベースとしてアメリカで発展していったアコースティック音楽で、パイオニア的な存在のビル・モンローさんがケンタッキー州出身だったことから、牧草の名前で州の愛称でもある「ブルーグラス」という言葉が使われ始めたそうです。

アコースティック楽器を軸としたアンサンブルで、バンジョーやフィドルの音色が陽気で軽快なサウンドが特徴的ですね。

本稿では、ブルーグラスに属する楽曲の中でもトラディッショナルなスタイルを持った名曲を中心としたラインアップでお届けしています。

初心者の方でもオススメの内容となっていますから、この機会にぜひご覧ください。

【洋楽】ブルーグラスの名曲。おススメの人気曲・代表曲(6〜10)

I’ll Fly AwayGillian Welch & Alison Krauss

1929年にアルバート・E・ブラムリーさんが作曲したゴスペルソング『I’ll Fly Away』。

アメリカでは礼拝やお葬式でよく演奏されるほか、ブルーグラスの定番曲としても有名で、最も録音されたゴスペルソングと呼ばれています。

1973にボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズがカバーしたレゲエバージョン『Rastaman Chant』や、カニエ・ウェストさんが2004年のアルバム『The College Dropout』でカバーするなど、ジャンルの枠をこえて長く親しまれています。

Tortured, Tangled HeartsDixie Chicks

The Chicks – Tortured, Tangled Hearts (Official Audio)
Tortured, Tangled HeartsDixie Chicks

カントリーやブルーグラスなどルーツ音楽を軸としながらポップスのフィールドでも記録的な成功を収め、世界中で3,000万枚以上というセールスを誇る女性グループのディクシー・チックス。

政治や社会問題への積極的な発言でも知られている彼女たちが2002年に発表、トラディッショナルな色の濃い作風が特徴的な『Home』に収録されている楽曲『Tortured, Tangled Hearts』を紹介します。

シングル・カットされた楽曲というわけではないのですが、陽気な王道のブルーグラスといった趣で、今回の記事のテーマとしてはぴったりはまる曲と言えましょう。

とはいえ、歌詞は楽しげなものではなく、皮肉な意味合いが多分に込められた楽曲なのですね。

その後の彼女たちが巻き込まれた騒動などを踏まえると、なんだか意味深なものがありますね……。

Appalachian Mountain GirlAlan Jackson

1990年のセカンド・アルバム『Here in the Real World』をリリース以降、アメリカのカントリーミュージック界において常にトップを走り続けているアラン・ジャクソンさん。

ルーツ色の強いホンキー・トンク・スタイルと現代的なカントリー・ミュージックの要素を絶妙にブレンドさせた音楽性を武器として、ブルーグラスやゴスペル音楽などの作品もリリース、記録的なセールスや多くの栄誉ある賞の受賞歴を誇るアランさんが2013年、その名もずばり『The Bluegrass Album』と題したアルバムを発表しました。

彼にとっての初めてのブルーグラス・アルバムであり、半数の楽曲を本人が作詞作曲しております。

そのオリジナル曲の中から、今回取り上げているのは『Appalachian Mountain Girl』という王道のブルーグラス・ナンバーを紹介しましょう。

陽気なフィドルの音色となめらかなギターやバンジョーにマンドリンの響きが心地良い、現代ブルーグラスの名曲です!

Old Mountain DewGrandpa Jones

Old Mountain Dew – Grandpa Jones – An American Original
Old Mountain DewGrandpa Jones

バスコム・ラマー・ランズフォードさんが1928年に作曲した『Good Old Mountain Dew』(『Old Mountain Dew』とも呼ばれます)は、密造酒を求める人々を表現した楽曲。

というのも、そのころのアメリカでは禁酒法が施行されていました。

禁酒法が廃止されたあともこの曲は歌い継がれ、グレン・キャンベルさんやウィリー・ネルソンさん、スタンレー・ブラザーズのほか、アイルランドのバンド、ザ・ダブリナーズなどがカバー。

世界中で親しまれています。

Orange Blossom SpecialThe Charlie Daniels Band

The Charlie Daniels Band – Orange Blossom Special (Live)
Orange Blossom SpecialThe Charlie Daniels Band

ニューヨークとマイアミを結ぶ豪華旅客列車がテーマの『Orange Blossom Special』は、1938年にアービン・T・ラウズさんによって作曲されました。

自由奔放なフィドルの音色と高速で走り抜ける列車のようなスピード感が魅力で、ブルーグラスの中でも特に人気の高い楽曲です。

ジョニー・キャッシュさんがこの曲にちなんでアルバムタイトルを名づけたほか、ザ・ムーディー・ブラザーズや、エレクトリック・ライト・オーケストラがカバーしたことでも知られています。