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【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム

ブルースロックと呼ばれるジャンルは、文字通りブルースをバックグラウンドに持つロックの音楽スタイルの1つです。

ブルースの本場、アメリカの偉大なブルースマンに憧れたイギリスのミュージシャンたちが始めたとされており、後にアメリカでもブルースロックを鳴らすバンドが現れます。

そのジャンル自体は熱心な音楽ファンでないとあまり縁がないものかもしれませんが、実際には音楽好きならずとも聴いたことのあるくらいに有名なバンドやアーティストがブルースの影響を受け、自分たちなりのロックとして鳴らしているのですよ。

今回は、そんなブルースロックの基本的な名盤をご紹介!

本領発揮とも言えるライブ盤、そして近年リリースされた作品も含めて選出致しました。

【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(1〜10)

Blues Breakers with Eric Clapton

HideawayJohn Mayall and the Bluesbreakers

HIDEAWAY (1966) by John Mayall’s Bluesbreakers- featuring Eric Clapton
HideawayJohn Mayall and the Bluesbreakers

商業的には大きな成功を成し遂げられなかったとしても、このバンドがいなかったらそのジャンルの盛り上がりはなかっただろう……という存在はいるものです。

イギリスが生んだブルースロック・バンドの代表格であるジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズは、まさにそういった偉大な存在と呼べるバンドでしょう。

エリック・クラプトンさんやジャック・ブルースさん、フリートウッド・マックを結成するピーター・グリーンさんやミック・フリートウッドとジョン・マクヴィーさんなど、そうそうたるメンバーが在籍したということだけでも、その歴史的な価値が理解できるのではないでしょうか。

幼少期からブルースに親しんでいたというジョン・メイオールさんが1963年に結成、メイオールさん以外はメンバーが流動的なバンドとして活動を始めた彼らの代表的な1枚である『Blues Breakers with Eric Clapton』は、その名の通りエリック・クラプトンさんが在籍していた時期の作品です。

思いっ切り弾きまくる60年代のクラプトンさんの名演を心行くまで楽しめる、ブルースロックというだけでなく60年代の英国ロックの名盤と言えるアルバムですよ!

Un Baión para el Ojo Idiota

Vencedores VencidosPatricio Rey y Sus Redonditos de Ricota

Patricio Rey y sus Redonditos de Ricota – Vencedores Vencidos (Audio Oficial)
Vencedores VencidosPatricio Rey y Sus Redonditos de Ricota

インディオ・ソラーリさんとスカイ・ベイリンソンさんという、アルゼンチンのカリスマが率いたパトリシオ・レイ・イ・スス・レドンディトス・デ・リコタの代表作が『Un Baión para el Ojo Idiota』です。

通称ロス・レドンドスと呼ばれる彼らが1988年に発表した本作は、骨太なロックへとかじを切った転換点として知られています。

メディア露出を避けつつスタジアム級の動員を誇った彼らは、独立独歩で巨大な熱狂を作りあげた伝説的な存在ですから、その真髄を味わえるのはやはり本作ということになるでしょう。

ブルース由来の粘りあるリフと鋭い歌詞が融合した演奏は圧巻のひとことで、ライブさながらの高揚感はこのバンドだからこそなし得たものです。

近年、彼らの音楽はネットを通じて高く評価されている傾向もありますし、南米ロックの熱さを体感したい方にも、ぜひ聴いてもらいたい名盤ですよ。

Mule Variations

Hold OnTom Waits

Tom Waits – “Hold On” (ANTI-)
Hold OnTom Waits

特徴的なしわがれ声と映画俳優としての顔も持つトム・ウェイツさんは、1970年代から活動を続けるシンガーソングライターであり、ジャズや実験音楽を取り込みながら独自のスタイルを築き上げた異才です。

そんな彼が1999年に発表した『Mule Variations』は、インディーレーベルへの移籍第一弾にして、グラミー賞にも輝いた90年代を代表する名盤です。

納屋を改造したスタジオで録音され、妻のキャスリーン・ブレナンさんとの共作による楽曲群は、ブルースを基盤にしつつも環境音やノイズを有機的に取り込んだ響きが特徴的ですね。

アメリカの原風景と前衛的な試みが見事に融合しており、一味違うブルースロックの傑作として、ぜひとも聴いていただきたい1枚となっていますよ!

【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(11〜20)

Boys & Girls

Hold OnAlabama Shakes

Alabama Shakes – Hold On (Official Video)
Hold OnAlabama Shakes

ソウルやブルース、ロックを融合した情熱的なサウンドで世界中を魅了するアラバマ・シェイクスは、米国南部のアラバマ州で結成されたバンドです。

圧倒的な歌唱力を持つブリタニー・ハワードさんを擁する彼らは、ライブパフォーマンスの凄まじさでも知られていますね。

そんな彼らが2012年に放ったデビュー作が、こちらの『Boys & Girls』です。

本作はグラミー賞の新人賞やロック部門にノミネートされるなど高い評価を獲得し、プラチナ認定も受けました。

余計な装飾を排し、あえて「家」のようなスタジオで録音された生々しいサウンドは、まるで目の前で演奏しているかのような迫力に満ちていますよ。

古き良きサザン・ソウルの温かみと、ブルースロックの激しさが同居しており、ジャンルを超えて魂の音楽を求めるすべての方に聴いてほしい名盤です。

Taj Mahal

Leaving TrunkTAJ MAHAL

ルーツ音楽を探求し続け、グラミー賞も獲得しているタジ・マハールさんは、ブルースを単なる過去の遺産ではなく、現在進行形の音楽として世界に広めた偉大なアーティストです。

かつてライ・クーダーさんらとともに活動し、ソロとして独自の地位を築き上げた、まさに生きる伝説と呼ぶにふさわしい存在なのですね。

そんな彼が1968年に発表した記念すべきデビュー・アルバムの『Taj Mahal』は、ブルースロックの歴史を語る上で外せない名盤中の名盤です。

ジェシ・エド・デイヴィスさんやライ・クーダーさんといった名手が参加しており、戦前のカントリー・ブルースを当時のロック・バンドの編成と解釈でよみがえらせたサウンドは圧巻の一言。

ブルースの奥深さとロックのダイナミズムが見事に融合した、全音楽ファン必聴の傑作となっておりますよ!

Spooky Two

Better By You Better Than MeSpooky Tooth

Spooky Tooth – Better By You Better Than Me (The Barn 1969)‬‏
Better By You Better Than MeSpooky Tooth

英国のブルースロック・バンドには、本国よりもアメリカでヒットしたバンドというのがいくつか存在していますが、こちらのスプーキー・トゥースもそういったバンドの1つです。

後にハンブル・パイの創設メンバーとなるベーシストのグレッグ・リドリーさん、唯一のアメリカ人であり、メイン・ソングライターでもあったキーボーディストのゲイリー・ライトさんなどが在籍していたことでも知られており、世界的な成功を収めるまでには至りませんでしたが、根強い人気を誇るバンドなのですね。

そんな彼らの代表作と言えば、やはり1969年にリリースされたセカンド・アルバム『Spooky Two』でしょう。

アメリカでチャート50位内にランクイン、オランダでも大ヒットとなった本作は、ブルースロックを軸としながらも全体的にかなりヘビーなサウンドであり、ソウルフルなボーカルやゲイリーさんによる重厚なオルガン、重いギター・リフが実にカッコいい。

名曲『Better by You, Better Than Me』を、後にジューダス・プリーストがカバーしたという点も見逃せません。

ブルースロックの中でもとくにヘビーな音がお好きな方であれば、確実に気に入る1枚ですよ!

Led Zeppelin II

Whole Lotta LoveLed Zeppelin

Led Zeppelin – Whole Lotta Love (Official Music Video)
Whole Lotta LoveLed Zeppelin

1968年の結成以来、圧倒的な商業的成功も含めてブリティッシュハードロックを世に知らしめ、世界を席巻したレッド・ツェッペリンの作品の中で今回紹介するのは、1969年にリリースされた2作目の『レッド・ツェッペリン II』です。

ツアーの合間をぬって各地のスタジオで録音された本作は、ライブの熱量がそのまま封じこめられたような、荒々しくも強力なブルースロックが展開されています。

「胸いっぱいの愛を」のリフはあまりにも有名で、イギリスでは音楽番組のテーマ曲としても親しまれました。

ブルースへの敬意とロックのダイナミズムが融合した濃密なサウンドは、時代を超えて多くのリスナーを圧倒することでしょう。