【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
ブルースロックと呼ばれるジャンルは、文字通りブルースをバックグラウンドに持つロックの音楽スタイルの1つです。
ブルースの本場、アメリカの偉大なブルースマンに憧れたイギリスのミュージシャンたちが始めたとされており、後にアメリカでもブルースロックを鳴らすバンドが現れます。
そのジャンル自体は熱心な音楽ファンでないとあまり縁がないものかもしれませんが、実際には音楽好きならずとも聴いたことのあるくらいに有名なバンドやアーティストがブルースの影響を受け、自分たちなりのロックとして鳴らしているのですよ。
今回は、そんなブルースロックの基本的な名盤をご紹介!
本領発揮とも言えるライブ盤、そして近年リリースされた作品も含めて選出致しました。
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【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(61〜70)
Sultans of SwingDire Straits

パンク全盛の1977年ロンドンで結成され、流行に流されないルーツ志向のサウンドで成功を収めたダイアー・ストレイツ。
マーク・ノップラーさんの語りかける歌と卓越したギターが魅力ですね!
そんな彼らが1978年に発表、バンドの名を世界に知らしめたデビュー作『Dire Straits』を紹介します。
発売当初は静かなスタートでしたが、シングルのヒットとともに人気を獲得、米英でダブル・プラチナに輝くロングセラーとなりました。
ブルースやカントリーを消化しつつも、英国的な湿り気と知性を感じさせるアンサンブルは、デビュー作とは思えない完成度を誇っています。
派手な音圧よりも、ギターの繊細なタッチや物語性をじっくり味わいたい方には、たまらない1枚となることでしょう。
Mystic EyesThem

今回載せている動画を見ていると、メンバーの若さとルーツ音楽を荒々しく昇華したサウンドにあらためて驚かされますね!
北アイルランド出身のゼムは、偉大なシンガーソングライターとして多くのミュージシャンから尊敬を集めるヴァン・モリソンさんが在籍していたバンドです。
モリソンさんの力強く豊かな表現力を持ったソウルフルな歌声は「ブルー・アイド・ソウル」と呼ばれ、1960年代の英国ロックを語る上では欠かせない、モッズ~ブリティッシュ・ビートの重要なバンドとして人気を博しました。
そんな彼らが1964年にリリースしたファースト・アルバム『Angry Young Them』は、タイトル通り若者らしいエモーションが爆発した見事なデビュー作であり、ブルース・ロックやオルガン・ガレージといった音に目がない方であれば確実に気に入るであろう1枚です。
同時代のストーンズやアニマルズといったバンドと比べても、オリジナル曲が多いというのは特筆すべき点でしょうね。
名曲『Gloria』を含む6局がモリソンさんによるオリジナル作であり、この時点でのソングライターとしての才能がすでに芽生えている、ということにあらためて驚かされます。
もちろん、スタンダードナンバーのカバー曲もいい味を出しています!
ぶっつぶせ!―1971北区公会堂Live村八分

ぶっつぶせ!
―1971北区公会堂Live―(2010年3月24日)は、日本のロックバンド村八分のアルバム。
ライブを中心に活動を続け、攻撃的な歌詞や、ユーモラスなMCが特徴。
熱いブルース・ロック魂は聴くものの心を揺さぶり熱くさせる。
Baby Please Don’t Leave MeBuddy Guy

エリック・クラプトンさんやジミ・ヘンドリックスさんら多くのロック・ギタリストに多大な影響を与えた、シカゴ・ブルース界の生ける伝説バディ・ガイさん。
数多くの名盤を残すガイさんが、キャリアの転換点として2001年に発表したのが本作『Sweet Tea』です。
いつもの都会的なシカゴ・スタイルからあえて離れ、ミシシッピ州北部のヒル・カントリー・ブルースという土着的な音楽に深く傾倒した内容となっているのが特徴ですね。
ジュニア・キンブロウさんの楽曲などを取り上げ、重厚で粘り気のある反復グルーヴと、ガイさんのむき出しのギター・プレイが融合したサウンドは圧巻の一言。
グラミー賞にもノミネートされた本作は、ブルースの深淵に触れたい方や、骨太なロック・サウンドを求める方にぜひ聴いていただきたい名盤ですよ。
Agora Só Falta VocêRita Lee & Tutti Frutti

ブラジルで「ロックの女王」と称されるリタ・リーさんが、自身のバンドであるトゥッチ・フルッチとともに作り上げたのが彼らです。
1975年にリリースされた『Fruto Proibido』はリタさんの通算4作目にあたり、当時のテレビ小説『Bravo!』で楽曲が使用されたことでも知られる傑作ですね。
アリス・クーパーと縁のあるアンディ・ミルズさんをプロデューサーに迎え、グラム・ロックの色気とブルースの粘りが混ざり合った骨太なサウンドが展開されています。
名手ルイス・セルジオ・カルリーニさんのギターが唸り、リタさんの挑発的な歌声が響く本作は、まさにブラジル・ロックの金字塔。
英米とはひと味違う、熱く湿り気を帯びたグルーヴを求めている方には、ぜひ体感していただきたい名盤ですよ!
L.A. WomanThe Doors

破滅的なカリスマとして知られ、27歳という若さでこの世を去った伝説の詩人、ジム・モリソンさん。
彼が率いたザ・ドアーズは、1960年代を代表するロック・バンドというだけでなく、今なお多くのアーティストに多大な影響を与え続けている存在です。
そんなザ・ドアーズが1971年にリリースした『L.A. Woman』は、モリソンさんの遺作にして、彼らのルーツであるブルースへ回帰した傑作です。
簡易的なスタジオで録音された本作は、初期の演劇的な要素よりも泥臭くタフな演奏が際立つ1枚に仕上がっています。
ジェリー・シェフさんを迎えたことによる骨太なグルーヴと、都会の哀愁を歌うモリソンさんの歌声を、ぜひ夜のドライブのお供に聴いてみてはいかがですか?
I’m Bad, I’m NationwideZZ Top

テキサス出身のZZ Topは、ビリー・ギボンズさんを中心とした不動のトリオとして、長きにわたりブルースを軸にしたロックを追求してきました。
1979年にリリースされた通算6作目の『Deguello』は、レーベル移籍後の初作品であり、70年代の土臭さと80年代の洗練が同居する傑作です。
従来の粘っこい演奏に加えてソウル・ミュージックのカバーや実験的な音作りを取り入れるなど、変化を恐れない姿勢が詰まっていますね。
3人だけで鳴らしているとは思えないほど分厚いグルーヴは圧巻の一言で、ユーモアとハードボイルドな感覚が混ざり合う世界観こそ彼らの真骨頂でしょう。
ブルースロックの枠にとどまらず、シンプルで奥深いロックの真髄を味わいたい方にぜひ聴いてほしい1枚です。
The RockFrankie Miller

スコットランド出身のフランキー・ミラーさんは、そのハスキーでソウルフルな歌声で1970年代を中心に人気を博したブルーアイドソウル系のシンガーソングライターです。
ルーツ音楽に根差した通好みの音楽性で活動していたミラーさんが、自身のバンドを率いて「Frankie Miller Band」名義で1974年に発表した『The Rock』は、まさにアメリカのルーツ音楽への憧憬を色濃く感じさせるブルースロック~スワンプ・ロックの名盤です!
バンド編成ならではのロック色を強めたサウンドの全編においてギターを担当しているのは、グリースバンドやウイングスなどの活動で知られる名手ヘンリー・マックロウさん。
重厚なブラス・サウンドやコーラスを導入し、サザン・ソウルやカントリー・ロック、R&Bにゴスペルなどを織り交ぜつつ、あくまでブリティッシュ流儀のサウンドへと仕上げているのが特徴的なのですね。
ミラーさんの大迫力のボーカルの素晴らしさは言うまでもなく、最高にソウルフルでカッコいい。
2021年には最新のリマスター、ボーナストラック追加したバージョンで再リリースされていますから、ぜひチェックしてみてくださいね。
コミュニケDire Straits

「コミュニケ」(Communiqué)は、イギリスのロック・バンド、ダイアー・ストレイツが1979年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
「悲しきサルタン」の大ヒットで一役スーパーバンドとなったダイアー・ストレイツ。
マーク・ノップラーのストラトキャスターを指で弾く独特のトーンと、ブルージーなフレーズに酔いしれてしまうアルバム。
Walkin’ BluesThe Butterfield Blues Band
ロックの歴史に詳しい方であれば、新進気鋭のフォーク歌手として高い人気を誇っていた若き日のボブ・ディランさんが、1965年に行われた「ニューポート・フォーク・フェスティバル」でエレクトリック・ギターを手に取ったパフォーマンスを披露、大論争を巻き起こした歴史的な事実はよくご存じでしょう。
そのバックバンドとして演奏していたのが、今回紹介しているポール・バターフィールド・ブルース・バンドです。
法律家の息子でクラシック音楽のフルートを学んだ経歴を持ちながら、ブルースに憧れを抱いていたポール・バターフィールドさんを中心として結成された彼らは、白人の鳴らすホワイトブルースの先駆的な存在です。
1966年にリリースされた彼らの代表作『East-West』は、黒人のリズム隊による本格的なグルーブ、エルヴィン・ビショップさんとマイク・ブルームフィールドさんという名手によるギター、情感豊かなブルースハープとソウルフルなボーカルが素晴らしいケミストリーを生み出し、ジャズやインド音楽の要素も盛り込むなどの意欲的なブルースロックの傑作となっておりますよ。
【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(71〜80)
ダウン・バイ・ザ・ジェティDr.Feelgood

ダウン・バイ・ザ・ジェティ – Down By The Jettyは、1975年にイギリスのロックバンド、ドクター・フィールグッド(Dr.Feelgood)がリリースしたファーストアルバム。
ギタリストのウイルコ・ジョンソンのピックを使わないカッティング奏法は、当時話題となった。
Fly Like an EagleSteve Miller Band

髪を振り乱してギターを弾き倒すジャケット・カバーのデザインが実にカッコいいですね!
幼少期からギターを習い、若くしてセミプロのミュージシャンとして活躍していたスティーヴ・ミラーさんが、1966年にサンフランシスコで結成したスティーヴ・ミラー・バンドの代表作の1つである『Fly Like An Eagle』を紹介します。
『鷹の爪』という邦題でも知られている本作は1976年に発表、世界中で400万枚をこえる売上を記録した大ヒット作。
もともとブルースを愛し、マディ・ウォーターズさんなどの著名なブルース・マンのバッキングを担当するなどの経歴を持つミラーさんが本作で作り上げたサウンドは、ブルースはもちろんスペースロックやサイケ、カントリーにR&Bなどあらゆるジャンルを内包し、それでいてアルバム全体としての統一感のある見事な1枚です。
表題曲をはじめとして大ヒットしたシングル曲だけでなく、哀愁のハーモニカが際立つルーツ色の強い『Sweet Maree』などの曲がきっちり収録されているのもポイントですね。
I Can’t Keep From Crying”The Blues Project

1966年11月に発売されたThe Blues Projectの2枚目のアルバム『Projections』は、ブルースロックの歴史に燦然と輝く名盤となりました。
本作収録の楽曲は、喪失と孤独をテーマに深い感情を込めて描かれており、ブルースの伝統とサイケデリックな要素が見事に融合しています。
Al Kooperさんの特徴的なヴォーカルとエネルギッシュなアレンジが印象的で、バンド全体の情緒的な演奏が聴く者の心を揺さぶります。
ブルース、ジャズ、フォーク、ソウルなど多様な音楽性を持ち合わせた本作は、当時のカウンターカルチャーと密接に結びつき、革新的なサウンドで音楽ファンを魅了しました。
心に響く歌詞と演奏を求める方、60年代の音楽に興味がある方にぜひおすすめしたい一枚です。
El jardinero (Temprano amaneció)Pescado Rabioso

アルゼンチンが誇るロック・バンド、Pescado Rabiosoのデビュー・アルバム『Desatormentándonos』は、1972年9月にリリースされた名盤です。
ブルースロックを基調としながらも、サイケデリックな要素やハードロックの力強さを併せ持つ革新的なサウンドが特徴。
Luis Alberto Spinettaさんの深みのあるリリックと革新的な音楽性が、当時のアルゼンチンの若者たちの心を掴みました。
本作には、庭師の視点から社会の不条理を描いた楽曲が収録されており、その歌詞は人間の努力が環境や自然の力によって無に帰す現実を象徴しています。
音楽と社会を深く考えたい方、そして南米ロックの真髄に触れたい方にぜひおすすめしたい1枚です。
Kiedy byłem małym chłopcemBreakout

ポーランドのブルースロック界に深い足跡を残した名盤『Blues』。
1971年にリリースされたこのアルバムは、Breakoutの代表作として今なお多くのファンに愛されています。
収録曲の1つは、父と子の対話を通じて人生の価値観を探る深い内容で、聴く人の心に強く響きます。
力強いギターリフと感情豊かなボーカルが絶妙に調和し、ブルースの魂とロックのエネルギーが融合した珠玉の1枚。
音楽を通じて人生を見つめ直したい方、心に響く歌詞と演奏を求める方におすすめです。
ポーランドの音楽シーンに革命をもたらした本作は、ブルースロックファン必聴の逸品と言えるでしょう。
未来の子供達The Steve Miller Band

「未来の子供達」(Children of the Future)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、スティーヴ・ミラー・バンドが1968年に発表した初のスタジオ・アルバム。
ボズ・スキャッグスがメンバーに加わり、シンプルで幻想的な作品。
おわりに
ブルースというジャンルに何となく苦手意識を持たれていた方であっても、今回紹介した音楽史に残るブルースロックの名盤の数々を聴けば、その影響力の大きさに驚かれたのではないでしょうか。
聴き込んでいくうちに、日ごろ聴いているロックの中でもブルースの息吹が感じ取れるようになるかもしれませんよ!


