【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
ブルースロックと呼ばれるジャンルは、文字通りブルースをバックグラウンドに持つロックの音楽スタイルの1つです。
ブルースの本場、アメリカの偉大なブルースマンに憧れたイギリスのミュージシャンたちが始めたとされており、後にアメリカでもブルースロックを鳴らすバンドが現れます。
そのジャンル自体は熱心な音楽ファンでないとあまり縁がないものかもしれませんが、実際には音楽好きならずとも聴いたことのあるくらいに有名なバンドやアーティストがブルースの影響を受け、自分たちなりのロックとして鳴らしているのですよ。
今回は、そんなブルースロックの基本的な名盤をご紹介!
本領発揮とも言えるライブ盤、そして近年リリースされた作品も含めて選出致しました。
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【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(51〜60)
I Got My Mojo WorkingAlexis Korner’s Blues Incorporated

ブルースロック、というジャンルにおいてアレクシス・コーナーさんの名前を挙げないわけにはいきません。
1928年生まれのコーナーさんは、その功績から「ブリティッシュ・ブルースの父」とも呼ばれ、イギリスのブルースロックの発展のみならず、ジャック・ブルースさんやチャーリー・ワッツさん、ブライアン・ジョーンズさんなど世界的に有名となるミュージシャンが、無名時代にコーナーさんのバンドに参加していたことも含めて、ロックの歴史において非常に重要な役割を果たした存在でもあるのですね。
そんなコーナーさんが1962年にリリースしたアルバム『R&B from the Marquee』は、商業的に大きなインパクトを残したというわけではありませんが、まさにブリティッシュ・ブルースの始まりを告げる作品の1つと言えます。
無観客のクラブで録音されたという本作は、トラディショナルなナンバーのカバー曲からオリジナル曲まで、ブルースを基調としながらもジャズ的な要素も感じ取れ、まさに英国式のR&Bの魂が宿った作品となっていますよ。
英国ロックの歴史を知る上でも、ぜひ!
スローハンドEric Clapton

「スローハンド」(Slowhand)は、エリック・クラプトンが1977年に発表したアルバム。
題名になっているスローハンドは、凄い音が鳴っているのに余り指が動いていないように見えることから、当時、スローハンドと呼ばれたらしい。
安心して聴けるアルバム。
Stop Messin’ RoundFleetwood Mac

フリートウッド・マックというバンドに対して、グラミー賞の受賞やロックの殿堂入りなど輝かしい経歴を誇り、代表作の『噂』のような洗練されたソフトロックで特大ヒットを飛ばした……といったイメージが浮かび上がる方であれば、今回紹介しているアルバム『Mr. Wonderful』を聴いたらきっと驚かれることでしょう。
1967年にイギリスで結成されたフリートウッド・マックは、ジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズのメンバーでもあったギタリストのピーター・グリーンさん、ドラマーのミック・フリートウッドさんを中心として結成され、初期はグリーンさんのギターを軸としたブルースロックを鳴らしておりました。
1968年に発表された通算2枚目のアルバムとなる『Mr. Wonderful』は、そんな彼らのブルースへの憧れを全面に押し出したサウンドで構成されており、2本のギターによる泣きのプレイが英国ブルース魂の何たるかを示しています。
ホーン・セクションが絡む楽曲もあって、聴きやすい1枚ではないでしょうか。
ちなみに、ジャケットに映っている半裸の男性はミック・フリートウッドさんその人です!
The WeightMike Bloomfield

「フィルモアの奇蹟」(The Live Adventures of Mike Bloomfield and AlKooper)は、マイク・ブルームフィールドとアル・クーパーが1969年に発表したライブ・アルバム(フィルモア・ウェストでのライブの模様)。
即興演奏で、フリーに表現して観客と共に盛り上がっていく様は、ブルース・ロックの醍醐味と言える。
Bridge of SighsROBIN TROWER

奇跡のようなギターサウンドとメロディ、深い絶望を描く歌詞が聴く者の心を捉えて離しません。
1974年4月にリリースされたアルバム『Bridge of Sighs』は、ロビン・トロワーさんのソロキャリア2作目にして最大の代表作となりました。
全米チャートで7位を記録し、1年近くチャートインし続けた本作は、まさにブルースロックの金字塔と呼ぶにふさわしい1枚です。
ジミ・ヘンドリックスを彷彿とさせる圧倒的なギタープレイと、ジェームス・デュアーさんの力強いボーカルが絶妙なバランスで融合し、聴く者を別世界へと誘います。
ブルースの哀愁とロックの激しさが融合した本作は、心に深い傷を負った人や、人生の岐路に立つ人にこそ聴いてほしい1枚です。
【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(61〜70)
コミュニケDire Straits

「コミュニケ」(Communiqué)は、イギリスのロック・バンド、ダイアー・ストレイツが1979年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
「悲しきサルタン」の大ヒットで一役スーパーバンドとなったダイアー・ストレイツ。
マーク・ノップラーのストラトキャスターを指で弾く独特のトーンと、ブルージーなフレーズに酔いしれてしまうアルバム。
Mystic EyesThem

今回載せている動画を見ていると、メンバーの若さとルーツ音楽を荒々しく昇華したサウンドにあらためて驚かされますね!
北アイルランド出身のゼムは、偉大なシンガーソングライターとして多くのミュージシャンから尊敬を集めるヴァン・モリソンさんが在籍していたバンドです。
モリソンさんの力強く豊かな表現力を持ったソウルフルな歌声は「ブルー・アイド・ソウル」と呼ばれ、1960年代の英国ロックを語る上では欠かせない、モッズ~ブリティッシュ・ビートの重要なバンドとして人気を博しました。
そんな彼らが1964年にリリースしたファースト・アルバム『Angry Young Them』は、タイトル通り若者らしいエモーションが爆発した見事なデビュー作であり、ブルース・ロックやオルガン・ガレージといった音に目がない方であれば確実に気に入るであろう1枚です。
同時代のストーンズやアニマルズといったバンドと比べても、オリジナル曲が多いというのは特筆すべき点でしょうね。
名曲『Gloria』を含む6局がモリソンさんによるオリジナル作であり、この時点でのソングライターとしての才能がすでに芽生えている、ということにあらためて驚かされます。
もちろん、スタンダードナンバーのカバー曲もいい味を出しています!
ぶっつぶせ!―1971北区公会堂Live村八分

ぶっつぶせ!
―1971北区公会堂Live―(2010年3月24日)は、日本のロックバンド村八分のアルバム。
ライブを中心に活動を続け、攻撃的な歌詞や、ユーモラスなMCが特徴。
熱いブルース・ロック魂は聴くものの心を揺さぶり熱くさせる。
ダウン・バイ・ザ・ジェティDr.Feelgood

ダウン・バイ・ザ・ジェティ – Down By The Jettyは、1975年にイギリスのロックバンド、ドクター・フィールグッド(Dr.Feelgood)がリリースしたファーストアルバム。
ギタリストのウイルコ・ジョンソンのピックを使わないカッティング奏法は、当時話題となった。
The RockFrankie Miller

スコットランド出身のフランキー・ミラーさんは、そのハスキーでソウルフルな歌声で1970年代を中心に人気を博したブルーアイドソウル系のシンガーソングライターです。
ルーツ音楽に根差した通好みの音楽性で活動していたミラーさんが、自身のバンドを率いて「Frankie Miller Band」名義で1974年に発表した『The Rock』は、まさにアメリカのルーツ音楽への憧憬を色濃く感じさせるブルースロック~スワンプ・ロックの名盤です!
バンド編成ならではのロック色を強めたサウンドの全編においてギターを担当しているのは、グリースバンドやウイングスなどの活動で知られる名手ヘンリー・マックロウさん。
重厚なブラス・サウンドやコーラスを導入し、サザン・ソウルやカントリー・ロック、R&Bにゴスペルなどを織り交ぜつつ、あくまでブリティッシュ流儀のサウンドへと仕上げているのが特徴的なのですね。
ミラーさんの大迫力のボーカルの素晴らしさは言うまでもなく、最高にソウルフルでカッコいい。
2021年には最新のリマスター、ボーナストラック追加したバージョンで再リリースされていますから、ぜひチェックしてみてくださいね。
Walkin’ BluesThe Butterfield Blues Band
ロックの歴史に詳しい方であれば、新進気鋭のフォーク歌手として高い人気を誇っていた若き日のボブ・ディランさんが、1965年に行われた「ニューポート・フォーク・フェスティバル」でエレクトリック・ギターを手に取ったパフォーマンスを披露、大論争を巻き起こした歴史的な事実はよくご存じでしょう。
そのバックバンドとして演奏していたのが、今回紹介しているポール・バターフィールド・ブルース・バンドです。
法律家の息子でクラシック音楽のフルートを学んだ経歴を持ちながら、ブルースに憧れを抱いていたポール・バターフィールドさんを中心として結成された彼らは、白人の鳴らすホワイトブルースの先駆的な存在です。
1966年にリリースされた彼らの代表作『East-West』は、黒人のリズム隊による本格的なグルーブ、エルヴィン・ビショップさんとマイク・ブルームフィールドさんという名手によるギター、情感豊かなブルースハープとソウルフルなボーカルが素晴らしいケミストリーを生み出し、ジャズやインド音楽の要素も盛り込むなどの意欲的なブルースロックの傑作となっておりますよ。
Sultans of SwingDire Straits

パンク全盛の1977年ロンドンで結成され、流行に流されないルーツ志向のサウンドで成功を収めたダイアー・ストレイツ。
マーク・ノップラーさんの語りかける歌と卓越したギターが魅力ですね!
そんな彼らが1978年に発表、バンドの名を世界に知らしめたデビュー作『Dire Straits』を紹介します。
発売当初は静かなスタートでしたが、シングルのヒットとともに人気を獲得、米英でダブル・プラチナに輝くロングセラーとなりました。
ブルースやカントリーを消化しつつも、英国的な湿り気と知性を感じさせるアンサンブルは、デビュー作とは思えない完成度を誇っています。
派手な音圧よりも、ギターの繊細なタッチや物語性をじっくり味わいたい方には、たまらない1枚となることでしょう。
I Can’t Keep From Crying”The Blues Project

1966年11月に発売されたThe Blues Projectの2枚目のアルバム『Projections』は、ブルースロックの歴史に燦然と輝く名盤となりました。
本作収録の楽曲は、喪失と孤独をテーマに深い感情を込めて描かれており、ブルースの伝統とサイケデリックな要素が見事に融合しています。
Al Kooperさんの特徴的なヴォーカルとエネルギッシュなアレンジが印象的で、バンド全体の情緒的な演奏が聴く者の心を揺さぶります。
ブルース、ジャズ、フォーク、ソウルなど多様な音楽性を持ち合わせた本作は、当時のカウンターカルチャーと密接に結びつき、革新的なサウンドで音楽ファンを魅了しました。
心に響く歌詞と演奏を求める方、60年代の音楽に興味がある方にぜひおすすめしたい一枚です。
Fly Like an EagleSteve Miller Band

髪を振り乱してギターを弾き倒すジャケット・カバーのデザインが実にカッコいいですね!
幼少期からギターを習い、若くしてセミプロのミュージシャンとして活躍していたスティーヴ・ミラーさんが、1966年にサンフランシスコで結成したスティーヴ・ミラー・バンドの代表作の1つである『Fly Like An Eagle』を紹介します。
『鷹の爪』という邦題でも知られている本作は1976年に発表、世界中で400万枚をこえる売上を記録した大ヒット作。
もともとブルースを愛し、マディ・ウォーターズさんなどの著名なブルース・マンのバッキングを担当するなどの経歴を持つミラーさんが本作で作り上げたサウンドは、ブルースはもちろんスペースロックやサイケ、カントリーにR&Bなどあらゆるジャンルを内包し、それでいてアルバム全体としての統一感のある見事な1枚です。
表題曲をはじめとして大ヒットしたシングル曲だけでなく、哀愁のハーモニカが際立つルーツ色の強い『Sweet Maree』などの曲がきっちり収録されているのもポイントですね。
Baby Please Don’t Leave MeBuddy Guy

エリック・クラプトンさんやジミ・ヘンドリックスさんら多くのロック・ギタリストに多大な影響を与えた、シカゴ・ブルース界の生ける伝説バディ・ガイさん。
数多くの名盤を残すガイさんが、キャリアの転換点として2001年に発表したのが本作『Sweet Tea』です。
いつもの都会的なシカゴ・スタイルからあえて離れ、ミシシッピ州北部のヒル・カントリー・ブルースという土着的な音楽に深く傾倒した内容となっているのが特徴ですね。
ジュニア・キンブロウさんの楽曲などを取り上げ、重厚で粘り気のある反復グルーヴと、ガイさんのむき出しのギター・プレイが融合したサウンドは圧巻の一言。
グラミー賞にもノミネートされた本作は、ブルースの深淵に触れたい方や、骨太なロック・サウンドを求める方にぜひ聴いていただきたい名盤ですよ。


