ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
ブルースロックと呼ばれるジャンルは、文字通りブルースをバックグラウンドに持つロックの音楽スタイルの1つです。
ブルースの本場、アメリカの偉大なブルースマンに憧れたイギリスのミュージシャンたちが始めたとされており、後にアメリカでもブルースロックを鳴らすバンドが現れます。
そのジャンル自体は熱心な音楽ファンでないとあまり縁がないものかもしれませんが、実際には音楽好きならずとも聴いたことのあるくらいに有名なバンドやアーティストがブルースの影響を受け、自分たちなりのロックとして鳴らしているのですよ。
今回は、そんなブルースロックの基本的な名盤をご紹介!
本領発揮とも言えるライブ盤も含めて選出致しました。
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ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(41〜50)
Bridge of SighsROBIN TROWER

奇跡のようなギターサウンドとメロディ、深い絶望を描く歌詞が聴く者の心を捉えて離しません。
1974年4月にリリースされたアルバム『Bridge of Sighs』は、ロビン・トロワーさんのソロキャリア2作目にして最大の代表作となりました。
全米チャートで7位を記録し、1年近くチャートインし続けた本作は、まさにブルースロックの金字塔と呼ぶにふさわしい1枚です。
ジミ・ヘンドリックスを彷彿とさせる圧倒的なギタープレイと、ジェームス・デュアーさんの力強いボーカルが絶妙なバランスで融合し、聴く者を別世界へと誘います。
ブルースの哀愁とロックの激しさが融合した本作は、心に深い傷を負った人や、人生の岐路に立つ人にこそ聴いてほしい1枚です。
ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(51〜60)
Mystic EyesThem

今回載せている動画を見ていると、メンバーの若さとルーツ音楽を荒々しく昇華したサウンドにあらためて驚かされますね!
北アイルランド出身のゼムは、偉大なシンガーソングライターとして多くのミュージシャンから尊敬を集めるヴァン・モリソンさんが在籍していたバンドです。
モリソンさんの力強く豊かな表現力を持ったソウルフルな歌声は「ブルー・アイド・ソウル」と呼ばれ、1960年代の英国ロックを語る上では欠かせない、モッズ~ブリティッシュ・ビートの重要なバンドとして人気を博しました。
そんな彼らが1964年にリリースしたファースト・アルバム『Angry Young Them』は、タイトル通り若者らしいエモーションが爆発した見事なデビュー作であり、ブルース・ロックやオルガン・ガレージといった音に目がない方であれば確実に気に入るであろう1枚です。
同時代のストーンズやアニマルズといったバンドと比べても、オリジナル曲が多いというのは特筆すべき点でしょうね。
名曲『Gloria』を含む6局がモリソンさんによるオリジナル作であり、この時点でのソングライターとしての才能がすでに芽生えている、ということにあらためて驚かされます。
もちろん、スタンダードナンバーのカバー曲もいい味を出しています!
ダウン・バイ・ザ・ジェティDr.Feelgood

ダウン・バイ・ザ・ジェティ – Down By The Jettyは、1975年にイギリスのロックバンド、ドクター・フィールグッド(Dr.Feelgood)がリリースしたファーストアルバム。
ギタリストのウイルコ・ジョンソンのピックを使わないカッティング奏法は、当時話題となった。
The RockFrankie Miller

スコットランド出身のフランキー・ミラーさんは、そのハスキーでソウルフルな歌声で1970年代を中心に人気を博したブルーアイドソウル系のシンガーソングライターです。
ルーツ音楽に根差した通好みの音楽性で活動していたミラーさんが、自身のバンドを率いて「Frankie Miller Band」名義で1974年に発表した『The Rock』は、まさにアメリカのルーツ音楽への憧憬を色濃く感じさせるブルースロック~スワンプ・ロックの名盤です!
バンド編成ならではのロック色を強めたサウンドの全編においてギターを担当しているのは、グリースバンドやウイングスなどの活動で知られる名手ヘンリー・マックロウさん。
重厚なブラス・サウンドやコーラスを導入し、サザン・ソウルやカントリー・ロック、R&Bにゴスペルなどを織り交ぜつつ、あくまでブリティッシュ流儀のサウンドへと仕上げているのが特徴的なのですね。
ミラーさんの大迫力のボーカルの素晴らしさは言うまでもなく、最高にソウルフルでカッコいい。
2021年には最新のリマスター、ボーナストラック追加したバージョンで再リリースされていますから、ぜひチェックしてみてくださいね。
コミュニケDire Straits

「コミュニケ」(Communiqué)は、イギリスのロック・バンド、ダイアー・ストレイツが1979年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
「悲しきサルタン」の大ヒットで一役スーパーバンドとなったダイアー・ストレイツ。
マーク・ノップラーのストラトキャスターを指で弾く独特のトーンと、ブルージーなフレーズに酔いしれてしまうアルバム。
ぶっつぶせ!―1971北区公会堂Live村八分

ぶっつぶせ!
―1971北区公会堂Live―(2010年3月24日)は、日本のロックバンド村八分のアルバム。
ライブを中心に活動を続け、攻撃的な歌詞や、ユーモラスなMCが特徴。
熱いブルース・ロック魂は聴くものの心を揺さぶり熱くさせる。
Fly Like an EagleSteve Miller Band

髪を振り乱してギターを弾き倒すジャケット・カバーのデザインが実にカッコいいですね!
幼少期からギターを習い、若くしてセミプロのミュージシャンとして活躍していたスティーヴ・ミラーさんが、1966年にサンフランシスコで結成したスティーヴ・ミラー・バンドの代表作の1つである『Fly Like An Eagle』を紹介します。
『鷹の爪』という邦題でも知られている本作は1976年に発表、世界中で400万枚をこえる売上を記録した大ヒット作。
もともとブルースを愛し、マディ・ウォーターズさんなどの著名なブルース・マンのバッキングを担当するなどの経歴を持つミラーさんが本作で作り上げたサウンドは、ブルースはもちろんスペースロックやサイケ、カントリーにR&Bなどあらゆるジャンルを内包し、それでいてアルバム全体としての統一感のある見事な1枚です。
表題曲をはじめとして大ヒットしたシングル曲だけでなく、哀愁のハーモニカが際立つルーツ色の強い『Sweet Maree』などの曲がきっちり収録されているのもポイントですね。





