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ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム

ブルースロックと呼ばれるジャンルは、文字通りブルースをバックグラウンドに持つロックの音楽スタイルの1つです。

ブルースの本場、アメリカの偉大なブルースマンに憧れたイギリスのミュージシャンたちが始めたとされており、後にアメリカでもブルースロックを鳴らすバンドが現れます。

そのジャンル自体は熱心な音楽ファンでないとあまり縁がないものかもしれませんが、実際には音楽好きならずとも聴いたことのあるくらいに有名なバンドやアーティストがブルースの影響を受け、自分たちなりのロックとして鳴らしているのですよ。

今回は、そんなブルースロックの基本的な名盤をご紹介!

本領発揮とも言えるライブ盤も含めて選出致しました。

ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(41〜50)

天の守護神Santana

「天の守護神」(Abraxas)は、サンタナが1970年に発表した通算2作目のアルバム。

ラテンとブルースを融合させた独自の音楽を展開して、成功を収めたサンタナのセカンドアルバム。

ブラック・マジックウーマンは全米4位のヒットを記録。

ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(51〜60)

コミュニケDire Straits

Dire Straits  Angel of Mercy ~ Communiqué
コミュニケDire Straits

「コミュニケ」(Communiqué)は、イギリスのロック・バンド、ダイアー・ストレイツが1979年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。

「悲しきサルタン」の大ヒットで一役スーパーバンドとなったダイアー・ストレイツ。

マーク・ノップラーのストラトキャスターを指で弾く独特のトーンと、ブルージーなフレーズに酔いしれてしまうアルバム。

ぶっつぶせ!―1971北区公会堂Live村八分

ぶっつぶせ!

―1971北区公会堂Live―(2010年3月24日)は、日本のロックバンド村八分のアルバム。

ライブを中心に活動を続け、攻撃的な歌詞や、ユーモラスなMCが特徴。

熱いブルース・ロック魂は聴くものの心を揺さぶり熱くさせる。

The Angry Young Them

Mystic EyesThem

Them – Mystic Eyes/Gloria (Music Hall de France, 1965)
Mystic EyesThem

今回載せている動画を見ていると、メンバーの若さとルーツ音楽を荒々しく昇華したサウンドにあらためて驚かされますね!

北アイルランド出身のゼムは、偉大なシンガーソングライターとして多くのミュージシャンから尊敬を集めるヴァン・モリソンさんが在籍していたバンドです。

モリソンさんの力強く豊かな表現力を持ったソウルフルな歌声は「ブルー・アイド・ソウル」と呼ばれ、1960年代の英国ロックを語る上では欠かせない、モッズ~ブリティッシュ・ビートの重要なバンドとして人気を博しました。

そんな彼らが1964年にリリースしたファースト・アルバム『Angry Young Them』は、タイトル通り若者らしいエモーションが爆発した見事なデビュー作であり、ブルース・ロックやオルガン・ガレージといった音に目がない方であれば確実に気に入るであろう1枚です。

同時代のストーンズやアニマルズといったバンドと比べても、オリジナル曲が多いというのは特筆すべき点でしょうね。

名曲『Gloria』を含む6局がモリソンさんによるオリジナル作であり、この時点でのソングライターとしての才能がすでに芽生えている、ということにあらためて驚かされます。

もちろん、スタンダードナンバーのカバー曲もいい味を出しています!

ダウン・バイ・ザ・ジェティDr.Feelgood

ダウン・バイ・ザ・ジェティ – Down By The Jettyは、1975年にイギリスのロックバンド、ドクター・フィールグッド(Dr.Feelgood)がリリースしたファーストアルバム。

ギタリストのウイルコ・ジョンソンのピックを使わないカッティング奏法は、当時話題となった。

The Rock

The RockFrankie Miller

スコットランド出身のフランキー・ミラーさんは、そのハスキーでソウルフルな歌声で1970年代を中心に人気を博したブルーアイドソウル系のシンガーソングライターです。

ルーツ音楽に根差した通好みの音楽性で活動していたミラーさんが、自身のバンドを率いて「Frankie Miller Band」名義で1974年に発表した『The Rock』は、まさにアメリカのルーツ音楽への憧憬を色濃く感じさせるブルースロック~スワンプ・ロックの名盤です!

バンド編成ならではのロック色を強めたサウンドの全編においてギターを担当しているのは、グリースバンドやウイングスなどの活動で知られる名手ヘンリー・マックロウさん。

重厚なブラス・サウンドやコーラスを導入し、サザン・ソウルやカントリー・ロック、R&Bにゴスペルなどを織り交ぜつつ、あくまでブリティッシュ流儀のサウンドへと仕上げているのが特徴的なのですね。

ミラーさんの大迫力のボーカルの素晴らしさは言うまでもなく、最高にソウルフルでカッコいい。

2021年には最新のリマスター、ボーナストラック追加したバージョンで再リリースされていますから、ぜひチェックしてみてくださいね。

Projections

I Can’t Keep From Crying”The Blues Project

1966年11月に発売されたThe Blues Projectの2枚目のアルバム『Projections』は、ブルースロックの歴史に燦然と輝く名盤となりました。

本作収録の楽曲は、喪失と孤独をテーマに深い感情を込めて描かれており、ブルースの伝統とサイケデリックな要素が見事に融合しています。

Al Kooperさんの特徴的なヴォーカルとエネルギッシュなアレンジが印象的で、バンド全体の情緒的な演奏が聴く者の心を揺さぶります。

ブルース、ジャズ、フォーク、ソウルなど多様な音楽性を持ち合わせた本作は、当時のカウンターカルチャーと密接に結びつき、革新的なサウンドで音楽ファンを魅了しました。

心に響く歌詞と演奏を求める方、60年代の音楽に興味がある方にぜひおすすめしたい一枚です。