RAG MusicBlues
素敵なブルース

【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム

ブルースロックと呼ばれるジャンルは、文字通りブルースをバックグラウンドに持つロックの音楽スタイルの1つです。

ブルースの本場、アメリカの偉大なブルースマンに憧れたイギリスのミュージシャンたちが始めたとされており、後にアメリカでもブルースロックを鳴らすバンドが現れます。

そのジャンル自体は熱心な音楽ファンでないとあまり縁がないものかもしれませんが、実際には音楽好きならずとも聴いたことのあるくらいに有名なバンドやアーティストがブルースの影響を受け、自分たちなりのロックとして鳴らしているのですよ。

今回は、そんなブルースロックの基本的な名盤をご紹介!

本領発揮とも言えるライブ盤、そして近年リリースされた作品も含めて選出致しました。

【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(11〜20)

Elephant

Seven Nation ArmyThe White Stripes

The White Stripes – Seven Nation Army (Official Music Video)
Seven Nation ArmyThe White Stripes

恐ろしくシンプルなデュオながら、抜群のセンスと耳に残るギターリフで魅せるザ・ホワイト・ストライプスは、2000年代のガレージロック・ムーブメントを象徴するバンドです。

グラミー賞受賞経験もある彼らの代表作、名盤『Elephant』は2003年4月にリリースされ、ブルースロックの要素を色濃く含んだ傑作として知られています。

本作は、ゴシップや都市生活の厳しさに対する個人の抵抗を描いており、ジャックさんの経験に基づいた普遍的なメッセージが込められています。

ブルースの影響を受けつつも、独自のロックスタイルを確立した彼らの音楽は、心に響く温かさと力強さを感じさせます。

ぜひ、静かな夜にヘッドフォンで聴いてみてはいかがでしょうか。

Blues Breakers with Eric Clapton

HideawayJohn Mayall and the Bluesbreakers

HIDEAWAY (1966) by John Mayall’s Bluesbreakers- featuring Eric Clapton
HideawayJohn Mayall and the Bluesbreakers

商業的には大きな成功を成し遂げられなかったとしても、このバンドがいなかったらそのジャンルの盛り上がりはなかっただろう……という存在はいるものです。

イギリスが生んだブルースロック・バンドの代表格であるジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズは、まさにそういった偉大な存在と呼べるバンドでしょう。

エリック・クラプトンさんやジャック・ブルースさん、フリートウッド・マックを結成するピーター・グリーンさんやミック・フリートウッドとジョン・マクヴィーさんなど、そうそうたるメンバーが在籍したということだけでも、その歴史的な価値が理解できるのではないでしょうか。

幼少期からブルースに親しんでいたというジョン・メイオールさんが1963年に結成、メイオールさん以外はメンバーが流動的なバンドとして活動を始めた彼らの代表的な1枚である『Blues Breakers with Eric Clapton』は、その名の通りエリック・クラプトンさんが在籍していた時期の作品です。

思いっ切り弾きまくる60年代のクラプトンさんの名演を心行くまで楽しめる、ブルースロックというだけでなく60年代の英国ロックの名盤と言えるアルバムですよ!

Pearl

Cry BabyJanis Joplin

Janis Joplin – Cry Baby (Official Audio)
Cry BabyJanis Joplin

27歳という短い生涯を駆け抜けたジャニス・ジョプリンさんは類いまれな歌声の持ち主であり、圧巻のライブ・パフォーマンスと珠玉の作品群で音楽史にその名を永遠に刻んだロックシンガーの最高峰の1人です。

シンガーとしての強烈な存在感とは裏腹にシャイな性格の持ち主で、消えることのなかった疎外感や孤独感が彼女の歌声に宿る悲哀のブルースを保証していたのかと思うと、どうにもやりきれないですね。

とはいえ、残された映像の中では本当に楽しそうに歌っているジョプリンさんの姿も確認できますし、音楽をいかに愛し、歌う事への喜びを感じていたというのもまた事実なのだと感じます。

そんなジョプリンさんの代表作となった『Pearl』は、1971年にリリースされた名盤中の名盤です。

前年の1970年にジョプリンさんは亡くなってしまったので、遺作となってしまいました。

だからといって悲劇色だけを読み取るのではなく、全曲に込められた彼女の美しい魂のブルースを無心で味わってほしいですね。

Spooky Two

Better By You Better Than MeSpooky Tooth

Spooky Tooth – Better By You Better Than Me (The Barn 1969)‬‏
Better By You Better Than MeSpooky Tooth

英国のブルースロック・バンドには、本国よりもアメリカでヒットしたバンドというのがいくつか存在していますが、こちらのスプーキー・トゥースもそういったバンドの1つです。

後にハンブル・パイの創設メンバーとなるベーシストのグレッグ・リドリーさん、唯一のアメリカ人であり、メイン・ソングライターでもあったキーボーディストのゲイリー・ライトさんなどが在籍していたことでも知られており、世界的な成功を収めるまでには至りませんでしたが、根強い人気を誇るバンドなのですね。

そんな彼らの代表作と言えば、やはり1969年にリリースされたセカンド・アルバム『Spooky Two』でしょう。

アメリカでチャート50位内にランクイン、オランダでも大ヒットとなった本作は、ブルースロックを軸としながらも全体的にかなりヘビーなサウンドであり、ソウルフルなボーカルやゲイリーさんによる重厚なオルガン、重いギター・リフが実にカッコいい。

名曲『Better by You, Better Than Me』を、後にジューダス・プリーストがカバーしたという点も見逃せません。

ブルースロックの中でもとくにヘビーな音がお好きな方であれば、確実に気に入る1枚ですよ!

Roger the Engineer

Over Under Sideways DownThe Yardbirds

イギリスが生んだ60年代のロック・バンドを代表する存在の1つであり、あのエリック・クラプトンさんやジェフ・ベックさん、ジミー・ペイジさんといったギタリストの神様のようなプレイヤーが在籍していたことでも知られているのがヤードバーズです。

1962年の結成以来、度重なるメンバーチェンジもあり、どの時期のヤードバーズを聴くかで評価も変わってくるのですが、今回はテーマに沿ったブルースロックの名盤ということで、1966年にリリースされた『Roger the Engineer』を紹介します。

オリジナル・アルバムとしては通算2枚目となる作品で、ジェフ・ベックさんが在籍していた時期のアルバムでもあります。

ブルースへの憧れを軸としながらも、ブルースハープが鳴り響き、ベックさんのハードなギターがうなりを上げ、トラッドなフォークからインド音楽など多くの要素を盛り込んだ、実験的かつ60年代らしいサイケデリックさも兼ね備えたカッコいい1枚となっておりますよ。

『サイケデリックのエース』という邦題も、味わい深くていい感じです!

Blue Matter

Train to NowhereSavoy Brown

ここ日本ではフリートウッド・マック、そしてチキン・シャックを「三大ブルース・バンド」と呼ぶことがあり、その一角を占めるのが本稿で紹介するサヴォイ・ブラウンです。

1965年、当時18歳だったギタリストにして唯一のオリジナル・メンバーであるキム・シモンズさんを中心として結成され、長い活動歴の中で紆余曲折ありながらも一貫して「ブルース」を基盤としたサウンドを鳴らし、2020年代の今もバリバリの現役として活動を続ける生ける伝説のようなバンドなのですね。

彼らは本国イギリスよりもアメリカでの人気が高く、後にアメリカに拠点を置いて活動したということも特徴です。

そんなサヴォイ・ブラウンが1969年に発表したサード・アルバム『Blue Matter』は、初めてアメリカのチャートにランクインした彼らにとっては出世作と言える1枚。

A面の5曲がスタジオ音源、B面の3曲がライブ音源という変則的な作品となっているのも、いかにも60年代らしい雰囲気ですね。

どちらの音源もブリティッシュ・ブルースロックの粋を楽しめる逸品です!

【2026】ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(21〜30)

Sweet Tea

Baby Please Don’t Leave MeNEW!Buddy Guy

エリック・クラプトンさんやジミ・ヘンドリックスさんら多くのロック・ギタリストに多大な影響を与えた、シカゴ・ブルース界の生ける伝説バディ・ガイさん。

数多くの名盤を残すガイさんが、キャリアの転換点として2001年に発表したのが本作『Sweet Tea』です。

いつもの都会的なシカゴ・スタイルからあえて離れ、ミシシッピ州北部のヒル・カントリー・ブルースという土着的な音楽に深く傾倒した内容となっているのが特徴ですね。

ジュニア・キンブロウさんの楽曲などを取り上げ、重厚で粘り気のある反復グルーヴと、ガイさんのむき出しのギター・プレイが融合したサウンドは圧巻の一言。

グラミー賞にもノミネートされた本作は、ブルースの深淵に触れたい方や、骨太なロック・サウンドを求める方にぜひ聴いていただきたい名盤ですよ。