陽気な国ブラジルの音楽といえば、サンバやボサノヴァを連想する方が多いでしょう。
でも実は、多種多様なジャンルのバンドを抱える音楽大国なのです!
1970年代のプログレバンドからヘヴィメタル、ハードコア、オルタナ、ポストロックまで、とても幅広い音楽性を持ったミュージシャンが活躍しています。
そこで今回の記事では時代を超えて愛される伝説的なバンドから、今この瞬間も注目を集める新進気鋭のバンドまで、ブラジル音楽の奥深さを堪能できる素晴らしいバンドたちをご紹介していきますね!
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Carry OnAngra

祖国ブラジルの情熱と哀愁をメタルサウンドに昇華させた、サンパウロ出身の至宝アングラ。
1991年の結成以来、彼らはパワーメタルに民族音楽やクラシックを融合させる独創的なスタイルで、世界中のファンを魅了してきました。
1993年に世に出たデビューアルバム『Angels Cry』は、日本だけで90万枚を売り上げるという衝撃的な記録を樹立。
続く名盤『Holy Land』では、壮大なオーケストラと民族楽器を取り入れ、唯一無二の音楽世界を確立しました。
テクニカルな演奏とドラマティックなメロディが織りなす音の物語に、心を揺さぶられた方も多いのではないでしょうか?
既存のメタルの枠を超えた、芸術的で感動的な体験を求めるあなたにピッタリのバンドです。
Roots Bloody RootsSepultura

ヘヴィメタルの常識を根底から覆した、ブラジル・ベロオリゾンテ出身のセパルトゥラ!
1984年の結成以来、デス/スラッシュメタルを基盤にしながら、グルーヴメタルやワールドミュージックへと音楽性を大胆に拡張させてきました。
1996年の名盤『Roots』は、ブラジル先住民のリズムを取り入れた画期的なサウンドで、その後の音楽シーンに絶大な影響を与えましたよね。
全世界で2000万枚以上のセールスを誇り、MTVに「史上最も重要な90年代のヘヴィメタルバンド」とまで言わしめた彼らの音楽は、まさに唯一無二の存在感を放ちます。
固定観念を打ち破る革新的なサウンドを求める方や、音楽で異文化の魂に触れたい方にとって、彼らの音楽は最高の体験となるでしょう!
Let’s Make Love and Listen to Death From AboveCSS

「セクシーでいることに飽きた」という挑発的なバンド名、一度聞いたら忘れられないインパクトがありますよね。
ブラジル出身のCSSは、インディーロックにエレクトロやダンスパンクを融合させたサウンドで、サンバの国というイメージを覆すクールな魅力を放っています。
2006年に名盤『Cansei de Ser Sexy』で世界デビューを果たすと、NME誌の年間ベストアルバムで5位に選ばれるなど、批評家たちを唸らせました。
ゲーム『FIFA 12』に楽曲が採用されたことでも知られています。
ステージ上で楽器を交換し、観客を巻き込むエネルギッシュなライブはまさに狂騒のパーティー!
底抜けにハッピーでダンサブルな音楽を探しているなら、彼女たちのサウンドに身を任せてみてはいかがでしょうか?
A Minha MeninaOs Mutantes

常識をひっくり返すような音楽体験、してみたくありませんか?
ブラジルの伝説的バンド、オス・ムタンチスは、陽気なラテン音楽というイメージを鮮やかに覆してくれますよ。
1966年に結成され、サイケデリック・ロックの先駆者として活躍。
軍事政権下の1960年代、彼らの実験的で風刺に富んだサウンドは、文化的な抵抗そのものでした。
1968年発表のデビューアルバム『Os Mutantes』は、後年Rolling Stone誌ブラジル版で高く評価されるなど、その革新性は時代を超えて輝いています。
手作りエフェクターから生まれる摩訶不思議な音の世界は、一度ハマったら抜け出せないかも。
固定観念を壊す衝撃を求める方にこそ聴いてほしいバンドです!
Solidão de VoltaTerno Rei

サンパウロの街並みが目に浮かぶような、都会的でセンチメンタルなサウンドを奏でるブラジルの4人組がテルノ・レイです。
彼らの音楽は、インディー・ロックを基盤にシュゲイザーやドリーム・ポップの要素が溶け込んだ、どこか内省的で美しい響きが特徴なんですよね。
2010年頃の結成後、バンドの評価を決定づけたのが2019年リリースの名盤『Violeta』。
この作品は国内メディアから「年間第2位のアルバム」と絶賛されるなど、大きな注目を集めました。
Lollapaloozaのような大きな舞台にも立つ彼らの楽曲は、聴く人の孤独にそっと寄り添ってくれるはずです。
物憂げな気分の夜に、浮遊感のある洗練された音の世界に浸りたい、そんな方にぴったりのバンドではないでしょうか?
Pontos de ExclamaçãoJovem Dionisio

幼馴染ならではの息の合ったアンサンブルで、ブラジル音楽の新たな魅力を教えてくれるのがインディー・ポップバンドのジョヴェン・ディオニジオです。
2019年に結成された彼らの音楽は、優雅で少し気だるい南国の空気感をまとった心地よいサウンドが魅力!
2022年リリースの名盤『Acorda, Pedrinho』は、同年のMultishowブラジル音楽アワードで5部門にノミネートされるなど、彼らの才能を世に知らしめました。
地元のバーの店主からバンド名をつける遊び心も、彼ららしくて素敵ですよね。
リラックスできるのに自然と体が揺れるオーガニックなグルーヴは、きっとあなたの日常に彩りを加えてくれるはず。
心地よい音楽に浸りたい、そんな気分の日にぴったりかもしれませんね。
Seed of DeathNervosa

サンパウロから世界に咆哮を放つ、パワフルなオール女性スラッシュ/デスメタルバンドがネルヴォサです。
彼女たちの音楽の核にあるのは、政治や社会の不平等に対する痛烈なメッセージ!
SlayerやSepulturaを思わせる猛烈なスピードと攻撃性を武器に、その怒りをサウンドに叩きつけているんです。
2014年のデビューから一貫した姿勢を貫き、2021年のアルバム『Perpetual Chaos』はドイツ公式チャート18位を記録する快挙を達成しました。
度重なるメンバー交代の嵐を乗り越え、創設者プリカ・アラマルさんを中心に進化し続ける姿は、バンドの強靭さそのもの。
社会と向き合うヘヴィな音楽を探している方にとって、これ以上ない存在かもしれませんね。